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ミニ四駆シャーシの種類を完全解説!初心者も迷わない最強選びのコツ‼

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ミニ四駆を始めたばかりの方や久しぶりに復帰した方にとって、「どのシャーシを選べばいいの?」という悩みは尽きないですよね。実は現在のミニ四駆には数多くのシャーシが存在し、それぞれに特徴や強みが異なります。選び方を間違えると思うような走りが実現できなかったり、改造に苦労したりすることも。

この記事では、主要なミニ四駆シャーシの種類と特徴、初心者におすすめのモデル、選び方のポイントまで詳しく解説します。VZシャーシやMAシャーシなどの最新モデルから、旧型シャーシの特徴まで網羅。あなたのレーシングスタイルに合った最適なシャーシ選びをサポートします。

記事のポイント!

  1. 現行の主要ミニ四駆シャーシ6種類の特徴と違い
  2. 初心者や復帰組におすすめのシャーシと選ぶ理由
  3. コースタイプや走行目的別のシャーシ選びのコツ
  4. シャーシの歴史と進化の流れ

ミニ四駆シャーシの種類とその特徴

  1. 現行の主要なミニ四駆シャーシは6種類ある
  2. VZシャーシは最新型で軽量かつ高剛性な設計が特徴
  3. MAシャーシは剛性と駆動効率を両立した両軸モーターモデル
  4. ARシャーシは拡張性と耐久性に優れた万能型
  5. FM-Aシャーシはフロントモーター配置で重心バランスに優れている
  6. MSシャーシは3分割構造でカスタマイズ性が高い
  7. VSシャーシは柔軟性があり高速走行時の路面追従性に優れている

現行の主要なミニ四駆シャーシは6種類ある

現在主流のミニ四駆シャーシは、主に6種類存在します。独自調査の結果、これらのシャーシは「VSシャーシ」「MSシャーシ」「スーパーXXシャーシ」「スーパーIIシャーシ」「ARシャーシ」「MAシャーシ」の6種類で、それぞれに特徴や得意なコースタイプが異なります。

この中でも特に「ARシャーシ」と「MAシャーシ」は、初心者にも扱いやすく改造もしやすいため、初めてミニ四駆を購入する方や久しぶりに復帰する方におすすめです。これらのシャーシは高い走行性能を持ちながら、改造のしやすさも兼ね備えています。

また、最新モデルとして「VZシャーシ」も登場しており、こちらも初心者向けとして高い評価を得ています。VZシャーシはVSシャーシの進化型として開発され、軽量かつ強度が高いのが特徴です。

シャーシ選びで重要なのは、モーター位置や構造、重量、剛性、拡張性などの特性です。各シャーシによってこれらの特性が異なるため、自分の走行スタイルやコース特性に合ったシャーシを選ぶことが重要になってきます。

現行の主要シャーシはいずれも第三次ブームに発売されたものや第二次ブーム後期のものが中心で、現代のレースシーンに合わせた設計になっています。旧型のシャーシと比べると、ビス穴の増加による拡張性の向上や耐衝撃性の強化が図られています。

VZシャーシは最新型で軽量かつ高剛性な設計が特徴

VZシャーシは、VSシャーシを進化させた最新型のシャーシです。独自調査によると、このシャーシは2年前に発売された最新のシャーシで、軽量かつコンパクトながらも高い効率と強度を兼ね備えています。

最大の特徴はフロントバンパーが分割式になっている点です。初心者の方はまず普通にバンパーを使用し、慣れてきたらバンパーレスセッティングにして自由度を高めるといった使い方ができます。リアローラーステーも分割式設計で、メンテナンスのしやすさも向上しています。

VSシャーシの進化型だけあって、強度よりも軽さや柔軟性を重視した設計になっています。これにより、MAやARシャーシの重さや硬さを敬遠するユーザーにとって最も使いやすい性能を発揮します。

急加速や素早い動作変更にも強く、高い拡張性を持っているため、さまざまなパーツの取り付けが可能です。ミニ四駆ランキングでも上位に位置することが多く、その人気の高さがうかがえます。

価格帯は約1,000円前後とリーズナブルな点も魅力です。ただし、標準のローラーはABS素材であり、低摩擦素材のローラーよりは摩擦抵抗が多いため、ローラーの内側にグリスを塗ることで性能向上を図るとよいでしょう。

MAシャーシは剛性と駆動効率を両立した両軸モーターモデル

MAシャーシは、MSシャーシとARシャーシの良いところを取り入れた設計が特徴です。両軸モーターを装備したダイレクトドライブ方式を採用しており、プロペラシャフトを使わない構造になっています。

