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ミニ四駆のプロトセイバーってどれがいい?🔥 走れる&走れないモデルの全て解説!

ミニ四駆のプロトセイバーってどれがいい?🔥 走れる&走れないモデルの全て解説!
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ミニ四駆ファンなら誰もが知るプロトセイバーシリーズ。「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」に登場したこの伝説的なマシンは、その特徴的なデザインと強力な性能設定で多くのファンの心を掴んできました。しかし「プロトセイバー」と一口に言っても、実はJB、EVO(エボリューション)など複数のバリエーションが存在し、さらに走行可能なモデルと走行不可能なディスプレイモデルがあることをご存知でしょうか?

本記事では、プロトセイバーシリーズの全容を徹底解説します。アニメでの活躍、各モデルの特徴、現在購入可能な商品のラインナップまで、「ミニ四駆 プロトセイバー」と検索したあなたの疑問にすべてお答えします。懐かしのマシンを再び手に入れたい方、コレクションを充実させたい方、そして初めてプロトセイバーを知った方まで、必見の内容となっています。

記事のポイント!

  1. プロトセイバーの種類(JB、EVOなど)とその歴史的背景
  2. 走行可能モデルと走行不可のディスプレイモデルの違い
  3. 現在購入可能なプロトセイバー商品と価格帯
  4. プロトセイバーのカスタマイズ方法と魅力

もくじ

ミニ四駆のプロトセイバーとはどんなマシン?アニメでの活躍と特徴

  1. プロトセイバーは「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」に登場する大神博士開発のマシン
  2. プロトセイバーJBの特徴はトラクションコントロールシステムと空気砲による攻撃力
  3. プロトセイバーEVOはJの2番目のマシンとして原作・アニメで重要な役割を担当
  4. プロトセイバー戦隊や600などのバリエーションも存在するがJBとEVOが主力
  5. アニメでのプロトセイバーは最強のライバルマシンとして星馬兄弟を苦しめた存在
  6. プロトセイバーを操るJの成長物語はレッツ&ゴーの核心的テーマを体現している

プロトセイバーは「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」に登場する大神博士開発のマシン

プロトセイバーは、1990年代に大ブームを巻き起こした漫画・アニメ「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」に登場する特徴的なミニ四駆です。作中では大神博士という天才科学者によって開発されたマシンとして描かれています。

大神博士は作中で「空力を究極まで利用した最強にして、最速のマシン」と自らのマシンを評しており、実際にもストレートでの速さとコーナリングの両方で優れた性能を誇るマシンとして描かれています。

元々は大神博士と土屋博士が共に「最速のミニ四駆開発」に打ち込んでいた時代に開発が進められていたもので、10年かけて完成させた集大成的なマシンという設定です。

興味深いのは、大神博士が自分のマシンを「プロト(初期型)セイバー」と名付けた背景には、土屋博士との確執があるという点です。大神博士は土屋博士から後継者として選ばれなかった悔しさから、自分こそが「真のセイバー第1号」だと主張するためにこの名称を選んだとされています。

プロトセイバーの原型となったのはスーパーアバンテというマシンで、これにカウルを装備させた形になっています。基本的にはレース用マシンとして設計されていますが、作中ではバトルマシンとしての機能が強調されている点も特徴的です。

プロトセイバーJBの特徴はトラクションコントロールシステムと空気砲による攻撃力

プロトセイバーJBは、Jというキャラクターが使用する最初のマシンで、その特徴的な機能から多くのファンの記憶に残っています。

まず最大の特徴は「トラクションコントロールシステム」です。これは実際の自動車と同様、タイヤが空転するのを防ぐ制御装置で、オンロード・オフロードを問わず安定した走りを可能にします。さらに「ギアチェンジシステム」を搭載しており、速度調整が可能になっています。

また、JBの象徴的な武器が「空気砲」です。カウル内部に空気を蓄積・圧縮し、後方から発射する機能で、アニメでは多くのマシンを破壊するシーンが印象的でした。この空気砲はただの攻撃武器ではなく、加速装置としても機能するという設定になっています。

