ミニ四駆のMAシャーシにスライドダンパーを取り付けたいけれど、ボディとの干渉やバンパー位置の高さに悩んでいませんか?無加工レギュレーションのB-MAXやGTアドバンスでは特に、プラボディの制約が大きな課題となります。実は、取り付け方を工夫することで、MAシャーシでも十分にスライドダンパーの恩恵を受けられるのです。
本記事では、インターネット上に散らばるMAシャーシのスライドダンパー改造情報を収集し、実践的な取り付け方法からボディ選びのコツまで、独自の視点で徹底解説します。3mmカーボンを使った狭可動域スラダンの製作テクニックや、上蓋だけで取り付ける画期的な方法など、すぐに実践できるノウハウが満載です。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ MAシャーシでスライドダンパーを搭載できるボディの条件が分かる |
| ✓ 上蓋だけを使った無加工での取り付け方法が理解できる |
| ✓ 狭可動域スライドダンパーの製作テクニックを習得できる |
| ✓ B-MAXやGTアドバンスでの実用的なセッティングが学べる |
MAシャーシにおけるスライドダンパーの取り付け実践
- MAシャーシ専用スライドダンパーの製作方法
- 無加工で使える上蓋のみ取り付けテクニック
- スライドダンパー搭載時のボディ選びの条件
MAシャーシ専用スライドダンパーの製作方法は3mmカーボンと520ベアリングの組み合わせ
MAシャーシにスライドダンパーを搭載する際、市販品をそのまま使うのではなく、専用に製作することで理想的なセッティングが可能になります。
コンパクトに省スペースに作ることで、フロント方向にある重量物をタイヤ軸に近づけ、バンパー類の反動を少しでも減らすことに寄与します。
🔧 MAシャーシ専用スラダン製作のポイント
| 使用パーツ | 選定理由 | 効果 |
|---|---|---|
| 3mmカーボン | 強度と軽量性のバランス | 5mm穴開けによる強度低下を補う |
| 520ベアリング | スムーズな可動 | 摩耗を抑えメンテナンスフリー化 |
| 狭可動域設計 | 外側を回らない | スラダン特有の減速を最小化 |
一般的なスライドダンパーは広い可動域を持ちますが、MAシャーシではあえて狭い可動域に設計することが重要です。これにより、スライドダンパー特有の「外側を大きく回る走行」を抑制しつつ、コーナー進入時の弾かれだけをクリアできるのです。
📊 製作時の設計ポイント
- ✅ フロントバンパーは可能な限り短く製作
- ✅ タイヤ軸に近い位置でのスライド機構
- ✅ 520ベアリングの受け軸への搭載
- ✅ 可動域は最初から狭く設定
520ベアリングを搭載する利点は、軸穴が横穴の場合でも力がかかると穴内部の前側のみが当たり、スムーズに稼働する点です。ただし5mm穴を開ける必要があるため、強度確保のために3mmカーボンとの組み合わせが推奨されます。
無加工で使える上蓋のみ取り付けテクニックはバンパー位置を低く保つ鍵
B-MAXやGTアドバンスなどの無加工レギュレーションでスライドダンパーを使用する場合、上蓋だけを使う取り付け方法が非常に効果的です。
バンパーとステーの間に大ワッシャーを挟んで上蓋で取り付けることで、上蓋だけでもしっかり機能し、バンパー位置も高くならない。
出典:ムーチョのミニ四駆ブログ
🎯 上蓋のみ取り付けのメリット
| 項目 | 従来の取り付け | 上蓋のみ取り付け |
|---|---|---|
| バンパー高さ | 高くなる | 低く保てる |
| ローラー位置 | 高い位置 | 理想的な高さ |
| ボディ干渉 | 発生しやすい | 軽減される |
| 加工の必要性 | 場合による | 不要 |
この方法の最大のメリットは、下側のカバーを使わないことでバンパー位置が高くならない点です。シャーシとステーの間に大ワッシャーを挟むことで、スライドダンパーの動きも問題なく機能します。
⚙️ 実践手順
- シャーシとステーの間に大ワッシャーを配置
- 上蓋でスライドダンパーを固定