このシャーシの最大の強みは、シンプルかつトラブルを防ぐ合理的な構造と全シャーシ中トップの駆動効率です。また、ARより幅広なサイドガード、多数のビス穴、豊富なカスタマイズ性など、初心者から上級者まで誰が使っても困らない高い性能を誇ります。

一体成型による駆動効率の向上とシャーシ下面のスムーズな形状は、高速走行時に大きなアドバンテージとなります。実際にノーマル同士でARとレースすれば、ダイレクトドライブの速さを実感できるでしょう。

ただし、剛性が高い分、全シャーシ中最も重くなっており、柔軟性が失われている部分があります。そのため、軽くて柔らかいシャーシに慣れ親しんだ復帰組にとっては扱いにくく感じることもあるかもしれません。

価格帯は800円~1,000円程度と手頃で、「スターターパック」という基本パーツが付属したセット商品も存在するため、0からミニ四駆を始める方にはうってつけのシャーシといえるでしょう。

ARシャーシは拡張性と耐久性に優れた万能型

ARシャーシは、片軸モーター装備シャーシの中では唯一のリヤステーを含む一体成形シャーシであり、強度の高さではMAシャーシと双璧を成します。強度と拡張性を現在のレースシーンに合わせて強化しており、駆動系の精度も高いのが特徴です。

Aパーツを装着した場合の強度は片軸シャーシ最高レベルであり、モーター・電池がシャーシ下部から交換可能な整備性の高さも魅力です。フラットな下部にエアインテイク満載な空力性能もあって、こちらもMA同様に誰が使っても困らない高性能を発揮します。

特に電池をバトン代わりにするリレーレースでの採用率は極めて高く、実用性の高さがうかがえます。シャーシの構造も走行安定性に配慮されており、初心者でも扱いやすい特性を持っています。

一方で、シャーシ本体が立体的な形状のため、ボディの干渉部分が大きくなりやすいという欠点があります。ARシャーシのボディは大抵のリアモーターシャーシにそのまま搭載できますが、逆は困難を伴うことが多いです。

また、MAと同様に重くて硬いという特性があるため、その点をどう活かすかがセッティングの鍵となります。初心者から上級者まで幅広く愛用されており、拡張性、耐久性、速度のバランスが取れた万能型シャーシとして高い評価を得ています。

FM-Aシャーシはフロントモーター配置で重心バランスに優れている

FM-Aシャーシは、スーパーFMシャーシ以来実に21年ぶりとなるフロントモーターシャーシです。モーターが前方に配置されており、フロントミッドシップとして設計されています。これにより重心が前寄りになるため、コーナーやジャンプが多いテクニカルコースに適しています。

スーパーXシャーシとARシャーシを足して逆転させたような構造で、強度も精度も申し分ありません。特に駆動系の出来はすばらしく、そのままレースに出ても問題ないほどの完成度を誇ります。

リヤステーが別パーツに戻っているため、MA、ARシャーシに比べればノーマルでの強度はやや劣るものの、その分自由度は高くなっています。空力性能を追求した翼のような形状のシャーシも特徴的です。

欠点としては、カウンターギヤカバーの取り付けにコツが必要なことが挙げられますが、一度慣れてしまえば気にならなくなるでしょう。価格帯は約1,000円前後と手頃です。

フロントモーターによる独特の走行特性から、旋回性能が高く、テクニカルなコースで実力を発揮します。モーターの配置が異なると走りの特性も大きく変わるため、様々なコース形状に合わせてシャーシを使い分けるのも一つの楽しみ方です。

MSシャーシは3分割構造でカスタマイズ性が高い

MSシャーシは第三次ブームの先陣を切った革新的なシャーシです。フロント・センター・リヤの3分割方式という斬新な設計が特徴で、リヤステーが別パーツというよりはほぼ一体型で高い強度を持っています。

伝統あるシャフトドライブ方式ではなく、特注の両軸モーターを装備したダイレクトドライブ方式による駆動の効率化を実現。ビス穴が豊富なことによる拡張性の高さも魅力です。これらの特長は後に発売されるシャーシにも多かれ少なかれ活かされています。

大きな特徴として、別売りのバンパーレスユニットに交換することで無加工でバンパーレスにでき、加工が苦手な人でもセッティングの幅を広げやすい点が挙げられます。この点はVZシャーシも似ていますが、MSシャーシの場合はバンパーが完全に無い状態からMS用のFRPプレートなどを使用してバンパーを作れるため、無加工でのバンパーセッティングの自由度は現在でもトップクラスです。

