2025年初頭に開催された「ミニ四駆グランプリ2025ニューイヤー」は、ミニ四駆ファンにとって年始の一大イベントでした。1月から2月にかけて、仙台・東京・愛媛・熊本の全国4会場で行われたこの大会では、2025年の干支「巳(蛇)」をテーマにした「Wonderful Slither CIRCUIT 2025」というユニークなコースが用意されました。
本記事では、ミニ四駆グランプリ2025ニューイヤーの開催概要から、注目のコースレイアウト、各セクションの攻略法、参加クラスごとのルール、会場限定商品の情報まで、大会に関する情報を網羅的に解説します。これから開催されるスプリング大会に向けたヒントも含め、マシンセッティングのポイントをわかりやすくお伝えします。
記事のポイント!
- ミニ四駆グランプリ2025ニューイヤーの開催概要と日程
- 「Wonderful Slither CIRCUIT 2025」のコースレイアウトと攻略法
- 各参加クラスのルールとモーター使用制限について
- 今後のスプリング大会に向けた準備と情報
ミニ四駆 ニューイヤー 2025の開催概要と特徴
- ミニ四駆 ニューイヤー 2025は1月から2月までの全国4会場で開催されたイベント
- ミニ四駆 ニューイヤー 2025のコースは干支「巳」をテーマにした「Wonderful Slither CIRCUIT 2025」
- ミニ四駆 ニューイヤー 2025の参加クラスと参加費はニーズに合わせて選択可能
- ミニ四駆 ニューイヤー 2025のトライアル・ジュニアクラスはモーター使用に制限あり
- ミニ四駆 ニューイヤー 2025の東京大会は品川シーサイドで1月25日・26日に開催
- ミニ四駆 ニューイヤー 2025の仙台大会はサンフェスタで1月18日・19日に開催
ミニ四駆 ニューイヤー 2025は1月から2月までの全国4会場で開催されたイベント
ミニ四駆グランプリ2025ニューイヤーは、タミヤが主催する2025年最初の公式大会として、1月から2月にかけて全国4会場で開催されました。独自調査の結果、具体的な開催日程と会場は以下の通りです。
- 1月18日(土):仙台大会前日走行会(サンフェスタ・仙台市若林区)
- 1月19日(日):仙台大会(サンフェスタ・仙台市若林区)
- 1月25日(土):東京大会D(品川シーサイド・東京都品川区)
- 1月26日(日):東京大会(品川シーサイド・東京都品川区)
- 2月8日(土):愛媛大会前日走行会(テクノポート今治・愛媛県今治市)
- 2月9日(日):愛媛大会(テクノポート今治・愛媛県今治市)
- 2月15日(土):熊本大会前日走行会(グリーンランド・熊本県荒尾市)
- 2月16日(日):熊本大会(グリーンランド・熊本県荒尾市)
注目すべきは、東京大会以外の会場では本戦前日に「前日走行会」が設けられていたという点です。これは参加者がコースに慣れる貴重な機会となりました。また、各会場への参加申し込みは、タミヤホームページ内のWebフォームから事前に行う必要があり、開催日の約1ヶ月前から受付が開始されていました。
大会情報を逃さないためには、「ミニ四駆【タミヤ】公式X(旧Twitter)」をフォローして最新情報をチェックすることが重要です。参加希望者は申し込み開始のアナウンスを見逃さないよう注意しましょう。
ミニ四駆 ニューイヤー 2025のコースは干支「巳」をテーマにした「Wonderful Slither CIRCUIT 2025」
2025年のニューイヤー大会のコース名は「Wonderful Slither CIRCUIT 2025」と命名されました。このネーミングには、2025年の干支である「巳(蛇)」が反映されています。「Slither(スリザー)」とは蛇が滑るように進む様子を表す英単語で、コースレイアウトにも蛇をイメージさせる曲線的なセクションが多く取り入れられていました。
コースの特徴としては、比較的コースアウト率が低いスピード重視の設計になっていた点が挙げられます。一部の参加者からは「ノーブレーキで完走可能」との声も聞かれましたが、実際には特定のセクションでは注意が必要でした。
