ミニ四駆を楽しむ上で避けて通れないのが「収納問題」。愛機やパーツの保管、持ち運びに悩んでいる方は多いはず。実は100均ショップには、ミニ四駆にぴったり合うケースが驚くほど豊富に揃っています。
今回は独自調査の結果、セリアやダイソーなどの100均ショップで手に入る、ミニ四駆収納に使える様々なケースを紹介します。単なる紹介だけでなく、それぞれのケースの特徴や向いている用途、実際の使い勝手までを詳しく解説していきます。公式のレーサーズボックスを買う前に、まずはお手軽価格の100均ケースで収納環境を整えてみませんか?
記事のポイント!
- セリアの「フタがとまるケースS」や「中が見えるBOX」がミニ四駆本体の収納に最適
- パーツ収納には種類別に最適な100均ケースがある
- 100均ケースでミニ四駆の持ち運びからパーツ整理までトータルで解決できる
- 公式ケースと100均ケースの使い分け方やコスパの良い選択肢がわかる
ミニ四駆ケースは100均ショップでこんなに充実!最新おすすめまとめ
- セリアの「フタがとまるケースS」はミニ四駆1台収納に最適
- ダイソーの「小物ケース」はタイヤとホイール収納に便利
- セリアの「中が見えるBOX」は透明蓋で中身確認が簡単
- ミニ四駆の部品収納に便利なビーズケースとその使い方
- ミニ四駆の車高が高い場合は「フタがとまるケースM」がおすすめ
- ダイソーの「コレクションボックス」はバンクスルーチェッカーとして活躍
セリアの「フタがとまるケースS」はミニ四駆1台収納に最適
セリアで販売されている「フタがとまるケースS」は、ミニ四駆1台をピッタリ収納できるケースとして人気を集めています。サナダ精工株式会社が製造しているこのケースは、内寸が約179×123×58mmとミニ四駆の公認レース規格ぴったりのサイズになっています。
このケースの最大の特徴は、ヒンジで手軽に開閉でき、蓋も丸ごと取り外せる便利さにあります。素材もPP製で丈夫なので、大切なマシンをしっかりと保護してくれます。発売当初は白色だけでしたが、2019年秋からは黒色も追加され、選択肢が広がりました。さらにメーカーのプレゼント企画でクリアタイプも限定で作られたことがあります。
ただし、元々ミニ四駆用ではないため、高さは外形で58mm(内寸はさらに低い)しかありません。そのため、スタビライザーなどの突起物が高いマシンは蓋が閉まらなくなる可能性があります。この点は購入前に考慮しておくべきでしょう。
ミニ四駆レーサーの間でこのケースが評価されている理由として、車検ボックスの役割も果たせる点が挙げられます。このケースに収まらないマシンは、レース規格のサイズをオーバーしている可能性があります。つまり、公認レースのレギュレーションぴったりのサイズで作られているため、車検前の確認にも使えるのです。
また、このケースのもう一つの利点は、上蓋の窪みにケースを重ねることができる点です。複数のマシンを所有している方は、1ケースに1台ずつ保管して積み重ねられるため、収納スペースを効率的に使えます。ポータブルピットにも収まるサイズなので、レース会場への持ち運びにも便利です。
ダイソーの「小物ケース」はタイヤとホイール収納に便利
ダイソーで販売されている「小物ケース(仕切り付)」は、タイヤとホイールの収納に最適なケースとして知られています。このケースの特徴は、適度に区切られた仕切りによって、パーツを種類別に整理できる点です。
タイヤとホイールの収納方法として最も効率が良いのがこのケースです。省スペースながらも多くのセットを収納できるため、レース会場にさまざまなセッティングのタイヤとホイールを持っていきたい方に重宝します。Twitterでも多くのミニ四駆ユーザーがこの使い方を紹介しており、参考にしている方が多いようです。
ただし、このケースには注意点もあります。とても小さなパーツ、例えばビスやワッシャーなどの小さな部品は、隙間から移動してしまうことがあります。ケース自体から出てくることはありませんが、区画間の隙間から他の区画に移動することがあるため、小さなパーツの収納には向いていないかもしれません。
以前はこのケースの代わりに「セパレートボックスSサイズ」を使用していた方も多いようです。こちらはホイールにシャフトを挿したまま収納できるメリットがありますが、4セットほどしか収納できないため、多くのセットを持ち運びたい場合には「小物ケース(仕切り付)」の方が適しています。
