ミニ四駆をやっていると必ず直面するのがタイヤ選びの問題。特に小径タイヤは競技シーンで多くのトップレーサーが採用している重要パーツです。でも「なぜ小径タイヤが選ばれるのか」「どんなメリットがあるのか」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、独自調査の結果をもとに小径タイヤの定義から種類、メリット・デメリット、最適なセッティングまで徹底解説します。小径タイヤが「単純に勝っている人がみんな使っている」という理由だけでなく、物理的にも優位性がある理由が分かります。初心者からベテランまで、自分のマシンに最適な小径タイヤを選ぶための知識を身につけましょう。
記事のポイント!
- 小径タイヤとは何か、そのサイズと特徴を理解できる
- 小径タイヤがレースで選ばれる理論的な理由が分かる
- 目的に合わせた小径タイヤの選び方とおすすめ商品が分かる
- 小径タイヤを活かすセッティングのポイントが理解できる

ミニ四駆の小径タイヤとは何か
- 小径タイヤの定義はタイヤ直径が約24mmであること
- 小径タイヤが人気の理由は安定性と加速性能の高さ
- 小径タイヤの特徴は低重心と初期加速の良さにある
- 小径タイヤのメリットは安定したコーナリングが可能であること
- 小径タイヤのデメリットは最高速度が伸びにくいこと
- 小径タイヤの種類と選び方は目的によって異なる
小径タイヤの定義はタイヤ直径が約24mmであること
ミニ四駆の小径タイヤは、その名の通り直径が小さいタイヤを指します。独自調査によると、小径タイヤの直径は約24mm程度です。これは現代のミニ四駆で使われるタイヤの中でも最も小さいサイズに分類されます。
タミヤの公式ラインナップでは、「ローフリクション小径ナロータイヤ(24mm)」や「スーパーハード小径ナロータイヤ(24mm)」などが代表的な小径タイヤ商品です。これらの商品名にも直径サイズが明記されていることから、24mm前後が小径タイヤの標準サイズであることが分かります。
小径タイヤの次に大きいサイズは「中径」と呼ばれ、直径約26mm程度のものを指します。そして最も大きいサイズは「大径」で、直径約31mm程度あります。ミニ四駆のタイヤは基本的にこの3種類のサイズに分類されることが多いです。
ちなみに「小径」という表記がなく、単に「ローハイトタイヤ」などと表記されている場合は、基本的に「中径」に分類されることが多いようです。この点は初心者が混乱しやすいポイントの一つなので注意が必要です。
また、「ローハイト」という表記がある場合とない場合でもホイールの直径が変わってくることがありますが、これはタイヤの厚みに関する表記であり、タイヤ自体の外径とは別の概念です。ローハイトタイヤは薄型設計で、同じ直径でも車高が低くなる特徴があります。
小径タイヤが人気の理由は安定性と加速性能の高さ
ミニ四駆のレース上位に入るマシンを観察すると、小径タイヤを装着しているマシンが圧倒的に多いことが分かります。独自調査によると、表彰台に上がるマシンのうち、24mm以上のタイヤ(中径以上)を装着しているマシンは10台に1台程度しかなく、優勝マシンにおいてはほぼゼロだそうです。
この現象は単なる流行ではなく、小径タイヤが持つ物理的な優位性に起因しています。小径タイヤを使うことで車体の重心が下がり、ジャンプや急なコーナーでも安定した走行が可能になります。これは他のタイヤサイズでは得られない大きなメリットです。
また、小径タイヤの使用は情報共有の面でも優位性があります。「勝ち方を知っている人に教わることができるなら、小径マシンを持っているほうが情報がより共有しやすい」と現役レーサーも指摘しています。強豪レーサーの多くが採用している装備なので、セッティングの参考にできる情報も豊富なのです。
確かに少数派でオリジナリティを追求するのもミニ四駆の楽しみ方の一つですが、真剣に競技として取り組む場合は、効率的にノウハウを吸収できる環境を選ぶことも重要です。小径タイヤはそのような意味でも初心者からベテランまで幅広く使われています。