コースには「ドラゴンバック」「スロープ(XL)のぼり」「ローリングライズ&フォール」など、技術的なセクションが配置されていました。特に「ローリングライズ→ルーズロード」のセクションは、上り傾斜とコーナーの組み合わせにより、マシンの挙動が不安定になりやすく、多くの参加者を悩ませる難所となっていました。
全体的に見ると、2025年のニューイヤーコースは、スピードを活かしつつも一部の技術的セクションで差がつく、バランスの取れたレイアウトだったと言えるでしょう。
ミニ四駆 ニューイヤー 2025の参加クラスと参加費はニーズに合わせて選択可能
ミニ四駆グランプリ2025ニューイヤーでは、参加者のレベルや年齢に合わせて5つの参加クラスが用意されていました。各クラスの概要と参加費は以下の通りです。
クラス名 | 参加費 | 特徴 |
---|---|---|
ジュニアクラス | 無料 | 子供向け。モーター使用制限あり |
ファミリークラス | 無料 | 家族での参加を想定 |
オープンクラス | 500円 | 制限が少なく自由度の高いクラス |
トライアルクラス | 500円 | モーター使用制限あり |
チャンピオンズ | 500円 | 上級者向け |
参加費無料のジュニアクラスとファミリークラスは、ミニ四駆を始めたばかりの子供や家族連れが気軽に参戦できるよう配慮されていました。一方、オープンクラス、トライアルクラス、チャンピオンズは各500円の参加費が必要でしたが、より本格的なレース環境が用意されていました。
特筆すべきは東京大会の開催形式で、土曜日と日曜日の2日間に分けて開催され、参加者は自分の参加クラスによって参加日を選択するか、指定された日に参加する形式になっていました。これにより参加者の集中を分散させ、より快適な大会運営が実現していたようです。
リアルタイムでの参加が難しい方のために、全会場でのレースはYouTubeのタミヤ公式チャンネルでライブ配信されていたことも特筆すべき点です。配信はアーカイブとしても残るため、後から自分のレースを確認したり、他の参加者のマシン設定を研究したりする貴重な資料になっています。
ミニ四駆 ニューイヤー 2025のトライアル・ジュニアクラスはモーター使用に制限あり
ミニ四駆グランプリ2025ニューイヤーのトライアルクラスとジュニアクラスでは、使用できるモーターに制限が設けられていました。具体的には、「チューン系モーターのみ」の使用に限定され、以下のモーターのみが使用可能でした。
【片軸シャーシ用(MS、FM、VS等)】
- ノーマルモーター
- トルクチューン2(旧トルクチューンも可)
- レブチューン2(旧レブチューンも可)
- アトミックチューン2(旧アトミックチューンも可)
【両軸シャーシ用(MA等)】
- ノーマルモーター
- トルクチューン2PRO
- レブチューン2PRO
- アトミックチューン2PRO
この制限により、ハイパーダッシュモーターやマッハダッシュモーターなどの「ダッシュ系モーター」は使用できなくなりました。これはジャパンカップ2024から導入された制限で、特にジュニアクラスでは比較的新しいルールとなっています。
この制限の目的は、参加者間のマシン性能差を縮小し、より技術とセッティングのスキルが問われるレース環境を作ることにあると考えられます。また、初心者にとっても参加しやすい環境づくりにつながっているでしょう。
一方、オープンクラスやチャンピオンズクラスでは、ミニ四駆公認競技会規則で認められている全てのモーターが使用可能でした。これにより上級者は自分の好みに合わせた高性能モーターを選択することができ、各クラスに応じた楽しみ方が可能となっていました。
ミニ四駆 ニューイヤー 2025の東京大会は品川シーサイドで1月25日・26日に開催
ミニ四駆グランプリ2025ニューイヤーの東京大会は、1月25日(土)と26日(日)の2日間にわたり、品川シーサイドフォレスト(東京都品川区)で開催されました。東京大会の特徴として、他の地方大会とは異なり「前日走行会」が設けられず、代わりに「D」日(25日)と本戦日(26日)の2日間に分けて開催された点が挙げられます。
東京大会当日は、独自調査によると強風の影響でイベント運営に一部支障が出たようです。物販の設営・開設が遅れる場面があり、会場の雰囲気も鬱蒼としていたという声もありました。これは品川会場が高層ビルに囲まれているという立地条件も影響していた可能性があります。
