ミニ四駆のパフォーマンスを左右する重要な要素の一つが、ローラーのセッティングです。特に17mmローラーは、大径でありながらも取り付け位置の自由度が高く、ローラー幅を広く取れるという特徴から、多くのミニ四駆愛好家に注目されています。しかし、市販のFRPプレートには17mmローラー用の穴が少なく、その取り付け位置に悩む方も少なくありません。
本記事では、17mmローラーの特徴や最適な取り付け位置、各種FRPプレートでの対応状況、さらには穴がない場合の対処法まで徹底解説します。また、17mmローラーを使用する際のメリットやデメリット、効果的なセッティング例も紹介し、あなたのミニ四駆パフォーマンスの向上をサポートします。
記事のポイント!
- 17mmローラーは19mmよりもローラー幅を広く取れ、走行安定性が向上する
- FRPプレートによっては17mm用の穴がないため、ドリリングプレートを使うか自分で穴を開ける必要がある
- 17mmローラーの取り付け位置は19mmより後ろについており、セッティングの幅が広がる
- HG軽量17mmローラーは13mmアルミローラーと同じくらい軽く、大径でありながら軽量化が可能

ミニ四駆で17mmローラーの取り付け位置について徹底解説
- 17mmローラーがミニ四駆で人気な理由は広いローラー幅が取れること
- 17mmローラーと19mmローラーの取り付け位置の違いは後ろについていること
- FRPプレートに17mmローラー用の穴が少ない理由と対処法
- HG軽量17mmオールアルミベアリングローラーの特徴は軽量であること
- 17mmローラーを最適な位置に取り付けるためのドリリングプレート活用法
- ローラー幅が105mmになることのメリットはコース内側を走れること
17mmローラーがミニ四駆で人気な理由は広いローラー幅が取れること
ミニ四駆において、17mmローラーが注目されている最大の理由は、ローラー幅を広く取れることにあります。独自調査の結果、17mmローラーは19mmローラーと比較して、より広いローラー幅を実現できることがわかりました。具体的には、タミヤ純正のFRPプレートやカーボンプレートに設けられた17mm用の穴は、19mm用の穴よりも車体の外側に配置されていることが多いのです。
ローラー幅を広げることで得られる最大のメリットは、走行安定性の向上です。ローラー幅が広いほど、コース内での左右の振れが抑えられ、特にコーナリング時の安定性が増します。これは、17mmローラーの大きな魅力と言えるでしょう。
また、17mmローラーは大径ローラーのメリットも兼ね備えています。ローラー径が大きいほど、コースの継ぎ目の段差を拾いにくくなるため、滑らかな走行が可能になります。19mmローラーほどではないものの、13mmローラーよりも明らかに段差の影響を受けにくいのが特徴です。
一般的に、ミニ四駆のレース環境では公式ルールによりローラー幅の上限が105mmと定められています。この規定値ギリギリまでローラー幅を広げることで、より内側のコースを走ることができ、走行距離の短縮にも繋がります。17mmローラーはこの最大幅を実現しやすいサイズといえるでしょう。
さらに、17mmローラーの人気理由として、ローラー位置の自由度があります。特に最近のテクニカルな立体コースでは、コーナー接触のタイミングが重要になってきます。17mmローラーは19mmよりやや後方に取り付け位置があるため、コース特性に合わせたセッティングの幅が広がるのです。
17mmローラーと19mmローラーの取り付け位置の違いは後ろについていること
17mmローラーと19mmローラーの取り付け位置には明確な違いがあります。独自調査によると、17mmローラーの取り付け穴は19mmローラーの穴よりも後ろ側に配置されていることがわかりました。この違いは特にフロント側で顕著で、フロントローラーの位置はコーナリング特性に大きく影響します。
フロントで見た場合、19mmの位置よりも17mmの位置の方が後ろにあります。これにより、19mmローラーが前過ぎると感じる場合は、17mmの位置を使うことで調整が可能になります。取り付け位置が後ろにあることで、アンダーローラーを付けることができるケースも増えます。
この位置の違いは、じおんくんのミニ四駆のぶろぐでも言及されています。ドライバーの位置がコーナー進入時の接触地点になるため、ローラー径が大きくなると取り付け穴も基本は前についているので、手前でローラーが接触します。19mmはマシン幅が少し狭くなる取り付け位置なので、この現象がやや緩和されます。
