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ミニ四駆 GT アドバンス レギュレーション!超初心者でも分かる🔧完全ガイド‼

ミニ四駆 GT アドバンス レギュレーション!超初心者でも分かる🔧完全ガイド‼
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ミニ四駆界隈で話題の「GTアドバンス」。マニアックなミニ四駆レースの世界に、初心者でも参加しやすい新たなカテゴリーとして急速に広がっています。「実車系ボディ限定」「原則無加工」という特徴を持つこのレギュレーションは、かつて子供の頃にやっていたようなシンプルな改造でレースを楽しめるのが魅力です。

2023年末から正式に運用が始まったGTアドバンスは、現在も進化し続けています。カーボンパーツやベアリングが使えない代わりに、ドライバー人形の搭載やボディの装飾など、見た目の楽しさを重視している点も人気の理由です。本記事では、GTアドバンスの基本ルールからパーツの選び方、よくある質問まで、これから参加してみたい方に役立つ情報を詳しく解説します。

記事のポイント!

  1. GTアドバンスの基本コンセプトと公式レギュレーションの全容が分かる
  2. 使用可能なボディ、モーター、パーツの具体的なリストを確認できる
  3. 許可されている改造の範囲と禁止されている改造について理解できる
  4. 初めてGTアドバンスマシンを作る際の注意点やコツが分かる

もくじ

ミニ四駆のGT アドバンス レギュレーションとは何か

  1. GT アドバンスはミニ四駆の初心者向けレギュレーション
  2. GT アドバンスの基本コンセプトは実車系ボディと最小限の改造
  3. GT アドバンスが誕生した背景は子供たちにミニ四駆を広めるため
  4. GT アドバンスのレギュレーションのバージョンは現在1.0
  5. GT アドバンスは公認競技会規則をベースにしている
  6. GT アドバンスの特徴は実車系のみのボディ制限と改造の禁止

GT アドバンスはミニ四駆の初心者向けレギュレーション

GTアドバンス(GT-ADVANCED)は、ミニ四駆を始めたばかりの方でも気軽にレースに参加できるように設計された、比較的新しいレギュレーションです。独自調査の結果、このレギュレーションは2023年末に正式に運用が開始され、現在多くのミニ四駆ショップやイベントで採用されるようになっています。

GTアドバンスの最大の特徴は「シンプルさ」です。ハイエンドなレースカテゴリーでは、カーボンパーツやベアリングを使った高度な改造が一般的ですが、GTアドバンスではそれらを禁止。その代わり、市販のパーツを「原則無加工」で使うことを基本としています。これにより、高価なパーツや特殊な工具を持っていなくても、誰でも競争力のあるマシンを作れるのです。

さらに、このレギュレーションは「ミニ四駆公認競技会規則」をベースにしているため、公式レースに慣れている方も違和感なく参加できます。ただし、いくつかの独自ルールが追加されており、それがGTアドバンスならではの魅力を生み出しています。

初心者にとって嬉しいのは、マシン製作の敷居が低いこと。「アドバンスパック」程度のセッティングを想定しており、ミニ四駆を始めたばかりの頃の懐かしいセッティングで遊べるのも魅力です。

また、勝ち負けよりも「カッコよく作ったクルマをみんなで一緒に楽しく遊ぶ」というコンセプトを大切にしている点も、初心者には安心できるポイントでしょう。

GT アドバンスの基本コンセプトは実車系ボディと最小限の改造

GTアドバンスの名前の由来は、「GT」が実車系プラボディを意味し、「ADVANCED」はネオVQSアドバンスパックの改造ランクを表しています。この組み合わせにより、手軽に「カーレース」が体験できるというのが基本コンセプトです。

実車系ボディに注目した理由は、現代の子どもたちにミニ四駆への興味を持ってもらうためです。独自調査によると、1980年代の「ダッシュ!四駆郎」世代や1990年代の「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」世代と異なり、令和の子どもたちにはそういった漫画やアニメの文脈がありません。そのため、彼らにとってミニ四駆は単に「電池を入れてモーターで走るクルマのおもちゃ」でしかないのが現状なのです。

そこで、新しい世代に興味を持ってもらうキーワードとして「実車系」ミニ四駆に着目したのがGTアドバンスの始まりでした。現実の車に似たデザインのボディを使用することで、子どもたちが親しみを持ちやすくなるという狙いがあります。

また、最小限の改造というコンセプトは、誰もが平等に楽しめる環境を作るためです。高度な改造や特殊パーツの使用を制限することで、お金や技術の差よりも、セッティングの工夫や走らせ方の腕前で勝負する楽しさを重視しています。