実用的な使い方としては、ホイールとシャフトに目印を付けておけば、シャフトから抜いた後でも同じ位置で再び取り付けることができます。これによって、細かなセッティングを維持したまま保管・運搬が可能になり、レース本番での調整時間を短縮できるでしょう。
セリアの「中が見えるBOX」は透明蓋で中身確認が簡単
「中が見えるBOX」はその名の通り、透明な蓋を通して中身が見えるのが大きな特徴のケースです。セリアやキャン・ドゥといった100均ショップで購入できます。パッケージには内寸が165mm×105mmと記載されており、まさに「ミニ四駆に使ってください」と言わんばかりの絶妙なサイズになっています。
このケースは、本体がグレー、スモーク、クリアの3種類の色展開があります。クリアタイプは側面からも中身が見えるため、どのマシンが入っているか一目で確認できて便利です。蓋はヒンジで開閉でき、使い勝手も良好です。
高さは内寸表示で56mmとなっていますが、「フタがとまるケースS」と同様に、スタビライザーなど高さのあるカスタムパーツを装着したマシンでは蓋が閉まらないことがあります。また、透明な蓋はスチロール樹脂製のため、「フタがとまるケースS」と比べると強度で劣る点には注意が必要です。
使い方のアイデアとして、改造中のマシンと完成したマシンで使い分けるという方法があります。例えば、作業中のマシンには中が見えるBOXを使用し、保存用や展示用のマシンにはフタがとまるケースを使うといった具合です。特に、自慢の愛機をきれいに保管しておきたい場合は、見た目も美しい中が見えるBOXが最適でしょう。
また、このケースはマシンだけでなく、よく使うツールセットを入れておくのにも適しています。透明な蓋を通して中身が確認できるため、必要なツールをすぐに見つけられます。レース会場などで急いでいるときにも、どのケースに何が入っているかすぐわかるため、時間の節約になります。
ミニ四駆の部品収納に便利なビーズケースとその使い方
セリアのビーズコーナーで販売されている「ビーズケース」は、ミニ四駆のネジやナットなどの小さなパーツを整理するのに非常に便利なケースです。このケースはあまり知られていないようですが、使い始めると手放せなくなる優れものです。
ビーズケースの最大の特徴は、ビーズを取り出しやすいように形状が工夫されている点です。この特性により、ネジやナットなどの小さな部品の取り出しやすさが格段に向上します。特に細かいパーツを多く使うミニ四駆では、この取り出しやすさがストレスを大幅に減らします。
このケースはポータブルピットに3段積みで綺麗に納まるサイズになっています。さらに、蓋も8個に区切られているので、裏返せば外したネジや小物部品を一時的に置くスペースとしても活用できます。これにより、作業中にネジをなくしてしまうリスクを減らせます。
使用例としては、ネジの種類や長さごとに分類したり、ローラーやマスダンパーなどの小さいパーツを整理したりするのに最適です。色分けして使用することで、視覚的にもわかりやすく整理できます。例えば、黒いケースには黒いネジ、白いケースには銀のネジといった具合です。
長年ミニ四駆を楽しんでいる方の中には、このビーズケースを10年近く使い続けている方もいるほど、その実用性は高く評価されています。小さなパーツを多く使うミニ四駆では、こうした細部にまで配慮された収納ケースがあると、作業効率が大幅に向上します。初心者の方はもちろん、経験者にもおすすめできる優れたケースです。
ミニ四駆の車高が高い場合は「フタがとまるケースM」がおすすめ
「フタがとまるケースS」では高さが足りず、スタビライザーなど高さのあるパーツを装着したマシンを収納できない場合があります。そんな時に役立つのが「フタがとまるケースM」です。セリアで販売されているこのケースは、縦横のサイズは「S」と同じですが、高さが大幅に増しています。
「フタがとまるケースM」の容量は1.7リットルと「S」に比べてかなり大きく、車高の高いマシンでも余裕を持って収納できます。例えば、トラッキンミニ四駆など標準で車高が高い車種や、レーサーミニ四駆でも複雑なカスタムをしたマシンも問題なく収まります。さらに、「M」サイズならワイルドミニ四駆も(キット付属のホイールキャップを付けなければ)収納可能なほどの容積があります。