コーナーが平面の場合、ローラー接触が遅くなればなるほどマシンが旋回する角度が大きくなります。これによりタイヤの抵抗を多く受けることになります。逆に二枚着地カーブの場合、飛んでいる前提で考えれば、僅かに9mmの方がコーナーへ安全に突っ込める距離が増えます。
Mr.Koldのミニ四駆奮闘記によれば、17mmと19mmローラーの取り付け位置を見比べた場合、フロントでは19mmの方が前に、リアでは後ろ側に付きます。フロントで19mmの位置で前過ぎると感じる人は17mmの位置を使うことで、より自分のスタイルに合わせたセッティングが可能になります。
また、フロントで後ろ側に取り付け穴があることにより、アンダーローラーを付けることが可能なケースもあります。例えば、フロントスライドダンパーのアンダーローラーとして装着することができます。ただし、可動範囲を目一杯取った場合はシャーシに当たる可能性もあるので注意が必要です。
FRPプレートに17mmローラー用の穴が少ない理由と対処法

FRPプレートに17mmローラー用の穴が少ない理由は、主に歴史的背景にあります。従来のミニ四駆では、9mm、13mm、19mmのローラーが主流だったため、プレートもこれらのサイズに合わせて設計されてきました。17mmローラーは比較的新しいサイズであり、旧来のプレートには対応する穴が設けられていなかったのです。
みそじで復活!!ミニ四駆改造奮闘記によると、「なぜ17㎜ローラー用の穴が少ないのか?」という疑問に対し、「17㎜ローラーの需要が少ないこともあるのかもしれませんが、販売されているパーツなので専用穴があると嬉しいですね」と述べています。つまり、需要と供給のバランスが関係している可能性もあるのです。
FRPプレートに17mm用の穴がない場合の対処法としては、主に3つの方法があります。1つ目は、17mm用の穴が空いているプレートを使用すること。Yahoo!知恵袋の回答によると、「AR用リアプレート」や「強化リアダブルローラーステー」の2パーツには17mm用の穴があるとのことです。
2つ目の方法は、自分でプレートに穴を開けること。みそじで復活!!ミニ四駆改造奮闘記では、既存の19mm穴を外側へ1mm削ることで17mmローラーを取り付ける工夫を紹介しています。極小ダイヤモンド棒ヤスリでカーボンプレートを削り、「金のハトメ」を使って穴を補強する方法です。
3つ目は、専用のドリリングプレートを使用する方法です。汐見板金Web-Shopで販売されている「ミニ四駆 ローラー幅出しドリリングプレート」は、11mm、13mm、17mm、19mmの4種類のサイズのローラーに対応し、ローラー幅0.1mm単位での幅出しにも対応しています。このようなツールを使えば、精密に穴位置を決めることができます。
また、P!MODEL LABOからも「ローラーポジショニングガイド」が販売されており、各種19mm、17mm、13mm、9mmを前後にずらせるように配置されています。ただし、位置や箇所によってはプレート既存穴の穴埋めが必須となる場合があるので、適宜穴埋めをした上で新規穴を作成する必要があります。
HG軽量17mmオールアルミベアリングローラーの特徴は軽量であること
HG軽量17mmオールアルミベアリングローラーの最大の特徴は、その名の通り「軽量」であることです。Mr.Koldのミニ四駆奮闘記によると、この商品は通常の17mmローラーとは異なり、軽量化されているとのこと。具体的には、重さが13mmアルミローラーと同じくらいであることが、実測により確認されています。
軽量化の意義は大きく、特にローラーの軽量化はマシン全体のパフォーマンスに直結します。ローラーは回転部品であるため、その重量は回転抵抗に影響します。軽いローラーほど回転抵抗が少なく、より効率的にコーナリングすることが可能になります。
さらに、このローラーはディッシュタイプではなく、フラットな形状をしています。一般的にディッシュタイプは重い印象があるため、軽量化を重視する人にとっては、この平面的な設計は大きなメリットとなります。
大径ローラーでありながら軽量という特徴は、「大径ローラーを使いつつ軽量化」という、これまで相反すると思われていた要素を両立させることができます。これにより、コースの段差を拾いにくいという大径ローラーのメリットを享受しながら、重量増加というデメリットを最小限に抑えることが可能になりました。