このシンプルなコンセプトが「子供も大人もみんなで一緒にゆる~く遊ぼう」という雰囲気を作り出し、GTアドバンスの人気を支える要因となっているのです。

GT アドバンスが誕生した背景は子供たちにミニ四駆を広めるため

GTアドバンスが誕生した背景には、「ミニ四駆を始めたばかりの方に、なるべく早くレースという遊びに触れてもらい、ミニ四駆をずっと趣味として続けてほしい」という想いがありました。特に、次世代を担う子どもたちにミニ四駆の魅力を伝えたいという願いが強く反映されています。

独自調査によると、GTアドバンスの前身とも言えるレギュレーションは2017年12月に誕生していました。当時は「D-class」と呼ばれ、横浜の「元気っ子さん」を含む3店舗が協力して始めたものでした。このD-classには「D-ダッシュ」「D-チューン」「YURU-D」という3つのクラスがあり、現在のGTアドバンスは「YURU-D」がベースになっているようです。

また、レギュレーションを設計する上で重視されたのは「勝ち負けにとらわれ過ぎず、カッコよく作ったクルマをみんなで一緒に楽しく遊んでほしい」という想いでした。競争よりも、ミニ四駆を通じた交流や創造性の発揮に価値を置いているのです。

この背景から、GTアドバンスではドライバー人形の搭載やボディの塗装、LEDの追加など、マシンの見た目の楽しさを重視する傾向があります。レース結果だけでなく、「どんなマシンを作ったか」という創作面も大切にされているのです。

さらに、特殊な工具や高価なパーツを必要としない設計により、経済的な負担を減らし、誰でも気軽に始められるようにという配慮も背景にあります。これにより、ミニ四駆初心者や子どもたちも安心して参加できる環境が整えられています。

GT アドバンスのレギュレーションのバージョンは現在1.0

GTアドバンスのレギュレーションは、2023年12月16日に正式にバージョン1.0として公開されました。独自調査によると、2024年5月2日時点でもこのバージョン1.0が基本となっていますが、公式からのQ&Aなどで補足情報が追加されている状況です。

レギュレーションは固定されたものではなく、ユーザーからの質問や運営側の意図をすり合わせながら、より明確で公平なルールになるよう徐々に進化しています。実際、GTアドバンス公式のX(旧Twitter)アカウント「@gtadvanced_3249」では、頻繁に質問が投げかけられ、それに対する回答が公開されています。

また、2025年4月からは「黒いタイヤ」に関する新しい規定が追加される予定だという情報もあります。これは、レギュレーションが生きているものであり、コミュニティの成長とともに適宜更新されていることを示しています。

レギュレーションの詳細を知りたい場合は、GTアドバンス公式のXアカウントを確認するか、有志の方々が作成した「GTアドバンス覚書」というサイトを参照するとよいでしょう。このサイトでは、公式の情報をもとに、レギュレーションやQ&Aがまとめられています。

現行のレギュレーションバージョン1.0は比較的シンプルなものですが、今後ミニ四駆界隈での人気が高まるにつれて、より詳細な規定が追加されたり、クラス分けが行われたりする可能性もあります。最新の情報を常にチェックしておくことをおすすめします。

GT アドバンスは公認競技会規則をベースにしている

GTアドバンスのレギュレーションは、タミヤが公式に定めている「ミニ四駆公認競技会規則」を基礎としています。つまり、公認競技会で使われる基本的なルール(シャーシの構造制限、モーターの取り付け方法、全長や全幅などの制限)はGTアドバンスでも同様に適用されるのです。

例えば、FM-Aシャーシにはカーボン強化8Tピニオンギヤ(通常黒ピニオン)を取り付けなければならないという公認競技会の規則は、GTアドバンスでも守る必要があります。また、車検ボックスを使用した全長・全幅・全高の測定、地上高の確認なども公認競技会と同じ方法で行われます。

ただし、GTアドバンスでは公認競技会規則に加えて、独自の追加ルールがあります。これらの追加ルールこそがGTアドバンスの特徴を形作っており、実車系ボディの使用制限やカーボンパーツ・ベアリングの使用禁止などが含まれています。

この「公認競技会規則+α」という構造は、公式レースに慣れている方にとっては理解しやすく、また初心者にとっても基本的なルールが明確であるというメリットがあります。

不明な点がある場合は、まずミニ四駆公認競技会規則を確認し、その上でGTアドバンス特有のルールを適用するという考え方が有効です。「#教えてGTアドバンス」というハッシュタグをつけてXに質問すれば、公式から回答が得られる可能性もあります。