一方で、剛性や駆動効率は後発の一体成型のAR、MAなどには劣るため、分割式であることのメリットを特に活かせないのであればMAに優先して使うほどの物ではないとも言えます。

現在MAを差し置いてあえてMSを使う人の多くは、分割式シャーシという特徴を利用してサスペンションやフレキのような特殊改造を比較的容易に行えるからという理由があります。実際に「MSフレキ」と呼ばれる改造シャーシが大会を席巻していることもあり、上級者におすすめできるシャーシといえるでしょう。

VSシャーシは柔軟性があり高速走行時の路面追従性に優れている

VSシャーシは後継のVZシャーシが出た後でも十分使用に値する基礎スペックを持ち、初期状態でもかなり速いのが特徴です。コンパクトな仕様で旋回性能に優れるため、セッティング次第で何をやらせてもそつなくこなせる万能シャーシといえます。

改造の腕がそこそこにある場合、スーパーXシャーシ・スーパーXXシャーシより伸び代が高いとも言われています。そのため現在でもメインシャーシとして使う人は多く、とりわけ最高速度が他のシャーシより伸びやすいので、3レーンコースを使ったフラットレースでは愛用者が非常に多いです。

基本構造はタイプ2シャーシやタイプ4シャーシとよく似ているため、一次ブーム世代が復帰しても構造の違いに戸惑うことは少なく、復帰組のユーザーにとっては構造が掴みやすいのも特長です。

シャーシ強度もスーパーXシャーシに次いで高く、スーパーTZシャーシやTZ-Xシャーシとほぼ同等とされています。ただし、数少ない弱点としてはバンパーの強度がやや低い点があり、バンパーの補強に気を使う必要があります。

VSシャーシは柔軟性に富み、高速走行時の路面追従性に優れています。駆動効率が高いため、ストレートが多いコースでのタイムアップを狙う際に最適なシャーシです。価格も手頃で入手しやすいため、多くのレーサーから支持されています。

ミニ四駆シャーシの種類と選び方

  1. 初心者におすすめのシャーシはAR、MA、FM-A、VZの4種類
  2. シャーシ選びはコースレイアウトや目的で決めるのがポイント
  3. リアモーターシャーシはスピード重視の走行が得意
  4. フロントモーターシャーシはコーナリングと安定性が高い
  5. 上級者向けのシャーシは特殊な改造が可能なMSシャーシ
  6. 初心者が避けるべきシャーシの特徴と種類
  7. まとめ:ミニ四駆シャーシの種類と特性を理解して最適な選択をしよう

初心者におすすめのシャーシはAR、MA、FM-A、VZの4種類

初心者にとって最適なシャーシ選びは、ミニ四駆を楽しむための重要なポイントです。独自調査の結果、初心者におすすめのシャーシはAR、MA、FM-A、VZの4種類であることがわかりました。これらのシャーシは「立体コース主流の時代に開発されたシャーシ」であり、現代のレースシーンに適した設計になっています。

ARシャーシとMAシャーシは、剛性が高く安定性に優れており、操作がしやすいのが特徴です。高い強度を持つため、コースアウトしても破損しにくく、初心者でも安心して使用できます。また、これらのシャーシは「スターターパック」という基本パーツが付属したセット商品も存在するため、初めからある程度の性能が確保されています。

FM-Aシャーシは、フロントモーター配置による独特のバランス感覚があり、コーナリング性能に優れています。コース内の曲がり角が多いレイアウトでは、このシャーシの特性が活かされるでしょう。

VZシャーシは最新型でありながら、扱いやすさと性能のバランスが良く取れています。特にバンパー部分が分割式になっているため、初心者でも段階的にセッティングを変更していけるのが魅力です。

これらのシャーシに共通する特徴として、キット付属のローラーの質が高いことが挙げられます。特にVZ、MA、ARシャーシは合計6個のローラーが標準装備されており、前に1段、後ろに2段というセッティングが可能です。このセッティングにより、コーナーの安定性が高まり、初心者でも安定した走行が可能になります。

シャーシ選びはコースレイアウトや目的で決めるのがポイント

ミニ四駆のシャーシを選ぶ際の重要なポイントは、「どのようなコースを走りたいのか」「どのような走りを楽しむか」を明確にすることです。コースレイアウトや走行目的によって、最適なシャーシは大きく変わってきます。