会場では「再チャレンジ」制度が導入されており、初回の走行で結果が芳しくなかった参加者に再度チャレンジする機会が提供されていました。この制度は特に東京大会において重要で、前日練習会がない分、参加者にとって貴重な走行機会となっていました。
会場限定商品としては「DCR-01(デクロス-01)ブルーメッキボディ(MAシャーシ)」が1,430円(税込)で販売されていました。人気商品だったようで、一部転売目的と思われる大量購入も見られたとの報告もあります。
東京大会の混雑具合や参加者の熱気については、YouTubeでのライブ配信アーカイブでも確認することができ、会場の雰囲気を感じることができます。
ミニ四駆 ニューイヤー 2025の仙台大会はサンフェスタで1月18日・19日に開催
ミニ四駆グランプリ2025ニューイヤーの最初の大会となった仙台大会は、1月18日(土)に前日走行会、19日(日)に本戦が、サンフェスタ(仙台市若林区)で開催されました。ニューイヤー大会のオープニングを飾るこの大会は、2025年最初の公式大会として多くの参加者が集まりました。
仙台大会の特徴として、前日走行会が設けられていた点が挙げられます。これは東京大会にはない特典で、参加者が本戦前日にコースを試走できる貴重な機会となりました。前日走行会への参加も事前申し込みが必要で、本戦とは別に参加費が必要でした。
「Wonderful Slither CIRCUIT 2025」のコースレイアウトが初めてお披露目されたのもこの仙台大会でした。参加者たちは2025年の干支「巳」をテーマにした蛇行するコースと、技術的なセクションの攻略に挑戦しました。
仙台大会の様子はYouTubeのタミヤ公式チャンネルでライブ配信され、現地に行けなかったファンも大会の熱気を味わうことができました。また、配信はアーカイブとして残されているため、後から見返すことも可能です。
仙台大会の結果や優勝者のマシンセッティングは、その後の愛媛大会や熊本大会の参加者にとって貴重な参考情報となりました。特に「ローリングライズ→ルーズロード」など難所の攻略法については、仙台大会の上位入賞者のセッティングが注目されていたようです。
ミニ四駆 ニューイヤー 2025のコース攻略とセッティング
- ミニ四駆 ニューイヤー 2025のコースレイアウトは「ドラゴンバック」など難所が点在
- ミニ四駆 ニューイヤー 2025の「ドラゴンバック」攻略にはブレーキ調整がポイント
- ミニ四駆 ニューイヤー 2025の「スロープ(XL)のぼり」はストレートが長く安定走行が可能
- ミニ四駆 ニューイヤー 2025の「ローリングライズ→ルーズロード」は最も警戒すべきセクション
- ミニ四駆 ニューイヤー 2025と2024年の大会との違いと改良点
- ミニ四駆 ニューイヤー 2025での会場限定商品や物販情報
- まとめ:ミニ四駆 ニューイヤー 2025は蛇をテーマにした多彩なコースと多様なクラス参加で楽しめるイベント
ミニ四駆 ニューイヤー 2025のコースレイアウトは「ドラゴンバック」など難所が点在
「Wonderful Slither CIRCUIT 2025」のコースレイアウトは、全体的にはスピードを活かせる設計でありながら、要所に難所が配置された挑戦的なコースでした。このコースの特徴を詳しく見ていきましょう。
コース全体のイメージとしては、2025年の干支「巳」にちなんで蛇のような曲線的なセクションが多く、流れるような走行が求められるレイアウトになっていました。比較的コースアウト率が低い設計だったため、一部の参加者からは「スピードコース」と評されることもありました。
主なセクションとしては、「ドラゴンバック」「スロープ(XL)のぼり」「ローリングライズ&フォール」などが配置されていました。これらのセクションがコース内に絶妙に配置されることで、単純なスピード勝負ではなく、セッティングの妙が問われるレイアウトとなっていました。
特筆すべきは「ローリングライズ→ルーズロード」のセクションで、最内レーンの上り傾斜とカーブの組み合わせが多くのマシンを苦しめていました。このセクションは約135度のコーナー後半が上り傾斜となっており、上りながらのコーナリングで遠心力との戦いを強いられる難所でした。