Mr.Koldのミニ四駆奮闘記では、「13mmアルミローラーとほぼ同じ重さなので、大径ローラーを使いつつ軽量化という面では効果的なローラー」と評価されています。大径ローラーの利点としてコースのギャップも拾いにくくなる点も挙げられており、総合的に見て非常にバランスの取れたローラーだと言えるでしょう。
17mmローラーを最適な位置に取り付けるためのドリリングプレート活用法
17mmローラーを最適な位置に取り付けるためには、ドリリングプレートの活用が効果的です。独自調査によると、「ミニ四駆 ローラー幅出し ドリリングプレート」は、ローラーセッティングで正確な幅出しを行うための穴開け治具として非常に有用であることがわかりました。
このドリリングプレートは、11mm、13mm、17mm、19mmの4種類のサイズのローラーに対応しており、ローラー幅0.1mm単位での幅出しにも対応しています。使用方法としては、まず使用するローラーの外径を測定し、それに合わせて適切な穴位置を決定します。ローラーは販売ロットの違いでサイズが若干変わったり、使用することによっても少しずつ径が小さくなるため、お手持ちのローラーに合わせてセッティングすることが推奨されています。
活用例として、HGカーボンフロントワイドステーに19mmオールアルミベアリングローラーを規定値一杯の105mmで取り付ける場合を見てみましょう。まず、ドリリングプレートの使用する穴を決定するためにローラーの外径を測定します。測定結果に基づいて、規定値の105mmジャストでセッティングを行うための穴位置を選びます。
ただし、大会に出場する場合は注意が必要です。105mmジャストの幅出しを行うと、車検ボックスの寸法誤差などで車検NGとなる可能性もあります。その場合には、少し遊びのできる穴位置を使用するなどの工夫が必要です。
ドリリングプレートを使用する最大のメリットは、既存穴の穴埋め作業が不要になる点です。通常、ローラーの位置出し作業には既存穴の穴埋め作業が必須でした。既存の穴をパテや瞬間接着剤などで埋めてから新たな穴を開ける必要がありましたが、手間も掛かり強度的な問題も発生しかねませんでした。ドリリングプレートを使えば、ステーへの取り付け穴に12mm幅、32mm幅、46mm幅の3種類を縦3mmピッチにて10列に渡り設けられているため、ステーの取付位置を柔軟に設定することが可能です。
P!MODEL LABOからも類似の製品として「ローラーポジショニングガイド」が販売されており、各種19mm、17mm、13mm、9mmを前後にずらせるように配置されています。開発の経緯には「フルカウル用のやつの13mmローラーの位置をずらしたい(後ろに下げたい)」「バットマンカーボンの19mmの位置が嫌だ」といったユーザーの声があったとのことです。
ローラー幅が105mmになることのメリットはコース内側を走れること
ローラー幅をレギュレーションいっぱいの105mmにすることの最大のメリットは、コースの内側を走行できることにあります。独自調査によると、ミニ四駆はコースの壁にぶつかりながら走るため、車幅(ローラー幅)が広ければそれだけコース内で左右にブレる量が抑えられ、スムーズに走行できるとされています。
らくがき塗料箱のメモ書きによれば、ローラー幅が広いとコース内で左右にブレる量が抑えられるため、走行安定性が向上します。また、マシンがコースの内側を走るので、走行距離が短くなるという利点もあります。計算すると、キット素組の状態よりもレギュレーションの幅いっぱい(105mm)にした状態の方が、3mmコースの内側を走ることになります。
具体的な効果としては、円を1周するのに18.8mmの差がつくとのことです。JCJC3セット分で3週のコースでもこの差は170mmにしかなりませんが、マシン1台分の差がつく程度であり、僅差のレースでは勝敗を分ける要因となる可能性があります。
また、ローラー幅を広げる最も重要な理由はレーンチェンジでの安定性にあります。レーンチェンジではS字カーブしながら上り下りするため、速度を上げると上りから下りに変わる部分でジャンプしてしまいます。このとき、ローラーが壁よりも高い位置まで上がってしまうとコースアウトする危険性があります。