この大きな容積を活かした使い方として、マシンだけでなく、同時にパーツケースや工具なども一緒に入れて持ち運ぶことができます。これにより、レース会場でのセッティング変更にも素早く対応できます。緊急時の予備パーツや工具をマシンと一緒に保管しておくことで、すぐに取り出せる状態を維持できるのは大きなメリットです。
注意点としては、「フタがとまるケースM」の色は白のみとなっています。また、大きいサイズゆえに持ち運びの際はやや場所を取るため、複数のマシンをコンパクトに収納したい場合には「S」サイズの方が適しているかもしれません。
「M」サイズを使用する際のテクニックとして、マシン以外のスペースに緩衝材を入れておくと、輸送中の衝撃からマシンを守ることができます。また、マシンとパーツを区別するために、小さな仕切りや小物ケースを内部に設置する工夫も効果的です。マシンの保護と機能性を両立させたい方におすすめのケースです。
ダイソーの「コレクションボックス」はバンクスルーチェッカーとして活躍
ミニ四駆のブレーキセッティングを行う際に便利なのが、ダイソーで販売されている「コレクションボックス」です。特に「アーチワイドL型」は、バンクセクション相当の角度を持ち、バンクスルーチェッカーとして活用できます。また、「アーチ深型」はスロープセクション相当として使用できます。
このアイテムはダイソーの通常の100円商品ではなく、300〜400円ほどする商品ですが、それでも専用のバンクスルーチェッカーと比べるとはるかにリーズナブルです。YouTuberのNOIRさん、KATSUさん、さんちゅうさん、T-ヒロキさんなど多くのミニ四駆関連チャンネルでも紹介されており、その実用性は広く認められています。
バンクスルーチェッカーとは、マシンがバンクセクションでコースアウトしないかを確認するための道具です。ブレーキセッティングの際に、ブレーキの効き具合を調整してバンク通過の安定性を向上させることができます。特にレースに参加する方にとっては、このような調整は非常に重要です。
使い方は簡単で、コレクションボックスを傾けた状態で固定し、その上にマシンを置いてブレーキの効き具合を確認します。角度と高さを変えることで、様々なコースレイアウトに対応したセッティングを施すことができます。自宅でコースを組めない方でも、この方法でおおよそのセッティングを行うことが可能です。
初心者の方でも、まずはアーチワイドL型の1つを持っておくと便利でしょう。ブレーキセッティングに慣れてきたら、アーチ深型なども追加して、より精密な調整を行えるようになります。ホビーショップなどで専用のセッティングツールを購入する前に、まずはこちらをお試しすることをおすすめします。
100均で見つかるミニ四駆ケースの活用法とアレンジ術
- セリアとダイソーで見つかるミニ四駆ケースの違いと選び方
- ミニ四駆を持ち運ぶ際に便利なケースの選び方は用途で決まる
- ミニ四駆のパーツを種類別に整理できるケースの組み合わせ方
- 100均ケースでミニ四駆のピットボックスを自作する方法
- ミニ四駆のモーターやバッテリー専用ケースとしても使える100均商品
- タミヤ公式ケースと100均ケースの使い分け術
- まとめ:ミニ四駆ケース100均で揃える収納術の総まとめ
セリアとダイソーで見つかるミニ四駆ケースの違いと選び方
100均ショップの中でも、セリアとダイソーではミニ四駆に使えるケースの品揃えや特徴が異なります。目的に応じて、最適なショップと商品を選ぶことがポイントです。
セリアの強みは、「フタがとまるケースS/M」や「中が見えるBOX」といったミニ四駆本体の収納に適したケースが充実している点です。特に「フタがとまるケースS」はミニ四駆1台がぴったり収まるサイズで、丈夫な作りが特徴です。また、ビーズケースやピルケースなど小物パーツの収納に優れた商品も豊富に揃っています。セリアでは他にも「セパレートボックスSサイズ」などがあり、ホイールとシャフトを一緒に収納したい方に適しています。
一方、ダイソーは「小物ケース(仕切り付)」がタイヤとホイールの収納に最適なことで知られています。また、「コレクションボックス」などセッティング調整に使える商品も扱っています。ダイソーの「ストックBOX」はマシンを重ねて収納するのに向いており、「マルチケース」はモーターやギアの収納に便利です。