コースは全体的に見ればノーブレーキでの走行も可能でしたが、ハイパーダッシュやマッハダッシュのような高性能モーターを使用した場合は、一部セクションでのブレーキ調整が勝負を分ける要素となっていました。そのため、参加クラスやモーターの選択によってセッティングの方向性が大きく変わる興味深いコース設計だったと言えます。
ミニ四駆 ニューイヤー 2025の「ドラゴンバック」攻略にはブレーキ調整がポイント
「Wonderful Slither CIRCUIT 2025」のコースに配置された「ドラゴンバック」は、多くの参加者が警戒したセクションの一つでした。このセクションの特徴と攻略法を詳しく見ていきましょう。
ドラゴンバックは、コース上に配置された複数の隆起(こぶ)を連続して乗り越えていくセクションです。今回のニューイヤー大会のコースには、2つのドラゴンバックが連続して配置されていました。注目すべきは、最近のジャパンカップ2024で多くの参加者を苦しめた「デジタルドラゴンバック(ダブルバウシング)」ではなく、比較的シンプルな通常のドラゴンバックだった点です。
しかし、シンプルとはいえ油断はできません。特に高性能モーターを使用する場合、1つ目のドラゴンバックをノーブレーキで通過すると、勢いよく飛び過ぎてしまい、マシンの腹が2つ目のドラゴンバックのこぶに激突してコースアウトするリスクがありました。
攻略のポイントは、使用するモーターに応じたブレーキ調整にあります。トルクチューン2やレブチューン2などのチューン系モーターを使用する場合は、ノーブレーキでの走行も可能ですが、マッハダッシュなどの高性能モーターを使用する場合は、「微弱のブレーキ」を設置することが重要でした。
具体的なブレーキのセッティングとしては、ドラゴンバック手前に小さなブレーキパーツを配置し、飛距離を抑える工夫が効果的でした。ただし、ブレーキを強くし過ぎると全体的な速度が落ちてしまうため、最小限のブレーキで飛距離だけを調整するバランス感覚が求められました。
「ミニ四駆 超速ガイド2022」などの専門書にもドラゴンバックの攻略法が紹介されており、参考にした参加者も多かったようです。複数回の試走で最適なブレーキ位置と強さを見極めることが、安定した走行につながりました。
ミニ四駆 ニューイヤー 2025の「スロープ(XL)のぼり」はストレートが長く安定走行が可能
「Wonderful Slither CIRCUIT 2025」に配置された「スロープ(XL)のぼり」は、過去の大会でも登場した上り坂セクションの一種で、「アイガーEVO.上り」と同様のセクションでした。このセクションの特徴と攻略法を詳しく解説します。
「スロープ(XL)のぼり」は、急な上り坂を上ったあとにストレートへと続くセクションです。過去の大会では、このセクションの上り直後で多くのマシンが大きく飛び上がり、コースアウトする事態が頻発していました。しかし、今回のニューイヤー大会のコース設計では、スロープ直後のストレートがかなり長めに設計されていたため、比較的安定した走行が可能でした。
特にジュニアクラスやトライアルクラスなど、チューン系モーターに限定されたクラスでは、このセクションはノーブレーキでも余裕で通過できる傾向がありました。むしろ、ストレートを飛び越えてコースアウトする方が難しいレイアウトになっていたようです。
しかし、オープンクラスやチャンピオンズクラスなど、マッハダッシュモーターなどの高性能モーターを使用できるクラスでは、勢いよく上りきったマシンが飛び過ぎてコースアウトするリスクがありました。そのため、高性能モーターを使用する場合は、「ドラゴンバック」と同様に微弱のブレーキセッティングが効果的でした。
セッティングのポイントとしては、フロントアンダーガードやリアアンダーガードの調整によって、上り坂後の着地姿勢を安定させることが重要でした。また、シャーシのたわみを適度に抑える補強も効果的で、マシンの安定性と速度のバランスを取ることが勝利の鍵となっていました。
前日走行会や再チャレンジの機会を活用して、自分のマシンにぴったりのセッティングを見つけることができた参加者が好成績を収めていたようです。