フロントローラーを斜め下向きに取り付け、ローラーが壁に当たるとフロントバンパーを下へと導くようにすることで、レーンチェンジでの安定性を高めることができます。ただし、この効果はローラーが壁に接触しているときにしか発生しません。ローラー幅が広いほど、右から左へと車体が方向を変える際に、左右どちらのローラーも壁に接触していない時間が短くなるため、レーンチェンジでのコースアウトを防ぐことができるのです。
このように、ローラー幅を105mmまで広げることは、直線での走行距離短縮だけでなく、コーナリングやレーンチェンジでの安定性向上にも大きく貢献するのです。特に17mmローラーはこの最大幅に近づけやすいサイズとして評価されています。

ミニ四駆における17mmローラーの取り付け位置とセッティングのポイント
- 17mmローラーに対応している主なFRPプレート一覧
- 17mmローラーをFRPプレートに取り付ける際の注意点
- 17mmローラーをリアに使用するメリットとデメリット
- 17mmローラーをフロントに使用するメリットとデメリット
- 17mmローラーのスラスト角調整方法と効果
- 17mmローラーを使ったセッティング例と走行性能への影響
- まとめ:ミニ四駆17mmローラーの取り付け位置と効果的な使い方
17mmローラーに対応している主なFRPプレート一覧
独自調査の結果、17mmローラーに対応している主なFRPプレートをいくつか特定しました。まず、Yahoo!知恵袋の回答によると、「AR用リアプレート」と「強化リアダブルローラーステー」の2パーツには17mm用の穴があります。これらは比較的入手しやすい製品です。
また、近年ではVZシャーシ用のFRPフロントワイドステー(GP.524)にも17mmローラー用の穴が設けられています。このステーは1.5mm厚のFRP製で、9、11、13、17、19mmのローラーをレギュレーションの最大幅になるように取り付け可能です。バンパーを外して取り付けるのはもちろん、バンパーを取り付けた状態でステーを装着すればシャーシの強度アップも実現できます。
Mr.Koldのミニ四駆奮闘記によれば、17mmローラー用の穴が開いている主なバンパーは以下の通りです:
- VZ/FM-Aシャーシ FRP リヤブレーキステーセット
- FRP リヤワイドステー
- ARシャーシ FRPリヤワイドステー
- VZシャーシ FRP フロントワイドステー
- FRP マルチ補強プレート(ショート)
- FRP マルチワイドステー
- FRP フロントワイドステー
これらのFRPプレート以外にも、タミヤから新しく発売される製品には徐々に17mmローラー用の穴が増えてきています。最新の製品情報は公式サイトやタミヤショップでチェックすることをおすすめします。
注意すべき点として、FRPプレートによっては17mm用の穴がステー上のどこにあるのか明記されていない場合があります。特にスターターパックなどの汎用プレートでは、穴の用途が明示されていないことも多いため、実際に使用する前に確認が必要です。
ローラー径によって最適な取り付け位置は異なるため、17mm用の穴が設けられていないFRPプレートでも、ドリリングプレートやローラーポジショニングガイドを使用して自分で穴を開けることで対応することができます。これにより、より柔軟なセッティングが可能になります。
17mmローラーをFRPプレートに取り付ける際の注意点
17mmローラーをFRPプレートに取り付ける際には、いくつかの注意点があります。まず最も重要なのは、使用するFRPプレートに17mm用の穴があるかどうかを確認することです。前述の通り、一部のFRPプレートには17mm用の穴が用意されていますが、多くのプレートには9mm、13mm、19mmの穴しかない場合があります。
もし17mm用の穴がない場合は、穴あけ加工が必要になります。みそじで復活!!ミニ四駆改造奮闘記のブログによると、19mm穴を外側へ1mm削ることで17mmローラーを取り付けられる場合があります。また、カーボンプレートを削る際には極小ダイヤモンド棒ヤスリが有効です。削った穴は「金のハトメ」を使って補強すると強度が保てます。
穴あけ加工を行う場合、既存の穴との干渉に注意が必要です。特に19mm穴に近い位置に17mm用の穴を開けると、穴同士が重なってしまい強度が低下する恐れがあります。そのため、穴の位置は慎重に決める必要があります。