- バネが落ちる心配がある場合は下側にマルチテープ
- ローラー径は13mmまたは2段アルミローラーを推奨
ただし、おそらく19mmローラーを使用する場合は、シャーシとの干渉に注意が必要かもしれません。特に無加工での取り付けでは、スライドダンパーが動いた時の干渉については避けられない部分があります。
スライドダンパー搭載時のボディ選びの条件はフロントキャッチの形状とバンパー部分の形状
MAシャーシにスライドダンパーを搭載する際、使用できるボディには明確な条件があります。
✨ 使用可能なボディの2大条件
条件①:シャーシの適合性
- MAまたはMSシャーシのプラボディが基本
- MSシャーシのボディは若干の加工が必要な場合も
- 他シャーシのボディでも載る場合があるが無難ではない
条件②:フロント形状
- フロントのボディキャッチが特定の形状であること
- バンパー部分までせり出していないこと
- バンパー部分が広いボディは加工が必要
フロントのボディキャッチが画像のようになっていることが重要で、バンパー部分までせり出しているものは載せられない、または加工が必要になります。
🏎️ MAシャーシで無加工搭載可能なボディ例
| ボディ名 | シャーシ | 特徴 |
|---|---|---|
| DCR-01(デクロス-01) | MA | フロント部分の干渉が少ない |
| サンダーショットMk.II | MA | スライドダンパー対応設計 |
| アバンテMk.III(アズール/ネロ) | MA | 実績のある定番ボディ |
| ダッシュ1号・皇帝 | MA | クラシックスタイルで対応 |
特にMAシャーシでデクロス01は、フロント部分がスライドダンパーと干渉しにくく、マシンキットとして入手しやすい点でも優れています。デクロス01と02を組み合わせて使用することで、フロントを01、リヤを02にするといったカスタマイズも可能です。
⚠️ 注意すべきボディの特徴
- ❌ フロントタイヤ部分のカウルが大きい実車系ボディ
- ❌ バンパー付近まで張り出したデザイン
- ❌ フロントキャッチの位置が低いボディ
実車系のボディは見た目のかっこよさがある一方で、ボディが大きくフロント周りのスペースが限られるため、スライドダンパー搭載には工夫が必要になります。
MAシャーシスライドダンパーの実戦セッティング術
- ATスライドダンパーへの改造テクニック
- B-MAXレギュレーションでの活用方法
- 走行テストから見えた効果と調整ポイント
- まとめ:MAシャーシとスライドダンパーの最適な組み合わせ
ATスライドダンパーへの改造テクニックは可動式フロント機構との融合
一般的なスライドダンパーをさらに進化させた**ATスライドダンパー(可動式フロントスライドダンパー)**は、左右だけでなく前後方向の動きも加えることで、より高度な衝撃吸収を実現します。
左右にしか動けないスライドダンパーに不満があったので、可動式フロントバンパーとスライド機能を融合した可動式フロントスライドダンパーを製作。
出典:あに。のブログ
🔨 ATスラダン製作の基本構造
使用パーツとしては、HGカーボンフロントワイドステーがおすすめです。9mm穴が最も端にあるのはこのパーツとフルカウルフロントステーのみですが、フルカウルフロントステーでは幅が不足するため、HGカーボンが適しています。
製作ステップ
- 既存の穴をカーボン粉と接着剤で埋める
- 新規穴位置を設計し2mmドリルで開ける
- カーボンプレートを当てて位置精度を確保
- 前後逆方向に使用して凹みを前に配置
B-MAXレギュレーションでの活用方法は上蓋取り付けとローラー選択がポイント
B-MAXやGTアドバンスといった無加工レギュレーションでは、スライドダンパーの取り付け方が特に重要になります。
📋 B-MAXでのスラダン活用戦略
| レギュレーション | 推奨方法 | ローラー選択 |
|---|---|---|
| B-MAX | 上蓋のみ取り付け | 2段アルミローラー13-12mm |