上級者の中には「タイヤの大きさはマシンコンセプトの根っこの部分」と考え、小径が苦手だからといって敬遠していると「永久にトップの走りに近づくことはできない」と指摘する声もあります。それほど小径タイヤは現代のミニ四駆レースにおいて重要な位置を占めているのです。
小径タイヤの特徴は低重心と初期加速の良さにある

小径タイヤの最大の特徴は、車体の重心位置を下げる効果があることです。例えば、一般的な26mmタイヤのマシンと比較すると、小径タイヤ(24mm)を使用した場合、車高が約2mm下がることになります。
この2mmという差は一見わずかに思えるかもしれませんが、実際にはマシンの走行安定性に大きな影響を与えます。独自調査によると、シャーシ、電池、モーターの合計重量は約65gにもなり、マシン全体重量(約150g)の半分近くを占めています。この重量物が2mm下がることで、マシン全体のバランスが劇的に改善されるのです。
低重心化の効果は振り子運動を例に考えるとわかりやすいでしょう。メトロノームは重りを下に下げるとテンポが上がり、振り子運動の距離が縮まります。同様に、ミニ四駆も重心が下がると、全方向への傾きが小さくなります。
走行時のマシンの傾きの支点はタイヤとローラーです。重心が下がることで、タイヤにとってはよりフラットに近い位置に重量物が配置され、ローラーにとってはリフト力に対抗する重量配分となります。これにより、コーナリングやジャンプでの姿勢が安定し、「きれいに飛べる」走行が可能になります。
実際のレース現場では、プラボディを使ったマシンがジャンプで安定せず完走できなかった例があります。しかし、ボディを約20gの重いものから約7gの軽量なものに交換しただけで安定完走するようになったそうです。これも重心位置の調整による効果と言えるでしょう。小径タイヤによる低重心化はそれと同様の効果をより効率的に得られるのです。
小径タイヤのメリットは安定したコーナリングが可能であること
小径タイヤの最大のメリットは、コーナリングやジャンプなどの複雑なセクションでも安定した走行が可能な点です。独自調査によると、小径タイヤを使用することで車体の重心が下がり、マシンの傾きが抑えられるため、コースアウトするリスクが大幅に低減されます。
また、小径タイヤはトルク感が強いという特徴もあります。タイヤ径が小さいほどトルクフルな走りになるため、急な上り坂や立体的な複雑なセクションでも力強い走りを見せます。これは特に加速重視のレイアウトや技術的に難しいコースで真価を発揮します。
さらに、ダッシュ力や初速の良さも小径タイヤの大きなメリットです。タイヤの直径が小さいほど初期加速が高まるため、スタートダッシュで有利になります。レースの序盤でリードを奪いやすく、特に短いコースではその優位性が顕著に表れます。
安定性の高さは完走率の向上にも直結します。特に多くのジャンプやバンクがあるテクニカルなコースでは、マシンが安定して走ることで脱線や転倒のリスクが減り、確実にゴールを目指せます。レースでは速さと同時に確実性も重要な要素なので、この点は大きなメリットと言えるでしょう。
小径タイヤは路面との接地面積が他のサイズより小さいため、摩擦抵抗が少なくなる傾向もあります。これにより電池やモーターのパワーをより効率的に推進力に変換でき、エネルギー効率の良い走りが実現します。特に電池持ちを重視したいレースでは、この特性が有利に働くでしょう。
小径タイヤのデメリットは最高速度が伸びにくいこと
小径タイヤの最大のデメリットは、最高速度が伸びにくい点です。物理的に考えると、タイヤの直径が大きいほど1回転あたりの進む距離が長くなるため、同じモーター回転数でも大径タイヤの方が理論上は高速になります。