GT アドバンスの特徴は実車系のみのボディ制限と改造の禁止

GTアドバンスの最も顕著な特徴は、使用できるボディが「実車系」に限定されている点です。これは、実際の自動車を模したデザインのボディのみが使用可能で、架空のレーシングカーデザインや、アニメ的なデザインのボディは使用できないということを意味します。

例えば、エアロアバンテやガンブラスターXTOといった「実車っぽい」デザインであっても、実際の車ではないという理由から対象外となっています。一方で、ライキリ、ナイトハンター、エレグリッターなどの実車をモチーフにしたボディは使用可能です。

もう一つの大きな特徴は、「原則無加工」という改造の制限です。シャーシやパーツへの加工は基本的に禁止されており、市販のパーツをそのまま使う「ポン付け」が基本となります。これにより、技術やツールの差よりも、純粋なセッティングの工夫が勝負を左右することになります。

ただし、「パーツが干渉してしまう部分のトリミング加工」や「ドライバー人形搭載のためのキャノピー部分のオープントップ加工」など、一部の加工は許可されています。これらの例外は、マシンの機能性や見た目の楽しさを確保するために設けられたものです。

また、カーボンパーツやボールベアリングの使用禁止、プラローラーのみの使用可能など、高性能パーツの使用も制限されています。これらの制限により、マシン間の性能差を抑え、公平な競争環境を提供するという意図があります。

これらの特徴により、GTアドバンスは「誰でも参加できる」「見た目も楽しめる」「セッティングの工夫で勝負できる」というユニークなレースカテゴリーとなっています。

ミニ四駆のGT アドバンス レギュレーションの詳細内容

  1. GT アドバンスレギュレーションでは使用可能なモーターは5種類のみ
  2. GT アドバンスではカーボンパーツとボールベアリングは使用禁止
  3. GT アドバンスではプラローラーのみ使用可能で上限は8個まで
  4. GT アドバンスで許可される改造は非常に限定的
  5. GT アドバンスでは使用できるボディは実車系のみ
  6. GT アドバンスではFRPプレートの加工は一部許可されている
  7. GTアドバンスではドレスアップのための加工は比較的自由
  8. GTアドバンスにはよくある質問集(Q&A)がある
  9. GTアドバンスでは各種シャーシの使用が可能
  10. GTアドバンスのマシン製作では見た目の工夫が重要
  11. GTアドバンスのレース形式や参加方法について
  12. まとめ:ミニ四駆GT アドバンス レギュレーションは初心者も楽しめる公平なルール

GT アドバンスレギュレーションでは使用可能なモーターは5種類のみ

GTアドバンスでは、使用できるモーターが厳しく制限されています。独自調査によると、使用可能なモーターは以下の5種類のみです:

  1. ノーマルモーター(ただし、ラジ四駆付属のノーマルモーターは使用不可)
  2. レブチューン2モーター
  3. トルクチューン2モーター
  4. アトミックチューン2モーター
  5. ライトダッシュモーター

これらの各種PROモーターも含まれるため、例えば「トルクチューン2モーターPRO」なども使用可能です。この制限により、モーターの性能差による優劣を最小限に抑え、セッティングの工夫やドライビングテクニックがより重要になります。

特に注目すべきは「金属ブラシモーター限定」という点です。近年のミニ四駆では高性能なブラシレスモーターなども登場していますが、GTアドバンスではそれらは使用できません。これにより、価格帯も比較的抑えられ、初心者でも手が届きやすいモーターのみでの競争となります。

また、モーターの改造も禁止されています。公式のQ&Aでは「モーターを分解しないと手に入らない絶縁ワッシャーやお宝スペーサーなどは使えない」と明記されており、市販のモーターをそのまま使用することが基本となります。

ただし、ワッシャーなどを使ったギア位置出しは許可されています。これはギアの噛み合わせを最適化するための基本的なテクニックであり、モーターの本質的な性能を変えるものではないためでしょう。

モーター選びの参考として、レブチューン2はスピード重視、トルクチューン2はパワー重視、アトミックチューン2はバランス型、ライトダッシュは軽量・高回転型という特徴があります。コースの特性や自分のマシンのセッティングに合わせて選択するとよいでしょう。

GT アドバンスではカーボンパーツとボールベアリングは使用禁止

GTアドバンスの特徴的な制限の一つが、カーボンパーツとボールベアリングの使用禁止です。これは、高価なパーツによる性能差を排除し、基本的なセッティング技術を重視するためのルールです。