選び方としては、まず何を収納したいかを明確にすることが重要です。マシン本体の収納ならセリアの「フタがとまるケースS」か「中が見えるBOX」、パーツ類の収納なら目的に合ったケースを選びましょう。例えば、ネジやナット類ならセリアの「ビーズケース」、タイヤやホイールならダイソーの「小物ケース(仕切り付)」が最適です。
また、両店舗で似たような商品を販売している場合は、実際に手に取って比較してみるのも良いでしょう。素材の頑丈さや蓋の開閉のしやすさ、仕切りの使い勝手などは実際に見てみないとわからない部分もあります。
さらに、収納だけでなく使い勝手も考慮して選ぶことが大切です。例えば、頻繁に中身を交換する場合は開閉のしやすさを、持ち運びが多い場合は耐久性を重視するなど、自分の使い方に合わせた選択をすることで、より快適なミニ四駆ライフを実現できます。
ミニ四駆を持ち運ぶ際に便利なケースの選び方は用途で決まる
ミニ四駆を持ち運ぶ際のケース選びは、どこに持っていくか、何台持っていくか、どのような状況で使うかによって大きく変わってきます。目的に合わせた最適なケースを選ぶことで、運搬時のストレスを大幅に減らすことができます。
まず、公式レースやミニ四駆ステーションにマシンを持ち運ぶ場合、「フタがとまるケースS」が最適です。公認レースのレギュレーションサイズにぴったり合うため、車検前の確認にもなります。また、ダイソーの「取っ手付きケース」もミニ四駆本体がちょうど入るサイズで、ピットから競技エリアへの運搬に便利です。
複数台のマシンを持ち運ぶ場合は、「中が見えるBOX」を複数用意するか、より容量の大きい「フタがとまるケースM」を選ぶとよいでしょう。「フタがとまるケースM」なら、マシンとともに必要な工具や予備パーツも一緒に収納できます。
電車や徒歩で移動することが多い方は、よりコンパクトで軽量なケースがおすすめです。ダイソーの「小さなポーチ」にはドライバー、ボックスドライバー、マルチテープ、小さなハサミ、電池などを入れて持ち運べるため、コース走行時の微調整に便利です。ポータブルピットまで戻らなくても、その場で必要な調整ができます。
車で移動する場合は、より大きめのケースや機能的なケースを選ぶことができます。キャリーピットのような専用ケースでなくても、100均の収納ボックスを組み合わせることで、同様の機能を実現できます。
特に初心者や学生など予算に制約がある方は、まず100均ケースでスタートし、徐々に必要に応じて専用ケースを購入していくのが賢明です。経験を積むにつれて、自分にとって本当に必要なケースが見えてくるでしょう。
また、持ち運び用のケースを選ぶ際は、内部での固定方法も考慮すると良いでしょう。単にマシンを入れるだけでなく、移動中に中でマシンが動かないように緩衝材を入れるなどの工夫が重要です。
ミニ四駆のパーツを種類別に整理できるケースの組み合わせ方
ミニ四駆のパーツは種類が多く、サイズも様々です。これらを効率的に整理するには、パーツの種類や使用頻度に応じて、適切なケースを組み合わせることが重要です。
まず、ネジやナット、ワッシャーなどの小さなパーツには、セリアの「ビーズケース」が最適です。8つの区画に分かれており、サイズや種類ごとに分類できます。取り出しやすい形状なので、作業効率も上がります。特に細かいパーツを多く使う方におすすめです。
タイヤとホイールの収納には、ダイソーの「小物ケース(仕切り付)」が便利です。タイヤの種類やサイズごとに分けて収納でき、必要なセットをすぐに見つけ出せます。また、セリアの「セパレートボックスSサイズ」は、ホイールにシャフトを挿したまま収納できるので、セッティングを維持したい場合に役立ちます。
ローラーやマスダンパー、スタビライザーなどの中型パーツには、ダイソーやキャンドゥの「マルチケース」が適しています。長い部屋にはシャフトが入り、小さい部屋にはマスダン、ローラー、スタビなどを分類できます。複数種類のパーツをコンパクトに整理できるのが魅力です。
FRPプレートやカーボンプレートなどの大型パーツには、キャンドゥの「ピルケース その3」のような大きめの収納ケースが便利です。ステー類を分類して収納でき、外箱にまとめられるので鞄の中で散らばる心配がありません。
これらのケースを組み合わせる際のポイントは、使用頻度に応じた配置です。よく使うパーツは手前や上段に、あまり使わないパーツは奥や下段に配置することで、必要なパーツにすぐアクセスできます。また、同じシリーズのケースを使うことで、積み重ねやすく、収納スペースを効率的に使えます。