しかし、興味深いことに独自調査では、現代のミニ四駆のレギュレーションと立体コースのレイアウトにおいて、この最高速の不利はあまり問題にならないという見解もあります。時速35km/hまでは最高速だけを追求するセッティングでもタイムが上がりますが、36~40km/h付近でタイムの頭打ちが発生するケースが多いようです。
これは最高速を上げても加速が足りなくなったり、立体コースの難所を抜けられなくなったりするためです。一般的な小径タイヤと超速ギヤを組み合わせたマシンでも36,000rpm程度のモーターで時速35km/h以上は十分に出せるため、現実的なレース環境では最高速度の不利はそれほど大きな問題にならない場合が多いのです。
また、小径タイヤは路面の段差の影響を受けやすいというデメリットもあります。タイヤ径が小さいため、中径や大径のタイヤであれば問題なく乗り越えられる小さな段差でも引っかかってしまうことがあります。特に芝生セクションなどの凹凸が多いコースでは注意が必要です。
さらに、車高が下がることで、バンパーとコースとの距離が近くなり、ブレーキセッティングの調整がシビアになるというデメリットもあります。特にブレーキの効き具合は走行安定性に直結する重要な要素なので、小径タイヤを使う場合は細かな調整が必要になります。
しかし、これらのデメリットを考慮しても、現代のミニ四駆レースでは小径タイヤのメリットがデメリットを大きく上回ると考えられており、それが多くのトップレーサーが小径タイヤを選択する理由となっています。
小径タイヤの種類と選び方は目的によって異なる
ミニ四駆の小径タイヤには様々な種類があり、それぞれに特徴があります。代表的なものには「ローフリクション小径ナロータイヤ」「スーパーハード小径ナロータイヤ」「中空ゴム小径タイヤ」などがあります。これらは材質や硬さ、構造が異なるため、使用目的や走行するコースに合わせて選ぶことが重要です。
「ローフリクション」と名付けられたタイヤは摩擦抵抗が少なく、滑らかな走りを実現します。主に高速走行や直線が多いコースで威力を発揮します。特にナロータイプ(幅が狭いタイプ)は前輪に使用されることが多く、軽快な操作性が特徴です。タミヤの「ローフリクション小径ナロータイヤ(24mm)&カーボン強化ホイール(3本スポーク)」などが代表的な商品です。
「スーパーハード」タイプのタイヤは、その名の通り硬めの素材で作られています。耐久性に優れ、変形が少ないため安定した走行が可能です。特にグリップ力が求められるテクニカルなコースや、長時間のレースで真価を発揮します。「スーパーX・XX スーパーハード小径ナロータイヤ(24mm)&カーボン強化ホイール(3本スポーク)」などが人気商品です。
「中空ゴム小径タイヤ」は特殊な構造を持つタイヤで、タイヤ全体がへこんでサスペンション効果を生み出す中空構造になっています。ジャンプの着地やコースの継ぎ目から受けるショックを効果的に吸収して走行安定性を高める効果があります。「中空ゴム小径タイヤ(ホイール付)」などが該当します。
小径タイヤを選ぶ際は、単にサイズだけでなく、ホイールとの組み合わせも重要です。カーボン強化されたホイールは軽量で強度が高く、走行中の変形が少ないため安定性が増します。また、リバーシブル設計のアルミホイールなど、特殊なホイールも用途に応じて選べます。
初心者の方には「中径スーパーハード」タイヤが比較的手に入りやすく、性能のバランスが良いためおすすめという意見もあります。しかし、より高いパフォーマンスを求めるなら、レースの種類やコースに合わせて小径タイヤを検討することをお勧めします。

ミニ四駆の小径タイヤの使いこなし方
- ミニ四駆の小径タイヤで最速セッティングを実現するコツはブレーキ調整にある
- ミニ四駆の小径タイヤ用のスーパーハードタイプは安定走行に最適である
- ミニ四駆の小径タイヤに最適なモーターはトルク型がおすすめ
- ミニ四駆の小径タイヤとギア比の関係は加速とトップスピードのバランスが重要
- ミニ四駆の小径タイヤを使ったレース向けセッティングのポイントは低重心化すること
- ミニ四駆の小径タイヤに合わせたシャーシの調整は車高の確保が重要