まず、カーボンパーツについては、「カーボンプレート」の使用が明確に禁止されています。独自調査によると、FRPプレートを使用することはできますが、カーボンで強化されたプレートは使用できません。ただし、公式Q&Aによれば、カーボン強化ホイールやカーボン強化リヤダブルローラー(3点固定タイプ)の各パーツ、カーボン強化シャーシなどは使用可能とされています。このように、「カーボンプレート」と明確に定義されているもの以外は使用できる場合があるので、判断に迷った際は公式情報を確認するとよいでしょう。

次に、ボールベアリングについては、全てのボールベアリングが使用禁止となっています。ただし、ベアリング系のパーツでも、以下の4種類は使用可能です:

  1. はとめ(メタル軸受け)
  2. メタル軸受け
  3. フッ素コート620スチールベアリング
  4. 低摩擦プラベアリング

これらはボールが入っていないタイプのベアリングであり、回転抵抗を減らす効果はありますが、ボールベアリングほどの性能向上はありません。また、ローラーにボールベアリングを組み込むことも禁止されています。

これらの制限により、マシンの回転効率に極端な差が出ることを防ぎ、より均質な競争環境が提供されています。そして、このルールはマシン製作の費用を抑える効果もあり、初心者や子どもでも気軽に参加できるという側面も持っています。

パーツ選びの際は、これらの制限を十分に理解し、許可されているパーツの中で最適なものを選択することが重要です。

GT アドバンスではプラローラーのみ使用可能で上限は8個まで

GTアドバンスでは、マシンに取り付けるローラーの種類と数に明確な制限が設けられています。まず、使用できるローラーは「プラローラー」のみで、ゴムリング付きのものは使用できません。また、ローラーの個数は8個までという上限があります。

プラローラーとは、プラスチック製のローラーのことで、金属製やベアリング入りのものは使用できません。公式のQ&Aによると、スピードローラーと呼ばれる8mmアルミローラーも「プラローラーではない」という理由で使用できないとされています。

ローラー数の制限については、2段ローラーは1個とカウントされます。つまり、2段低摩擦プラローラー(13-13)や2段低摩擦プラローラー(19-19)などは、2つのローラーがセットになっていても、1個分としてカウントされるのです。

また、スキッドローラーもローラー数にカウントされるため、スキッドローラーを使う場合は、合計で8個を超えないように注意が必要です。ただし、公式のQ&Aによれば、「固定したローラーはスタビとみなして、ローラー個数にカウントしない」というルールがあります。

プラローラーのみという制限は、ボールベアリング入りの高性能ローラーが使えないことを意味し、これによりマシン間の性能差を抑制する効果があります。また、ローラー数の制限は、過剰にローラーを取り付けることによる「反則的な」走行を防ぐためのものです。

独自調査によると、公式競技会ルールの「回転するマスダンパーの取り付け位置の制限」も適用される可能性があります。つまり、通常走行時にローラーより先にコースに触れない位置に取り付ける必要があるとされています。

このように、GTアドバンスではローラーに関する制限が複数あり、これらを理解した上でマシンを設計する必要があります。

GT アドバンスで許可される改造は非常に限定的

GTアドバンスの基本理念は「原則無加工(ポン付け)」ですが、いくつかの例外的な改造は許可されています。独自調査によると、許可される改造は以下のように限定的です:

  1. ボディの改造:
    • 他シャーシへ乗せ換えを行うためのトリミング加工
    • パーツが干渉してしまう部分のトリミング加工
    • ドライバー人形搭載のためのキャノピー部分のオープントップ加工
  2. FRPプレート関連:
    • FRPプレートの皿ビス加工
    • FRPプレート外周に瞬間接着剤を浸透させた補強
    • FRPプレートのキズを消すための軽い研磨
  3. ビス穴関連:
    • 既存ビス穴の貫通加工
    • ホイール穴の貫通加工
  4. モーター関連:
    • モーターピン/プロペラシャフトのギヤ抜け防止加工
  5. その他:
    • スライドダンパー上蓋のねじ止め突起部分のカット
    • 異なる径の組合せのホイール/タイヤの装着

これらの許可される改造は、マシンの基本的な機能を確保するためのものや、パーツ同士の干渉を避けるためのものが中心です。重要なのは、これらが「性能向上」を直接的な目的としていない点です。

一方で、禁止されている改造は非常に多く、シャーシへの穴あけや切削、各種プレートの接着、ギアの圧縮固定などが該当します。また、公式Q&Aによれば、「FRPの重ね接着」「ローラーの穴拡張」「シャフトの切断」「ネジカット」なども禁止されています。