また、17mmローラーを取り付ける際には、その位置によってはローラーからステーがはみ出し、コースに干渉してしまう場合があります。汐見板金Web-Shopのドリリングプレート解説によれば、そのような場合はステーカット等の追加工が必要になることがあります。
取り付け後は、実際のローラー幅が規定内(105mm以下)に収まっているかを確認することが重要です。ノギスなどの測定器具で正確に測定し、規定オーバーにならないようにしましょう。大会に参加する場合は、車検での問題を避けるため、ギリギリの105mmではなく少し余裕を持たせた104.5mm程度に設定することも検討すべきです。
穴あけ加工のためのツールとしては、前述の「ミニ四駆 ローラー幅出し ドリリングプレート」や「ローラーポジショニングガイド」のような専用治具を使用すると、精度の高い穴あけが可能になります。特に0.1mm単位の精密な位置出しが必要な場合は、これらの治具が非常に有用です。
最後に、ローラーの種類によっても取り付け方法や注意点が異なります。特にHG軽量17mmオールアルミベアリングローラーのような軽量タイプは、通常の17mmローラーと異なる特性を持っているため、その特性を理解した上でセッティングを行うことが重要です。
17mmローラーをリアに使用するメリットとデメリット

17mmローラーをリアに使用する場合のメリットとして、まず第一に挙げられるのが大径ローラーとしての特性です。大径ローラーはコースの継ぎ目の段差影響を受けにくくなるため、特に公式レースのような段差が大きいコースでは有利に働きます。17mmローラーは19mmほど大きくはありませんが、13mmよりは明らかに段差の影響を受けにくいです。
二つ目のメリットは、17mmローラーの取り付け位置が19mmよりもローラー幅を広く取れる点です。Mr.Koldのミニ四駆奮闘記によると、タミヤ純正のローラー取り付け穴では、19mmローラーはローラー幅が他のローラーよりも狭くなる傾向があります。測定結果を見ると、17mmローラーは19mmローラーよりも広いローラー幅を実現できることがわかります。
三つ目のメリットは、特にHG軽量17mmオールアルミベアリングローラーを使用した場合、大径でありながら軽量化が可能な点です。一般的に大径ローラーは重くなりがちですが、軽量タイプの17mmローラーなら13mmアルミローラーと同じくらいの重さで済みます。これにより、大径ローラーの利点を享受しながら、重量増加というデメリットを最小限に抑えることができます。
一方、デメリットとしては、標準的なFRPプレートでは17mm用の穴が少ないという点が挙げられます。これにより、既存のプレートを使う場合は穴あけ加工が必要になる場合が多く、手間がかかります。
また、17mmローラーは19mmローラーほど大径ではないため、非常に段差の大きいコースでは若干不利になる可能性があります。特に公式大会の5レーンコースなどでは、19mmローラーを優先的に選ぶレーサーも多いです。
さらに、一部の17mmローラー(特に軽量タイプ)は入手性や価格面での制約があるかもしれません。HG軽量17mmオールアルミベアリングローラーは再販商品であり、常に入手できるとは限りません。Mr.Koldのミニ四駆奮闘記では「是非今のうちに購入をオススメします」と述べられています。
総合的に見ると、17mmローラーをリアに使用することは、適切なプレートとの組み合わせや加工ができれば、大径ローラーの利点とローラー幅の広さを両立できる優れた選択肢と言えるでしょう。特に軽量タイプの17mmローラーは、重量と性能のバランスが取れた魅力的なオプションです。
17mmローラーをフロントに使用するメリットとデメリット
17mmローラーをフロントに使用する最大のメリットは、取り付け位置が19mmよりも後ろにあることです。Mr.Koldのミニ四駆奮闘記によると、17mmローラーの取り付け位置は19mmよりも後ろについており、フロントで19mmの位置が前過ぎると感じる場合に17mmの位置を使うことで調整が可能になります。
二つ目のメリットは、フロントで後ろ側に取り付け穴があることにより、アンダーローラーを付けることができる場合がある点です。例えば、フロントスライドダンパーのアンダーローラーとして17mmローラーを装着できることがあります。ただし、可動範囲を目一杯取った場合はシャーシに当たる可能性もあるので注意が必要です。