さらに、ケースの外側にラベルを貼ったり、透明なケースを選んで中身が見えるようにしたりすることで、探す手間を省くことができます。特に透明なケースは中身の確認が容易なため、作業効率が大幅に向上します。
このようにパーツの種類や特性に合わせてケースを選び、使いやすく配置することで、ミニ四駆の作業効率を高め、より楽しくホビーに取り組むことができます。
100均ケースでミニ四駆のピットボックスを自作する方法
市販のピットボックスや専用ケースは高価なものが多いですが、100均のケースを工夫して組み合わせることで、自分だけのオリジナルピットボックスを作ることができます。必要な機能を備えつつ、予算を抑えた方法を紹介します。
まず、ピットボックスの基本となるケースとして、100均の大きめの収納ボックスやツールボックスを選びます。例えば、セリアの「カラポケ」やダイソーの「ワイドケース」などが適しています。これらは容量が大きく、様々なパーツや工具を収納できます。
次に、内部の仕切りを作ります。100均では様々なサイズの小物ケースが販売されているので、それらを組み合わせることで、効率的な収納スペースを確保できます。例えば、セリアの「ビーズケース」をネジ類の収納に、ダイソーの「小物ケース(仕切り付)」をタイヤ・ホイール収納に使うことができます。
また、車の移動が多い方は、パーツが移動中に散らばらないよう、マグネットを活用する方法もあります。100均でマグネットシートを購入し、ケースの底に貼り付けることで、金属製のパーツが移動中に動かないようにできます。
工具類の収納には、ペンケースや小さなポーチを活用するのも一つの方法です。特によく使うドライバーやピンセットなどは、すぐに取り出せる場所に配置しておくと便利です。ダイソーやセリアの「メッシュケース」などを使えば、工具の種類も一目で確認できます。
さらに、ピットテーブルとしての機能を持たせたい場合は、大きめのカッティングマットを購入して、ケースの上に置けるようにしておくと良いでしょう。100均では小さめのカッティングマットも販売されているので、コンパクトながらも作業スペースを確保できます。
実際の使用例として、セリアの「フタがとまるケースM」をマシン収納用に、その周りに各種パーツケースを配置し、上部にはよく使う工具を入れたポーチを置くという方法があります。これにより、必要なものをすぐに取り出せる効率的なピットボックスが完成します。
このように、市販のピットボックスのように見栄えがよく、機能的なケースを100均アイテムだけで作ることが可能です。自分の使い方や好みに合わせてカスタマイズすることで、より使いやすいピットボックスを作り上げましょう。
ミニ四駆のモーターやバッテリー専用ケースとしても使える100均商品
ミニ四駆のモーターやバッテリーは、他のパーツとは異なる取り扱いが必要な重要なパーツです。これらを適切に保管するための100均ケースについて紹介します。
モーター収納に最適なのは、ダイソーの「マルチケース」です。このケースは、モーター5個とギアを入れるとちょうど良いサイズになっています。さらに、肩軸用と両軸用でケースの色を分けると(例えば肩軸は青、両軸は透明)、一目で区別がつき便利です。ケースの中で転がってモーター同士がぶつかるのを防ぐため、100均の柔らかい布やスポンジを敷くという工夫も効果的です。
バッテリー(単三電池)の収納には、キャンドゥーの「単3電池ケース」が便利です。同様の商品がタミヤからも300円程度で販売されていますが、100均で手に入るのは嬉しいポイントです。電池は内部抵抗や容量が近いもの同士のペアを作って管理すると良いでしょう。このケースを使えば、ペアごとに整理して収納できます。
また、セリアには「ミニチュア清酒ケース」という商品もあります。これはネオチャンプ電池が6本入るサイズで、コンパクトに電池を持ち運びたい方に最適です。タミヤ製バッテリーケースよりもコンパクトになり、見た目も独特で楽しいです。
モーターやバッテリーを収納する際の注意点として、湿気や熱からの保護が挙げられます。100均で手に入る乾燥剤を一緒に入れておくと、湿気による性能低下を防ぐことができます。特にモーターは湿気に弱いため、長期保存する場合には乾燥剤の使用をおすすめします。