特に注意が必要なのは「ギミック改造」と「ブレーキへの熱処理加工」の禁止です。これらはマシンの性能を大きく向上させる可能性がある改造であり、公平性を保つために厳しく制限されています。

また、タイヤを縮めるための脱脂も禁止されているため、市販のタイヤをそのまま使用する必要があります。

これらの制限により、誰もが基本的なパーツの組み合わせとセッティングの工夫で競い合う環境が作られています。

GT アドバンスでは使用できるボディは実車系のみ

GTアドバンスでは、使用できるボディが「実車系プラボディ」に厳しく限定されています。この「実車系」とは、実際の自動車をモデルにしたデザインのボディを指し、架空のレーシングカーデザインや、非常に未来的・アニメ的なデザインのボディは使用できません。

公式の使用可能ボディリストには、以下のようなボディが含まれています:

  • ライキリ(日産 スカイライン GT-R R32)
  • ビークスパイダー(マツダ ロードスター)
  • エレグリッター(ポルシェ 911 GT2)
  • ナイトハンター(BMW M3 E30)
  • シュバリアーマーク2(トヨタ マークII)
  • アバンテJr.(ランチア ストラトス)
  • フェスタジョーヌ(ランチア・デルタ インテグラーレ)
  • GRヤリス(トヨタ GRヤリス)

また、「シュティーア」「ヒュンダイ IONIQ 5 N」「レクサス LBX MORIZO RR」なども使用可能です。一方で、エアロアバンテやガンブラスターXTOといった「実車っぽい」デザインであっても、実際の車ではないという理由から対象外となっています。

特殊なケースとして、ミニ四駆パンダ2やミニ四駆ぞうさんといった動物型のGTボディも、元のボディが実車系である場合は使用可能とされています。また、ラジ四駆のボディもTR-1シャーシに取り付けることを条件に使用可能です。

ワイルドミニ四駆やトラッキングミニ四駆のボディを使用する場合は、「ARシャーシ サイドボディキャッチアタッチメント」で固定する必要があります。これらの特殊なボディを他のシャーシに載せる場合には注意が必要です。

一般的に、使用するボディはレギュレーションに合致しているかを事前に確認することが重要です。新しいキットが発売された場合や、過去のキットを使用する場合は、公式のX(旧Twitter)アカウントや「GTアドバンス覚書」サイトで最新の情報を確認するとよいでしょう。

GT アドバンスではFRPプレートの加工は一部許可されている

GTアドバンスでは、原則として各種パーツの加工は禁止されていますが、FRPプレート(強化プラスチックプレート)に関しては、いくつかの加工が例外的に許可されています。これらの許可された加工を理解し、適切に活用することがGTアドバンスマシンの性能向上に重要です。

まず、許可されているFRPプレートの加工としては以下のものがあります:

  1. 皿ビス加工:ビスの頭をプレートに埋め込むための加工で、プレートの厚みを薄くできる効果があります。ただし、公式Q&Aによれば、間違った箇所を皿ビス加工してしまった場合でも、その穴が使われていない状態であれば問題ないとされています。
  2. 外周への瞬間接着剤の浸透:FRPプレートの強度を高めるために、外周に瞬間接着剤を浸透させることができます。ただし、接着剤でプレート同士を接着することは禁止されています。
  3. キズを消すための軽い研磨:FRPプレートの表面を軽く研磨して、マット(艶消し)に仕上げることが可能です。これは見た目の改善が主な目的です。

一方で、以下のようなFRPプレートの加工は禁止されています:

  1. プレートの切削や穴あけ(皿ビス加工以外):例えば、ドライバー人形を乗せるためのFRPプレートのカットや、新たな穴を開ける行為は禁止されています。
  2. 複数枚のプレートの接着:強度を高めるためにFRPプレートを重ね合わせて接着することはできません。ただし、接着せずに複数枚を重ねて使用することは許可されています。
  3. 既存の穴を大きくする加工:ボルトやナットでプレートを挟むために穴を大きくする加工は禁止されています。

これらの制限は、マシンの性能差を極端に大きくしないためのものです。例えば、FRPプレートの接着や切削が自由に行えると、非常に複雑で高性能なマシンが作れるようになり、初心者とのギャップが広がってしまいます。

FRPプレートの加工に関して判断が難しい場合は、「#教えてGTアドバンス」のハッシュタグを使ってX(旧Twitter)で質問するか、GTアドバンス覚書のQ&Aページを参照するとよいでしょう。