コーナリング特性に関しても、17mmローラーは独自の特徴を持っています。じおんくんのミニ四駆のぶろぐによれば、コーナーが平面の場合、ローラー接触が遅くなればなるほどマシンが旋回する角度が大きくなり、タイヤの抵抗を多く受けることになります。一方、二枚着地カーブの場合、飛んでいる前提で考えれば、僅かに9mmの方がコーナーへ安全に突っ込める距離が増します。17mmローラーはこの中間的な特性を持っていると考えられます。
大径ローラーとしての特性も魅力です。フロントローラーはコースの段差に最初に接触する部分であるため、段差を拾いにくい大径ローラーは走行安定性に寄与します。17mmローラーは19mmほど大きくはありませんが、13mmや9mmと比べれば明らかに段差の影響を受けにくいです。
デメリットとしては、フロントに17mmローラーを使用する場合、スラスト角を付けにくいという点が挙げられます。らくがき塗料箱のメモ書きによれば、現行のシャーシはワイドステーを付けてそれにローラーを付ければ5度くらいのスラスト角が付くように作られていますが、19mmローラーと同様に17mmローラーもシャーシのネジ穴に直接付ける場合が多く、スラスト角が付かない場合があります。スラスト調整チップを使うか、バンパーを切り落とすなどの改造が必要になることがあります。
また、強度の問題も考慮する必要があります。フロントは強い衝撃を受けるため、薄いアルミ製のローラーは衝撃で歪む可能性があります。17mmローラーも19mmと同様に、頑丈なタイプを選ぶことが重要です。
さらに、FRPプレートに17mm用の穴が少ないという一般的な問題は、フロント用のプレートでも同様です。そのため、穴あけ加工が必要になる場合が多く、手間がかかる点もデメリットといえるでしょう。
17mmローラーのスラスト角調整方法と効果
17mmローラーのスラスト角調整は、走行特性に大きく影響する重要なセッティングポイントです。スラスト角とは、ローラーが壁に対して傾いて取り付けられる角度のことで、主にダウンスラスト(下向き)とアップスラスト(上向き)があります。
ダウンスラスト角を付ける主な目的は、レーンチェンジでの安定性向上です。らくがき塗料箱のメモ書きによれば、S字スロープのレーンチェンジを高速でクリアするためには、スラスト角を付けたフロントローラーを壁に当ててダウンフォースを得る必要があります。この場合、壁との接触面が平らで厚みがある物や、ダブルローラーが理想的です。
17mmローラーでスラスト角を調整する方法にはいくつかあります。最も一般的なのは、ローラー角度調整プレートを使用する方法です。タミヤ公式オンラインストアによると、ローラー角度調整プレートセット(GP.373)は、ローラーを取り付けるFRPなどとシャーシに間に挟み込んでダウンスラスト角を調節できるプレートで、1度、2度、3度の3種類の角度調整プレートにより、+3度から-3度まで1度単位で微妙なセッティングが可能です。
また、スラスト角調整ワッシャーを使用する方法もあります。これは、ローラーの片側にだけワッシャーを入れることで角度を付ける方法で、簡単に実装できる利点があります。ただし、大きな角度を付けると強度が低下する場合があるので注意が必要です。
さらに、FRPプレート自体を曲げたり加工したりすることでもスラスト角を調整できます。ただし、この方法は加工の難易度が高く、失敗するとプレートが使えなくなるリスクがあります。初心者には推奨されません。
17mmローラーにスラスト角を付けることの効果としては、主にレーンチェンジでの安定性向上が挙げられます。ダウンスラスト角を付けると、レーンチェンジの上り下りでローラーが壁に接触した際に、マシンに下向きの力が加わり、ジャンプしてコースアウトするリスクを減らすことができます。
また、コーナリング時のグリップ力向上も期待できます。適切なスラスト角を付けることで、コーナーでマシンが傾いた時にローラーがより効果的に壁に接触し、安定したコーナリングを実現できます。
ただし、過度なスラスト角はマシンの直進安定性を損なう恐れがあります。特に高速直線では、強いスラスト角は不必要な抵抗となり、スピードダウンの原因になる可能性があります。そのため、コース特性や走行スタイルに合わせた適切な角度設定が重要です。
17mmローラーを使ったセッティング例と走行性能への影響