ストレートが多いコースでは、スピードを重視したVSシャーシやARシャーシが強みを発揮します。特にVSシャーシは軽量で駆動効率が高く、ストレートでのタイムアップに最適です。ARシャーシも駆動効率が良く、安定性と速度のバランスが取れています。

一方、コーナーやジャンプが多いテクニカルなコースでは、FM-Aシャーシの重心バランスが有利に働きます。前寄りの重心により、コーナリング性能が向上し、安定した走行が可能になります。

立体的なコースでは、強度と安定性に優れたMAシャーシやARシャーシが適しています。これらのシャーシは、ジャンプの着地や衝撃を受けやすいセクションでも安定した走りを維持できます。

初心者の方は、まずは汎用性の高いARシャーシやMAシャーシから始めて、徐々に自分の走行スタイルやコース特性に合わせてシャーシを選んでいくとよいでしょう。経験を積むにつれて、シャーシごとの特性の違いがわかるようになり、より適したシャーシを選べるようになります。

また、自分の技術レベルに合わせたシャーシ選びも重要です。改造の知識や経験が少ない初心者は、初期状態でも性能の高いシャーシを選ぶと良いでしょう。一方、改造を楽しみたい方は、カスタマイズ性の高いMSシャーシなどを選ぶことで、より深くミニ四駆の世界を楽しむことができます。

リアモーターシャーシはスピード重視の走行が得意

リアモーターシャーシは、その名の通りモーターが後方に配置されているシャーシタイプです。この配置の最大の特徴は、直線での加速性能と最高速度の高さにあります。代表的なリアモーターシャーシには、VZシャーシ、VSシャーシ、ARシャーシ、スーパーXXシャーシ、スーパーIIシャーシなどがあります。

リアモーターシャーシの利点は、ストレートでの速さです。モーターという重量物が後方にあることで、加速時に前輪が浮きにくく、安定した加速が可能になります。特に高速域での安定性に優れているため、ストレートが長いコースでは大きなアドバンテージとなります。

また、多くのリアモーターシャーシは片軸モーターを使用しており、プロペラシャフトでフロントへ動力を伝達する構造になっています。この構造は古くからある伝統的な方式であり、パーツの互換性や入手のしやすさという点でも優位性があります。

一方で、コーナリング性能はフロントモーターシャーシに比べるとやや劣る傾向があります。重心が後ろ寄りになるため、急激なコーナリングでは前輪が浮きやすくなることがあります。また、シャフトドライブによる駆動ロスも多少発生します。

リアモーターシャーシの中でも、ARシャーシは一体成型による高い剛性、VSシャーシは軽量で柔軟性があるという特徴があり、それぞれ異なる走行特性を持っています。スピード重視の走行を楽しみたい方や、ストレートでのタイムアップを狙いたい方には、リアモーターシャーシがおすすめです。

フロントモーターシャーシはコーナリングと安定性が高い

フロントモーターシャーシは、モーターが前方に配置されているシャーシタイプで、代表的なものにFM-Aシャーシがあります。このタイプの最大の特徴は、重心が前寄りになることによるコーナリング性能の高さと安定した走行性能です。

FM-AシャーシはスーパーFMシャーシ以来21年ぶりの新設計のフロントモーターシャーシで、現代のレース環境に適した設計が施されています。コーナーやジャンプが多いテクニカルコースにおいて、その特性を最大限に発揮します。

フロントモーターシャーシの利点は、コーナーでの安定性です。重心が前にあることでコーナーを曲がる際の挙動が安定し、コーナリング時のスピードを維持しやすくなります。また、上り坂や斜面でもグリップ力が高く、安定した走行が可能です。

さらに、フロントモーターシャーシは視認性にも優れています。モーターが前方にあることで、後方のギア周りが見やすく、メンテナンスやセッティング変更がしやすいという利点もあります。

一方で、直線での最高速度はリアモーターシャーシに比べるとやや劣る傾向があります。また、重心が前にあるため、急加速時に後輪が浮きやすくなることがあります。

コーナーの多いテクニカルなコースや、安定した走行を重視する方には、FM-Aシャーシのようなフロントモーターシャーシが適しています。初心者でも扱いやすい安定性の高さから、技術の向上と共に走りが上達しやすいという特徴もあります。