GTアドバンスではドレスアップのための加工は比較的自由

GTアドバンスでは、マシンの性能に直接影響しない「ドレスアップ」のための加工は比較的自由に行うことができます。この点は、「カッコよく作ったクルマをみんなで一緒に楽しく遊ぶ」というGTアドバンスのコンセプトに沿ったものです。

独自調査によると、以下のようなドレスアップ加工が許可されています:

  1. ボディの塗装:ボディを自由に塗装することができ、オリジナルのカラーリングを施すことが可能です。
  2. ドライバー人形の搭載:オープントップ加工をしたボディにドライバー人形を乗せることができます。タミヤ製以外のフィギュア(ガチャガチャ産など)を使用することも可能で、アニメキャラクターなどを載せている方もいます。
  3. LED電飾:ヘッドライトやテールライトを光らせるために、ボディに穴を開けてLEDを取り付けることができます。タミヤ以外の電飾部品(クレオスのLEDモジュールシリーズなど)も使用可能です。
  4. ウイングやスポイラーの追加・変更:他のキットのリアウイングを追加したり、ウイングを取り外したりすることができます。例えば、フェスタジョーヌのウイングをカットしてフェスタジョーヌLにするような加工も認められています。
  5. ステッカー・マスキングテープの使用:ボディやホイールにスポンサーロゴ風のステッカーを貼ったり、タミヤのマスキングテープをデコレーションに使用することができます。
  6. マスダンパーやFRPプレートの染色:マスダンパーやFRPプレートを染色することも可能です。ただし、コースを汚さないことが前提となります。
  7. クリア素材の追加:窓を切り抜いた場合に、透明なプラ板を貼り付けてガラス風に見せるような加工もドレスアップの範囲として認められています。

これらの加工を行う際には、「落下しないようにしっかりと固定すること」「コースを汚さないこと」「車としての形状を極端に損なわないこと」などの条件があります。また、ドレスアップを理由にした過度な軽量化(例:香港タクシーの屋根の行灯を切除する場合)は控えるべきとされています。

ドレスアップは、GTアドバンスの楽しさを広げる重要な要素です。自分だけのオリジナルマシンを作り、見た目の美しさやカッコよさも競い合うことで、レースの結果だけでない楽しみ方ができるのです。

GTアドバンスにはよくある質問集(Q&A)がある

GTアドバンスは比較的新しいレギュレーションであるため、細かなルールの解釈について疑問が生じることが少なくありません。そのため、GTアドバンス公式のX(旧Twitter)アカウントでは「#教えてGTアドバンス」というハッシュタグを設け、ユーザーからの質問に回答しています。

独自調査によると、これらのQ&Aは有志によって「GTアドバンス覚書」というサイトにまとめられており、2025年3月時点で220を超える質問と回答が蓄積されています。これらは、レギュレーションの詳細な解釈や、特定の状況での判断基準を知る上で非常に貴重な情報源となっています。

よくある質問の例としては、以下のようなものがあります:

  1. 特定のパーツが使用可能かどうか:
    • 「カーボン強化リヤダブルローラーステー(3点固定タイプ)は使えますか?」→ 「使用可能です」
    • 「アルミホイールは使用可能ですか?」→ 「使用可能です」
    • 「スライドダンパーは使用可能ですか?」→ 「ギミックではなくパーツなので使用可能です」
  2. 特定の改造が許可されるかどうか:
    • 「タイヤの横にスポンサー的にデカールを貼ってもよいでしょうか?」→ 「落下しないようにしっかりと貼れば大丈夫です」
    • 「ボディをトリミングすると割れる可能性のあるパーツは接着可能ですか?」→ 「大丈夫です。しっかり固定して外れないようにしてください」
    • 「ギア駆動をつめるのはOKですか?」→ 「ワッシャーでの駆動調整は大丈夫ですが、モーターを分解しないと手に入らない部品やポリカ片はNGです」
  3. 特定のボディが使用可能かどうか:
    • 「カッパーファングは実車系ボディではないのでしょうか?」→ 「実車系のコンセプトには該当しないと判断しており、使用可能とはなりません」
    • 「ミニ四駆ぞうさんも使えますか?」→ 「ミニ四駆パンダ2と同じ形の名称違いなので問題なく使えます」

これらのQ&Aを参照することで、レギュレーションの「精神」をより深く理解し、自分のマシン製作に活かすことができます。新たな疑問が生じた場合は、まず過去のQ&Aを確認し、それでも解決しない場合は「#教えてGTアドバンス」を使って質問するとよいでしょう。