- まとめ:ミニ四駆の小径タイヤは安定性と加速性能を両立するための最適解
ミニ四駆の小径タイヤで最速セッティングを実現するコツはブレーキ調整にある
小径タイヤを使用する際の最大の課題の一つは、ブレーキセッティングの調整です。タイヤの直径が小さくなることで車高が下がり、バンパーとコースの距離が近くなるため、ブレーキの調整がより繊細になります。
独自調査によると、小径タイヤを使用する場合のブレーキセッティングはシビアになる傾向があります。これは車高が低くなることでブレーキプレートがコースに接触する位置や角度が変わるためです。そのため、通常のセッティングよりも細かな調整が必要になります。
特に2mmブレーキを使用したバンクスルーが現在のトレンドと言われていますが、すべてのシャーシで無加工では実現できない場合もあります。資金や自分の得手不得手、シャーシの特性を理解した上で適切なセッティングを見つけることが重要です。
ブレーキセッティングの難易度を比較すると、一般的に中径タイヤよりも小径タイヤの方が調整が難しいとされています。しかし、大径タイヤの場合はブレーキがコースに当たらないという別の問題が生じるため、バンパーを下げるなどの追加調整が必要になります。
独自調査によれば、ブレーキセッティングのやりやすさは「中径<大径<小径」という順番になるという見解もあります。これは小径タイヤの方が車高の低さを活かしたブレーキセッティングが可能だからですが、一方で調整の繊細さも求められます。正確なブレーキセッティングができれば、小径タイヤの安定性と速さを最大限に引き出すことができるでしょう。
ミニ四駆の小径タイヤ用のスーパーハードタイプは安定走行に最適である
小径タイヤの中でも特に「スーパーハード」と名付けられたタイプは、安定した走行を実現するのに最適です。独自調査によると、この硬めのタイヤは変形が少なく、コーナリングやジャンプでも安定した姿勢を維持しやすいという特徴があります。
スーパーハードタイプの小径タイヤは、特にテクニカルなコースや立体的なレイアウトで真価を発揮します。硬い素材で作られているため、高速走行時の遠心力による変形が少なく、車体のふらつきが抑えられます。これにより、コースアウトのリスクが減少し、完走率が向上します。
タミヤから発売されている「スーパーX・XX スーパーハード小径ナロータイヤ(24mm)&カーボン強化ホイール(3本スポーク)」は、その代表的な商品です。カーボン強化されたホイールと組み合わせることで、さらに高い剛性と軽量化が実現しています。
また、「スーパーハード小径ローハイトタイヤ(26mm)&カーボン強化ホイール(Yスポーク)」も人気商品の一つです。このタイプは直径が少し大きめの26mmですが、ローハイト設計のため車高は抑えられています。そのため、小径タイヤの安定性と中径タイヤの最高速のバランスを取りたい場合におすすめです。
スーパーハードタイプのタイヤを選ぶ際は、自分のレーススタイルや参加するコースの特性に合わせて検討することが重要です。例えば、ジャンプが多いコースでは硬めのタイヤが安定しやすく、逆に滑りやすい路面では適度なグリップ力を持つタイプを選ぶと良いでしょう。
初心者からベテランまで幅広く使用されているスーパーハードタイプの小径タイヤは、「手に入りやすさ」と「性能のバランス」の良さから、多くのレーサーに支持されています。特に競技志向の強いレーサーには、まず試してみることをおすすめします。
ミニ四駆の小径タイヤに最適なモーターはトルク型がおすすめ

小径タイヤの特性を最大限に引き出すには、適切なモーターの選択が重要です。独自調査によると、小径タイヤはトルク型のモーターとの相性が良いとされています。これは小径タイヤの初期加速の良さとトルク型モーターの力強い回転がマッチするためです。