さらに、セリアの「SDカードケース」もモーター収納に流用できるという意外な使い方もあります。SDカード用の小さな区画がモーターのサイズにぴったり合うため、効率的に収納できます。また、防水性も高いため、湿気からの保護にも役立ちます。
これらのケースを活用することで、大切なモーターやバッテリーを適切に管理し、長持ちさせることができます。また、レース会場に持っていく際も、整理された状態で持ち運べるため、セッティング変更などもスムーズに行えるでしょう。
タミヤ公式ケースと100均ケースの使い分け術
タミヤから発売されている公式ケースと100均で手に入るケースには、それぞれメリットとデメリットがあります。両者を上手に使い分けることで、コストパフォーマンスを最大化しつつ、快適なミニ四駆ライフを送ることができます。
タミヤの公式ケースの代表格として、「ポータブルピット」や「レーサーズボックス」があります。これらは専用設計のため、必要な機能がすべて揃っており、見た目も統一感があります。特に「ポータブルピット」は、上蓋の裏側がピットテーブルとして使用できるなど、工夫が施されています。また、長期間使用しても壊れにくい頑丈さも魅力です。
一方、100均ケースの最大のメリットはコストパフォーマンスの高さです。様々な種類のケースを組み合わせても、タミヤの公式ケース1つ分の価格で済むことが多いです。また、自分の使い方や収納したいパーツに合わせて、最適なケースを選べる自由度の高さも魅力です。
効果的な使い分け方としては、まず日常的な使用やレース会場への持ち運びには公式の「ポータブルピット」や「レーサーズボックス」を使い、その中に100均の各種小物ケースを組み合わせて収納するという方法があります。この方法なら、公式ケースの堅牢さと見た目の良さを活かしつつ、内部は自分好みにカスタマイズできます。
例えば、「ポータブルピット」の中にセリアの「ビーズケース」をネジ類の収納用に、ダイソーの「小物ケース(仕切り付)」をタイヤ・ホイール収納用に入れるといった組み合わせです。また、マシン本体は「フタがとまるケースS」に入れてから「ポータブルピット」に収納すれば、大切なマシンをしっかり保護できます。
また、予算に応じた段階的な買い揃え方も賢い選択です。初心者のうちは100均ケースのみで始め、経験を積むにつれて必要性を感じた部分だけ公式ケースに切り替えていくという方法です。例えば、まずは100均ケースで基本的な収納環境を整え、本格的にレースに参加するようになったら「ポータブルピット」を購入するといった具合です。
大会やレースに頻繁に参加する方は公式ケースの堅牢さと機能性が役立ちますが、自宅での保管や趣味程度の走行なら100均ケースで十分という方も多いでしょう。自分のミニ四駆の楽しみ方に合わせて、最適なケースを選びましょう。
まとめ:ミニ四駆ケース100均で揃える収納術の総まとめ
最後に記事のポイントをまとめます。
- セリアの「フタがとまるケースS」はミニ四駆1台がぴったり収まるサイズで、公認レース規格にも対応
- ダイソーの「小物ケース(仕切り付)」はタイヤとホイールの収納に最適、効率よく多くのセットを保管可能
- セリアの「中が見えるBOX」は透明な蓋で中身が確認でき、グレー、スモーク、クリアの3種類の色展開がある
- セリアの「ビーズケース」はネジやナットなどの小さなパーツを取り出しやすく収納でき、作業効率が向上する
- 車高の高いマシンには「フタがとまるケースM」が適しており、マシンと工具を一緒に収納することも可能
- ダイソーの「コレクションボックス」はバンクスルーチェッカーとして活用でき、自宅でのセッティング調整に役立つ
- セリアとダイソーでは品揃えが異なるため、用途に応じて適切なショップと商品を選ぶことが重要
- 持ち運び用ケースは使用状況(公式レース参加、電車移動、車移動など)に応じて最適なものを選ぶべき
- パーツの種類や使用頻度に合わせて適切なケースを組み合わせることで、効率的な収納が実現可能
- 100均ケースを工夫して組み合わせることで、市販のピットボックスと同等の機能を持つ自作ケースが作れる
- モーターやバッテリーには専用のケースを使用し、湿気や熱から保護するための工夫も取り入れるべき
- タミヤの公式ケースと100均ケースを上手に使い分けることで、コスパと機能性を両立させることができる
- 初心者は100均ケースからスタートし、経験を積みながら必要に応じて公式ケースを追加していくのが賢明