また、公式から「いくつかQ&Aが出揃ってきていますので質問する前に『#教えてGTアドバンス』を覗いてみてね」というアナウンスもあるため、同じ質問を繰り返さないように配慮することも大切です。

GTアドバンスでは各種シャーシの使用が可能

GTアドバンスでは、使用できるシャーシに特別な制限はなく、様々なタイプのシャーシを使用することができます。これにより、自分の好みやボディの特性に合わせてシャーシを選択する自由度があります。

独自調査から、GTアドバンスで一般的に使用されているシャーシには以下のようなものがあります:

  1. MAシャーシ:多くの実車系ボディに対応しており、GTアドバンスでも人気があります。ただし、リア周りのキャッチャーがボディにかかる位置にあるため、ブレーキステーを取り付ける際に注意が必要です。
  2. FM-Aシャーシ:こちらも多くの実車系ボディに対応しています。MAシャーシと比べると若干新しいデザインで、特定のボディとの相性が良い場合があります。公式Q&Aでは、「FM-Aシャーシにはカーボン強化8Tピニオンギヤ(通常黒ピニオン)を取り付ける」というルールが適用されることが確認されています。
  3. VZシャーシ:GRヤリスなど一部のボディは元々VZシャーシ用に設計されています。ネオVQSアドバンスパックはVZシャーシをベースにしており、GTアドバンスのコンセプトにも合致しています。
  4. ARシャーシ:ワイルドミニ四駆やトラッキングミニ四駆のボディを使用する場合に適しています。これらのボディを使用する際は、「ARシャーシ サイドボディキャッチアタッチメント」で固定する必要があります。
  5. TR-1シャーシ:ラジ四駆のボディを使用する場合に必要なシャーシです。TR-1シャーシ使用時は、公式競技会と異なり、ニッケル水素電池を使用することが可能です(ただしリモコン操作走行は禁止)。

シャーシを選ぶ際の注意点として、ボディとの相性が重要です。例えば、他シャーシ用のボディを載せ替える場合、「他シャーシへ乗せ換えを行うためのトリミング加工」が許可されていますが、過度な加工は車としての外観を損なう恐れがあります。

また、シャーシへの加工は基本的に禁止されているため、シャーシ選びは慎重に行う必要があります。例えば、MAシャーシの底に電池を外すための穴を開けることはNGとされています。シャーシが破損した場合は、修理せずに新品に交換することが推奨されています。

シャーシごとに特性が異なるため、コースの特徴や自分の走らせ方に合ったシャーシを選ぶことがGTアドバンスでも重要です。

GTアドバンスのマシン製作では見た目の工夫が重要

GTアドバンスでは、マシンの性能向上だけでなく、見た目の工夫も重要な要素です。「カッコよく作ったクルマをみんなで一緒に楽しく遊ぶ」というコンセプトから、外観の美しさやオリジナリティも評価される傾向があります。

独自調査によると、以下のような見た目の工夫が人気を集めています:

  1. ドライバー人形の搭載:GTアドバンスでは、ドライバー人形を搭載するためのキャノピー部分のオープントップ加工が認められています。単なる人形だけでなく、アニメキャラクターや動物フィギュアを搭載している例もあります。人形がしっかり見えるように、透明なプラ板を窓として取り付けるなどの工夫も可能です。
  2. ライトの電飾:ヘッドライトやテールライトにLEDを埋め込み、実際に光るようにする工夫が見られます。夜間のレースでは特に映えるこの改造は、ドレスアップの定番となっています。タミヤのLEDだけでなく、他社製品を使用することも認められています。
  3. リアルなカラーリング:ボディの塗装に工夫を凝らし、実車に近いカラーリングを再現したり、レーシングカー風のスポンサーロゴを入れたりする例が多く見られます。パトカーやレースカーなど、特定の車種をイメージした塗装も人気です。
  4. ウイングやスポイラーの追加:他のキットのウイングを追加したり、オリジナルのスポイラーを作成したりすることで、マシンのシルエットを変える工夫も見られます。例えば、「ラウディーブルに往年のNASCAR風のウィングをつける」といった改造は許可されています。
  5. スジボリやディテールアップ:ボディにスジボリを入れたり、エアインテークなどのディテールを追加したりすることで、より実車に近い外観を目指す工夫も可能です。ただし、軽量化目的での穴あけなどは認められていません。
  6. タイヤのカスタマイズ:タイヤのサイドウォールにロゴマークを印刷したり、マーキングを施したりする工夫も見られます。こちらもコースを汚さないことが条件となります。