一般的に、モーターは「トルク型(低回転高トルク)」と「回転型(高回転低トルク)」に大別されます。トルク型は立ち上がりの力が強く、加速に優れる一方、回転型は最高速度が高いという特徴があります。小径タイヤは大径タイヤに比べて最高速度では不利なため、トルク型モーターと組み合わせることで加速性能を高め、その不利を補うことができます。
具体的には、タミヤのトルクチューン系モーターや、回転数が36,000rpm前後のモーターが小径タイヤとの相性が良いとされています。これらのモーターは力強い加速を生み出し、小径タイヤの特性と合わせることで、スタートダッシュやコーナー立ち上がりでのアドバンテージを得られます。
また、モーターの選択は使用するギア比やコースレイアウトによっても変わってきます。例えば、短いコースや技術的に難しいレイアウトではトルク型がより効果的ですが、長い直線が多いコースでは適度に回転数の高いモーターも検討する価値があります。
重要なのは、モーターと小径タイヤ、そしてギア比のバランスです。独自調査では、時速35km/h程度までは高回転を追求するよりも、適度なトルクを確保した方がタイムが向上するという結果も出ています。レース参加前には、自分のマシンとコースに合わせたモーターとギア比の最適な組み合わせを見つけるための走行テストを行うことをおすすめします。
ミニ四駆の小径タイヤとギア比の関係は加速とトップスピードのバランスが重要
小径タイヤを使用する際、ギア比の選択は非常に重要です。ギア比は加速性能と最高速度のバランスを決定する要素であり、小径タイヤの特性を活かすためには適切なギア比を設定する必要があります。
独自調査によると、小径タイヤは直径が小さい分、1回転あたりの進む距離が短くなります。そのため、同じモーター回転数でも大径タイヤと比較すると理論上の最高速度は低くなります。この特性を補うためには、ギア比を調整して最適なバランスを見つけることが重要です。
例えば、標準的な小径タイヤに超速ギヤ(ギア比が低いギヤ)を組み合わせると、36,000rpm程度のモーターでも十分な速度が出せます。しかし、あまりに低いギア比にすると今度は加速が犠牲になり、コーナーからの立ち上がりやジャンプ後の復帰が弱くなる可能性があります。
一般的には、小径タイヤを使用する場合、中径や大径タイヤよりもやや高めのギア比(例:4:1など)が適していることが多いようです。これにより、小径タイヤの優れた加速性と適度な最高速度のバランスが取れます。特にテクニカルなコースでは、無理に最高速度を追求するよりも、安定した加速と操作性を重視したセッティングが有効です。
ただし、コースレイアウトやモーターの特性、自分の走行スタイルによって最適なギア比は変わってきます。例えば、直線が多いコースでは低めのギア比、コーナーが多いコースでは高めのギア比というように、コース特性に合わせた調整が必要です。レース前の試走で様々なギア比を試し、自分のマシンと小径タイヤに最適な組み合わせを見つけることをおすすめします。
ミニ四駆の小径タイヤを使ったレース向けセッティングのポイントは低重心化すること
小径タイヤの最大のメリットは車体の重心を下げられることですが、このメリットを最大限に活かすには、他のパーツやセッティングも低重心化を意識することが重要です。独自調査によると、低重心化によって得られる安定性の向上は、レースでの完走率や速さに直結します。
まず重要なのは、車体全体のバランスです。小径タイヤで車高が下がった分、他のパーツの配置も見直すことで、より効果的な重心の低下が実現できます。特に電池やモーターなど重量のあるパーツの位置は、マシンの安定性に大きな影響を与えます。
例えば、バンパーをカットしたシャーシ、電池、モーターの合計重量は約65gにもなり、マシン全体重量(約150g)の半分近くを占めています。これらのパーツが低い位置にあることで、ジャンプやコーナリング時の安定性が大幅に向上します。
さらに、低重心化を意識したブレーキセッティングも重要です。小径タイヤによって車高が下がるため、ブレーキプレートの位置や角度も調整する必要があります。適切なブレーキセッティングによって、コーナーでの減速と安定性が両立できます。