上級者向けのシャーシは特殊な改造が可能なMSシャーシ

上級者向けのシャーシとして特に注目されるのがMSシャーシです。このシャーシは3分割構造という特徴を持ち、フロント、センター、リヤをそれぞれ交換可能な設計になっています。この独特の構造により、特殊な改造が可能となり、上級者の間で高い人気を誇っています。

MSシャーシの最大の魅力は、「MSフレキ」と呼ばれる改造が可能な点です。これは分割構造を活かして、シャーシにフレキシブル性を持たせる改造方法で、路面追従性を高め、コーナーでの安定性を向上させることができます。実際にこの「MSフレキ」改造を施したマシンが大会を席巻していることもあり、競技志向の強い上級者に人気があります。

また、サスペンション機構の組み込みも比較的容易で、様々な走行条件に対応できるマシン作りが可能です。センターにモーターを搭載する独特の構造により、重量バランスも優れており、ハイレベルな改造を施すことでその性能を最大限に引き出すことができます。

ただし、MSシャーシの真価を発揮させるには、相応の知識と技術が必要です。初期状態では剛性や駆動効率は後発の一体成型のAR、MAなどに劣るため、改造なしではその性能を十分に活かせません。

したがって、MSシャーシは改造を楽しみたい上級者や、独自のセッティングを追求したい方におすすめします。特殊な改造を施すことで、オリジナリティあふれるマシンを作り出せるという点が、上級者を惹きつける大きな魅力となっています。

初心者が避けるべきシャーシの特徴と種類

初心者がミニ四駆を始める際、避けた方が良いシャーシがいくつか存在します。これらのシャーシは、扱いにくさや改造の難しさから、初心者には不向きとされています。

まず避けるべきは、第一次ブームの「タイプ系シャーシ」(タイプ1、タイプ2、タイプ3、タイプ4、タイプ5、FM、トラッキンシャーシ)です。これらのシャーシは、現行シャーシと比べて各部の作りが甘く、車高・強度・ギヤ比など基本性能の差が大きいという問題があります。具体的には、バンパーの剛性が低く、シャーシ中央の剛性も低いため、ねじれに弱いという致命的な欠点があります。

また、「ゼロシャーシ」や「TR-1シャーシ(ラジ四駆シャーシ)」も初心者には不向きです。特にTR-1シャーシは無線操縦ができるミニ四駆という画期的なシリーズ専用のシャーシですが、幅が広く旋回性能が極端に悪く、部品構成も複雑で組み立てやメンテナンスに手間がかかります。

「スーパーFMシャーシ」も初心者には不向きなシャーシの一つです。バンパーの形が強度の低いスーパー1シャーシベースである上、駆動系の出来がトップクラスに悪いという問題があります。独特な方式のスイッチも信頼性が低く、走行中に勝手にOFFになることがあるなど、使いこなすには経験が必要です。

さらに、これらの旧式シャーシは現在では入手難度が高く、交換パーツの調達も困難を極めることがあります。部品の互換性も低いため、改造やカスタマイズの幅が狭くなりがちです。

初心者の方は、前述のAR、MA、FM-A、VZなどの現行主要シャーシから選ぶことで、快適なミニ四駆ライフをスタートさせることができるでしょう。もし旧式シャーシを購入してしまった場合は、しばらくしまっておいて、上級者になってから挑戦することをおすすめします。

まとめ:ミニ四駆シャーシの種類と特性を理解して最適な選択をしよう

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. 現行の主要ミニ四駆シャーシは6種類あり、VZ、MA、AR、FM-A、MS、VSがある
  2. 初心者におすすめのシャーシはAR、MA、FM-A、VZの4種類である
  3. ARシャーシは拡張性と耐久性に優れた万能型で初心者に最適
  4. MAシャーシは両軸モーターによる高い駆動効率と剛性を両立
  5. VZシャーシは最新型で軽量かつ高剛性、フロントバンパーが分割式で拡張性に優れる
  6. FM-Aシャーシはフロントモーター配置でコーナリング性能が高い
  7. MSシャーシは3分割構造で特殊な改造が可能なため上級者に人気
  8. VSシャーシは柔軟性があり高速走行時の路面追従性に優れている
  9. シャーシ選びはコースレイアウトや走行目的に合わせて行うのが重要
  10. リアモーターシャーシはスピード重視、フロントモーターシャーシはコーナリング性能重視
  11. 初心者は旧式のタイプ系シャーシやゼロシャーシ、TR-1シャーシ、スーパーFMシャーシを避けるべき
  12. シャーシの特性を理解することで、自分の走行スタイルに合った最適なシャーシを選択できる