ミニ四駆 ニューイヤー 2025の「ローリングライズ→ルーズロード」は最も警戒すべきセクション
「Wonderful Slither CIRCUIT 2025」の中で、多くの参加者が最も苦戦したと報告されているのが「ローリングライズ→ルーズロード」のセクションです。このセクションの難易度と最適な攻略法を詳しく解説します。
「ローリングライズ→ルーズロード」は、直近のジャパンカップ2024で登場した「ハリケーンコイル」に類似するセクションでしたが、さらに難易度が高まった設計となっていました。このセクションの最大の特徴は、レーンごとに高低差があり、特に最内レーンが上り傾斜となっている点です。
最も警戒すべきは最内レーンの「ローリングライズ(1/2)(上り)」からの「ルーズロード」への移行部分でした。ここでは約135度の急なコーナーがあり、そのコーナー後半が上り傾斜になっているという難所です。上り傾斜とコーナーの遠心力が組み合わさることで、マシンの挙動が非常に不安定になりやすく、多くのマシンがコースアウトしていました。
さらに難しいのは、上りコーナーを抜けた直後に「ルーズロード」が控えていた点です。「ルーズロード」単体なら難易度は高くないのですが、すでに不安定な状態のマシンがこのセクションに突入することで、さらに挙動が乱れ、コースアウトにつながるケースが多発していました。
この難所の攻略において最も重要なのが「右側ローラー」のセッティングでした。「ローリングライズ上り」でマシンが浮き上がらないようにするための対策が必須となっていました。具体的には、右側に適切なローラーを配置し、コーナリング時の接地性と安定性を確保することが重要でした。
直近の大会に参加していた人なら、ジャパンカップ2024の「ハリケーンコイル」やミニ四駆グランプリ2024の「ドラゴンコイル」と同様の対策が有効でした。「ミニ四駆 超速ガイド2024」に掲載されているミニ四駆グランプリ2024スプリングの入賞マシンのセッティングを参考にすることも攻略の近道だったようです。
このセクションを安定して通過できるかどうかが、大会での成績を大きく左右する要素となっていました。
ミニ四駆 ニューイヤー 2025と2024年の大会との違いと改良点
ミニ四駆グランプリ2025ニューイヤー大会と、前年の2024年大会を比較すると、いくつかの違いや改良点が見受けられました。これらの変化は大会の運営やコース設計、参加者のエクスペリエンスに影響を与えていました。
まず、コースレイアウトについては、2025年のコースは「Wonderful Slither CIRCUIT 2025」と名付けられ、2025年の干支「巳」をテーマにしていました。一方、2024年のコースは別のテーマとコンセプトで設計されていましたが、いくつかのセクションには継続性も見られました。例えば、「ドラゴンバック」や「ローリングライズ」などのセクションは形を変えつつも両年の大会で採用されていました。
2025年のコース特徴としては、難所となるセクションの組み合わせ方に工夫が見られました。特に「ローリングライズ→ルーズロード」のような複合的な難所は、直近のジャパンカップ2024の「ハリケーンコイル」を進化させたような設計で、参加者に新たな課題を提供していました。
また、参加クラスについては、2025年のニューイヤー大会ではトライアルクラスとジュニアクラスでのモーター使用制限が明確化されました。特にジュニアクラスでチューン系モーターのみの使用に限定されたのは、ジャパンカップ2024から導入された比較的新しいルールでした。
運営面では、「再チャレンジ」制度が導入・定着しており、初回の走行で結果が芳しくなかった参加者に再度チャレンジする機会が提供されていました。この制度は特に東京大会など前日練習会がない会場では重要な要素となっていました。
さらに、YouTubeでのライブ配信が全会場で実施されるようになり、大会の様子をリアルタイムで視聴できる環境が整備されました。これにより、会場に来られないファンも大会の熱気を感じることができ、また参加者も後から自分のレースを確認できるという利点がありました。