また、ローラーの位置やセッティングも重要な要素です。小径タイヤに合わせてローラーの高さや角度を調整することで、コーナリング時の車体の傾きを抑え、より安定した走行が可能になります。特に立体コースでは、ローラーのセッティングがマシンの挙動に大きく影響します。
独自調査では、小径タイヤと組み合わせて使われることが多いのが「ギミックバンパー」です。これはコーナリング時の安定性を高めるため、多くのトップレーサーが採用しています。小径タイヤと適切なギミックパーツを組み合わせることで、より高度なマシンコントロールが可能になるでしょう。
ミニ四駆の小径タイヤに合わせたシャーシの調整は車高の確保が重要
小径タイヤを使用する際には、シャーシとの相性も考慮する必要があります。特に注意が必要なのは車高の問題です。独自調査によると、一部のシャーシでは小径タイヤを装着すると車高が低くなりすぎて、走行に支障をきたす場合があります。
例えば、ARシャーシは車高的に小径タイヤを履かせるのが難しいとされています。24mmより小さくなると車高が危うくなり、22mm台のタイヤは取り付け自体が困難な場合があります。この問題に対処するには、シャーシの底部(Aパーツ)を削って車高を確保するという方法があります。
具体的な加工方法としては、シャーシの底部を平らな面に両面テープで粗目のペーパー(#180程度)を貼り付けたものでこすり、削っていきます。この時、円を描くように動かすのではなく、シャーシを前後に、タイヤの回転方向で動かすことがポイントです。
この加工により、20.5mmくらいのホイールを履かせた状態で車高がゼロになるため、22.5mmのタイヤを履かせれば車高1mmを確保できるという計算になります。ただし、Aパーツを削ることで強度が落ちるというデメリットもあるため、注意が必要です。
また、モーターの保持力も弱くなる可能性があり、正転のマシンの場合、カバーが柔らかくなるとモーターが下がってくる現象が強く感じられることもあります。こうした問題に対しては、適切な補強や対策を施すことが重要です。
小径タイヤの使用を検討する際は、自分のシャーシと相性の良い小径タイヤのサイズや、必要な場合は加工方法について調査することをおすすめします。また、自分の技術レベルや目指すレベルに合わせた選択も重要です。無理に小径タイヤを使う必要はなく、自分のスタイルに合ったセッティングを見つけることが最も重要です。
まとめ:ミニ四駆の小径タイヤは安定性と加速性能を両立するための最適解
最後に記事のポイントをまとめます。
- 小径タイヤとは直径約24mm程度のタイヤであり、現代のミニ四駆で最も小さいサイズに分類される
- 小径タイヤは車体の重心を下げる効果があり、安定した走行が可能になる
- トップレーサーの多くが小径タイヤを採用している理由は物理的な優位性による
- 小径タイヤの最大のメリットは安定したコーナリングと初期加速の良さである
- デメリットとしては最高速度が伸びにくいこと、路面の段差の影響を受けやすいことが挙げられる
- 現代のミニ四駆レースでは小径タイヤのメリットがデメリットを上回ると考えられている
- 小径タイヤには「ローフリクション」「スーパーハード」「中空ゴム」など様々な種類があり、目的によって選ぶことが重要
- 小径タイヤを使用する際はブレーキセッティングの調整がシビアになるため注意が必要
- トルク型のモーターは小径タイヤとの相性が良く、加速性能を高めることができる
- ギア比の選択は小径タイヤの特性を活かすために重要であり、加速と最高速のバランスを考慮する
- レース向けセッティングでは小径タイヤの低重心効果を最大化することがポイント
- シャーシによっては小径タイヤを使用するために車高調整や加工が必要になる場合もある
- 独自調査によれば「中径スーパーハード」タイヤも手に入りやすさと性能バランスの良さから初心者におすすめ