これらの見た目の工夫は、マシンに個性を与えるだけでなく、レース中の視認性を高める効果もあります。特に同じような実車系ボディが多く使われるGTアドバンスでは、独自のカラーリングや装飾が自分のマシンを識別するのに役立ちます。

また、見た目の工夫は純粋に「作る楽しさ」を提供するものでもあります。GTアドバンスは「ゆる~く遊ぼう」がコンセプトであり、レース結果だけでなく、マシン製作のプロセスを楽しむことも重要視されています。

GTアドバンスのレース形式や参加方法について

GTアドバンスは多くのミニ四駆ショップやイベントで採用されているレギュレーションですが、レース形式や参加方法は各店舗やイベントによって異なります。独自調査に基づき、一般的なGTアドバンスのレース参加に関する情報をまとめました。

まず、GTアドバンスのレース形式については、特定の形式が指定されているわけではありません。公式Q&Aによれば、「レース方式に指定はありません。普段やっている方式のままで大丈夫です」とされています。つまり、予選・決勝の進め方や、タイムアタック方式かレース方式かといった点は、各店舗の判断に委ねられています。

一般的には、以下のようなレース形式が採用されています:

  1. タイムアタック形式:一定時間内で最速タイムを競う方式。多くのショップでは「GTアドバンス」のカテゴリーでタイムを記録する専用ボードが設けられています。
  2. レース形式:複数のマシンを同時に走らせ、順位を競う方式。予選・決勝方式や総当たり方式など、様々なバリエーションがあります。
  3. ミニ四駆デイ:特定の日にGTアドバンス限定のイベントを開催する形式。参加賞や順位賞などが用意されることもあります。

また、GTアドバンスには「リモートGP」と呼ばれる特殊な参加形式も存在します。これは、マシンを主催者に送付し、代理で走行してもらうリモート参加型のレースです。コロナ禍以降に普及したこの方式では、全国各地からの参加が可能になります。

各ショップへの参加方法としては、基本的に各店舗のルールに従うことになります。一般的には、以下のような流れとなります:

  1. 参加するショップやイベントの情報を集める(SNSや公式サイトなどで)
  2. GTアドバンスレギュレーションに合致するマシンを準備する
  3. 当日参加や事前エントリーなど、指定の方法で申し込みを行う
  4. 当日は車検を受け、レギュレーション適合を確認してもらう
  5. レースやタイムアタックに参加する

また、特定のショップでは「スタンプカード」や「OX」といったシステムを採用している場合がありますが、これらはGTアドバンスに必須のものではなく、各店舗の運営方法によります。

参加前には、必ず最新のレギュレーション情報を確認することが重要です。GTアドバンス公式のX(旧Twitter)アカウントや、参加予定のショップの情報をチェックしておきましょう。また、不明点がある場合は「#教えてGTアドバンス」で質問するか、直接ショップに問い合わせることをおすすめします。

まとめ:ミニ四駆GT アドバンス レギュレーションは初心者も楽しめる公平なルール

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. GTアドバンスは「実車系ボディ限定」「原則無加工」を特徴とする初心者向けレギュレーション
  2. 2023年12月から正式運用が始まり、現在もレギュレーションは進化中
  3. 子供たちにミニ四駆の楽しさを伝えたいという想いから生まれたレギュレーション
  4. 使用可能なモーターは5種類のみ(ノーマル、レブチューン2、トルクチューン2、アトミックチューン2、ライトダッシュモーター)
  5. カーボンプレートとボールベアリングの使用は禁止されている
  6. ローラーはプラローラーのみで8個までという制限がある
  7. ボディの加工は「乗せ換えのためのトリミング」「干渉部分の加工」「ドライバー搭載のための加工」のみ許可
  8. FRPプレートは皿ビス加工や軽い研磨、接着剤による補強が可能
  9. ドレスアップ目的の加工(ボディ塗装、LED装着、ウイング追加など)は比較的自由
  10. 公式Q&Aでは220を超える質問に回答しており、レギュレーションの詳細な解釈に役立つ
  11. 様々なシャーシを使用可能だが、ボディとの相性を考慮する必要がある
  12. マシンの性能だけでなく、見た目の工夫も重要視されている
  13. レース形式や参加方法は各店舗・イベントによって異なるため事前確認が必要
  14. 「勝ち負けにとらわれず、カッコよく作ったクルマをみんなで楽しく遊ぶ」がコンセプト
  15. 最新情報は公式X(旧Twitter)アカウント「@gtadvanced_3249」で確認できる