| GTアドバンス | ボディ制限あり | 13mm以下推奨 |
| オープンクラス | フル改造可能 | 19mmも選択可 |
B-MAXマシンであればGTアドバンスよりも使えるボディの制限がないため、スライドダンパーを取り付け可能なボディの選択肢が広がります。
💡 3レーンコース対策
- 2段アルミローラーによるLC(レーンチェンジ)対策
- フロントローラー位置の最適化
- スライドダンパーによる着地安定性の向上
一般的に3レーンコースではLCでのコースアウトが課題となりますが、スライドダンパーとローラーセッティングを組み合わせることで、コースアウト率を大幅に下げることができるでしょう。
走行テストから見えた効果と調整ポイントはタイム向上と安定性の両立
実際の走行テストでは、スライドダンパー搭載による具体的な効果が確認されています。
走行して見た感じ、すぐに気に入りました。スラダン特有の外を回る感じのあの減速もほぼ感じないレベルの動き、それでいてコーナーへ突っ込んだ際の弾かれは明らかに低減。タイム自体も若干伸びました。
🏁 走行テストで確認された効果
✅ 速度面での改善
- トップスピードでのコーナー安定性向上
- コーナー進入時の弾かれ現象が低減
- タイムの微増(全体的な安定による)
✅ 耐久性の確認
- 段上げフロント部分の強度維持
- 叩きつけ系レイアウトでの破損なし
- 白化現象も発生せず
✅ セッティングの最適化
- 狭可動域による減速の最小化
- 外側を回る走行の抑制
- 問題点だけをクリアする設計
⚙️ 重量管理のポイント
| パーツ | 重量 | 備考 |
|---|---|---|
| MA専用スラダン | 10.83g | 3mmカーボン+520ベアリング |
| ATリジットバンパー | 8.43g | 比較対象 |
| 重量差 | 約2g | マスダンパーで調整可能 |
重量差が約2gということは、推測の域を出ませんが、マスダンパーの調整で元の重量バランスに戻すことも可能です。こうした重量管理を記録しておくことで、セッティング変更時の微調整が容易になります。
🔄 調整時の注意点
- スプリングの硬さはソフト設定が基本
- グリスの量で可動の滑らかさを調整
- ローラー位置は段下げも検討
- フロントバンパーは短く保つ
おそらくMAシャーシにスライドダンパーを入れる意味は大きく、純正スライドダンパーでも十分な効果が期待できるでしょう。
まとめ:MAシャーシとスライドダンパーで実現する安定走行
最後に記事のポイントをまとめます。
- MAシャーシ専用スラダンは3mmカーボンと520ベアリングの組み合わせで製作する
- 狭可動域設計により減速を抑えつつコーナー安定性を確保できる
- 無加工での取り付けは上蓋のみを使用しバンパー位置を低く保つ
- 使用可能なボディはフロントキャッチ形状とバンパー部分の張り出しで判断する
- デクロス01はMAシャーシでスラダン搭載に最適なボディである
- B-MAXでは2段アルミローラーとの組み合わせでLC対策も可能になる
- ATスライドダンパーへの進化で前後方向の衝撃吸収も実現できる
- 走行テストでタイム向上とコースアウト率低減の両立が確認されている
- 重量差約2gはマスダンパー調整で補正可能である
- フロントバンパーを短く保つことが跳ねないマシン作りの基本となる
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 【ミニ四駆】ガチMAシャーシ⑳MA専用スライドダンパー
- 改修と改造と(その3)MAシャーシを見よう見まねでバンパーレス化してみた
- 【どれにする?】MAでスライドダンパーを使う時のボディー選び!
- ミニ四駆★MSフレキ★フロントATスライドダンパー★リヤアンカー
- 584 MSフレキ 可動式フロントスライドダンパーの作成
- 【スライドダンパーの取り付け方】B-MAXやMAにおすすめ|上蓋だけを使用
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