17mmローラーを効果的に活用したセッティング例をいくつか紹介します。まず、最も一般的なセッティングとして、リアに17mmローラーを使用するパターンがあります。Mr.Koldのミニ四駆奮闘記によれば、特にHG軽量17mmオールアルミベアリングローラーをリアに装着することで、大径ローラーの利点を活かしつつ軽量化も実現できます。
具体的なセッティング例として、MAシャーシのB-MAX車では、リアに17mmローラーを規定幅いっぱいに取り付け、フロントに13mmローラーを使用するという組み合わせが紹介されています。これにより、リアでは大径ローラーによるコースの段差対策を、フロントでは適度なコーナリング特性を両立させています。
別のセッティング例としては、フロントに17mmローラーを使用するパターンもあります。特に19mmローラーの位置が前過ぎると感じる場合に効果的です。Mr.Koldのミニ四駆奮闘記では、「フロントで19mmの位置で前過ぎると感じる人は17mmの位置を使ってみても良い」と述べられています。これにより、コーナー進入時の接触ポイントを調整し、よりスムーズなコーナリングを実現できます。
また、じおんくんのミニ四駆のぶろぐでは、コースの特性によってローラー径の選択を変えることの重要性が指摘されています。「コーナーが平面の場合、ローラー接触が遅くなればなるほどマシンが旋回する角度が大きくなります。よってタイヤの抵抗を多く受けてしまう」一方で、「二枚着地カーブの場合、飛んでいる前提で考えれば、僅かに9mmの方がコーナーへ安全に突っ込める距離が増えます」と述べられています。つまり、コースの特性に合わせて17mmローラーの使用を検討することが重要です。
さらに特徴的なセッティングとして、19mmローラーのサブローラーとして17mmローラーを使用する例も紹介されています。「19mmのアンダーローラー・スタビの位置に配置したり、19mmローラーの間に入れるなど普段はコースに接触しませんが、マシン姿勢が変わった際にマシンを支えてくれるサブローラーとして使う事ができます」とMr.Koldのミニ四駆奮闘記で述べられています。
走行性能への影響としては、17mmローラーを適切に配置することで、以下のような効果が期待できます:
- コースの段差影響の軽減(特にリアに使用した場合)
- ローラー幅を広げることによる走行安定性の向上
- 適切なコーナー接触ポイントの実現による最適なコーナリング特性
- 軽量タイプを使用した場合の回転抵抗の低減によるパフォーマンス向上
- マシン姿勢が変化した際のバックアップとしての機能(サブローラーとして使用した場合)
ただし、セッティングの効果はコース特性やマシン全体のバランスに大きく依存するため、様々な組み合わせを試して、自分のマシンやコースに最適なセッティングを見つけることが重要です。

まとめ:ミニ四駆17mmローラーの取り付け位置と効果的な使い方
最後に記事のポイントをまとめます。
- 17mmローラーは19mmよりもローラー幅を広く取れ、走行安定性を向上させることができる
- 17mmローラーの取り付け位置は19mmより後ろについており、特にフロントでのセッティングの幅が広がる
- FRPプレートには17mm用の穴が少ないため、ドリリングプレートを使用するか自分で穴を開ける必要がある場合が多い
- HG軽量17mmオールアルミベアリングローラーは13mmアルミローラーと同じくらい軽量で、大径ローラーでありながら軽量化が可能
- 17mmローラーはリアに使用することで、大径ローラーの段差対応力とローラー幅の広さを両立できる
- フロントに使用する場合は、19mmより後ろの取り付け位置により、コーナー進入特性を調整できる
- 17mm用の穴がある主なFRPプレートには、AR用リアプレート、強化リアダブルローラーステー、VZシャーシFRPフロントワイドステーなどがある
- ローラー幅を105mmまで広げることで、コース内側を走行でき、左右のブレが抑えられる
- スラスト角調整には、ローラー角度調整プレート、スラスト角調整ワッシャーなどを使用できる
- コース特性に合わせたローラー径の選択が重要であり、平面コーナーと二枚着地カーブでは最適なローラー径が異なる
- 17mmローラーは19mmローラーのサブローラーとしても使用でき、マシン姿勢が変わった際の安定性向上に貢献する
- セッティングはコース特性やマシン全体のバランスに依存するため、様々な組み合わせを試して最適な設定を見つけることが重要