物販については、「DCR-01(デクロス-01)ブルーメッキボディ(MAシャーシ)」などの会場限定商品が販売され、コレクターからの注目を集めていました。このような会場限定アイテムの提供は、参加者のモチベーション向上にも寄与していたようです。
全体として、2025年のニューイヤー大会は前年の経験を活かしつつ、新たな要素を取り入れることで、参加者にとってより充実した大会となっていたと言えるでしょう。
ミニ四駆 ニューイヤー 2025での会場限定商品や物販情報
ミニ四駆グランプリ2025ニューイヤー大会では、各会場で特別な物販が行われ、特に会場限定商品が多くのファンの関心を集めていました。これらの物販情報について詳しく見ていきましょう。
最も注目を集めていた会場限定商品は「DCR-01(デクロス-01)ブルーメッキボディ(MAシャーシ)」で、価格は1,430円(消費税10%込)でした。このブルーメッキボディは通常のDCR-01と異なり、メッキ加工が施された特別仕様となっており、コレクターにとって魅力的なアイテムでした。
しかし、東京大会では強風の影響で物販設営が遅れるなどのトラブルがあったとの報告もあります。また、一部の限定商品については、転売目的と思われる大量購入も見られたようです。会場によっては購入制限が設けられていなかったため、欲しい人に行き渡らないケースもあったとのコメントもありました。
会場では、アウトレット販売も行われており、旧型キットなどが特別価格で提供されていました。例えば、「前ゼンキッシュ ボディーパーツ」や「アゼンテアメリカン ボディーパーツ」などの1990年代の製品が販売され、懐かしさを感じる参加者も多かったようです。これらの旧型ボディパーツはポリスチレン樹脂製(PS表記)という今では珍しい素材で作られており、コレクターにとって貴重なアイテムとなっていました。
参加者への参加賞としては、オリジナルボディが配布されていたようです。その中には「サンダーショット」と思われるボディも含まれていました。これらの参加賞は、後日の改造やカスタマイズの素材として活用されることも多いようです。
物販コーナーの運営については、一部のスタッフが商品の詳細を把握していないケースもあったようで、参加者からは「スタッフの商品知識に差がある」との指摘もありました。特に人気商品や旧型商品については、詳しい説明が求められることも多かったようです。
会場限定商品や特別販売は、大会参加の魅力の一つとなっており、純粋にレースに参加する目的以外にも、これらの限定アイテムを求めて会場を訪れるファンも少なくないようです。今後の大会でも、こうした物販の充実が期待されています。
まとめ:ミニ四駆 ニューイヤー 2025は蛇をテーマにした多彩なコースと多様なクラス参加で楽しめるイベント
最後に記事のポイントをまとめます。
- ミニ四駆グランプリ2025ニューイヤーは1月から2月にかけて仙台・東京・愛媛・熊本の全国4会場で開催された
- コース名は「Wonderful Slither CIRCUIT 2025」で2025年の干支「巳(蛇)」をテーマにしたレイアウト
- 参加クラスは無料のジュニア・ファミリークラスと500円のオープン・トライアル・チャンピオンズクラスの5種類
- トライアルクラスとジュニアクラスではチューン系モーターのみ使用可能という制限あり
- 東京大会は前日走行会がなく土日2日間の開催、他会場は前日走行会付きの2日間開催
- 「ドラゴンバック」は連続配置されており、高性能モーター使用時は微弱ブレーキが必要
- 「スロープ(XL)のぼり」は直後のストレートが長く設計され、比較的安定した走行が可能
- 「ローリングライズ→ルーズロード」は最も難度の高いセクションで右側ローラーの調整が重要
- ライブ配信が全会場で実施され、参加者もファンも大会の様子をリアルタイムや後から確認可能
- 会場限定商品として「DCR-01ブルーメッキボディ」などが販売され、参加賞としてオリジナルボディも配布
- 「再チャレンジ」制度により初回走行で結果が振るわなかった参加者に再度のチャンス提供
- 今後のスプリング大会は3月から開催され、引き続き蛇をテーマにした「Winding OROCHI CIRCUIT2025」が使用される予定