デザイン面では、フロントからリアまで一体感のあるフルカウルボディが特徴的で、特にコクピット前部の造形がそのままリアウイングの翼端板につながる個性的なフォルムが印象的です。商品化されたモデルではパープル(紫)のABS樹脂製ボディが採用されています。

作中ではJがアームリモコンによってリアルタイムでセッティングを変更しながら操作する場面が描かれており、これが「インチキではないか」という議論の種になるシーンもありました。実際の商品では当然ながらリモコン操作機能はありません。

JBの強さは作中でも際立っており、星馬兄弟のマグナムセイバーやソニックセイバーをはじめ、多くの強力なマシンを圧倒するシーンが描かれています。

プロトセイバーEVOはJの2番目のマシンとして原作・アニメで重要な役割を担当

プロトセイバーEVO(エボリューション)は、プロトセイバーJBの後継機として登場するマシンです。原作・アニメともに、主人公のライバルであるJの2番目のマシンとして重要な位置づけになっています。

EVOの名前が示すとおり、このマシンはJBの「進化形」という設定で、より洗練されたデザインと高い性能を持っています。デザイン面ではJBのエッセンスを残しつつも、より空力を意識したシャープなフォルムが特徴的です。特にシャープなノーズと盛り上がったフロントフェンダー、コクピット前部から翼端板へとつながるラインが美しく仕上げられています。

商品としてのプロトセイバーEVOには歴史があります。当初は「リアルミニ四駆」シリーズのディスプレイモデルとして発売され、走行機能はありませんでした。そのため、「走るはずだった」と期待した子どもたちに大きな失望を与えた経緯があります。しかし現在ではARシャーシを採用した走行可能なプレミアムバージョンが発売されており、往年のファンにとっては「リベンジ」を果たせる商品となっています。

EVOのARシャーシ版では、メタリックグレイのABS樹脂製シャーシに、ローラーやディフューザーなどの部品がパープルの低摩擦樹脂製となっており、見た目の美しさと走行性能を両立しています。また、シルバーカラーのYスポークデザインホイールとローハイトタイヤの組み合わせも特徴的です。

走行性能面では「空力の追求はもちろん、整備性や剛性、拡張性などミニ四駆レースに必要な要素を兼ね備えた」ARシャーシを採用しており、コレクションとしての価値だけでなく、実際のレースでも十分に活躍できる設計になっています。

プロトセイバー戦隊や600などのバリエーションも存在するがJBとEVOが主力

プロトセイバーシリーズには、主力のJBとEVO以外にも複数のバリエーションが存在します。これらはアニメや漫画の中で登場したものが多く、商品化されているものとされていないものがあります。

「プロトセイバー戦隊」は、赤・緑・桃・白・黄の5台からなるチームで、各マシンのウイングとノーズにはカラーを示す頭文字が描かれています。作中ではパワーアップしたマシンとして登場しますが、意外にも目立った活躍はなく、ほとんどが大神の手によって自爆させられたり、ライバルマシンに破壊されたりする運命をたどっています。

「プロトセイバー600」は市販化されたプロトセイバーという設定で、作中では一般のレーサーが使用しているシーンが描かれています。このバージョンには空気砲やアームリモコンなどの特殊機能は搭載されていません。MAXシリーズでは「イガミトラヒコ」というキャラクターが使用し、ノコギリローラーを装備したバージョンが登場しています。

「プロトセイバーTT」はTTというキャラクターが所有するバージョンで、カウルが金継ぎになっているのが特徴です。これは単なる装飾ではなく、車体に空気を供給し後部に排出するシステムとしても機能するという設定になっています。

これらのバリエーションは主にアニメや漫画の中でのみ登場するものが多く、商品化されているのは主にJBとEVOの2種類です。特にJBはもともとスーパー1シャーシを採用したモデルとして販売されていましたが、現在では生産終了となり、プレミアム価格で取引されることが多くなっています。

一方EVOは比較的新しく、ARシャーシ採用のプレミアムモデルとして現在も入手しやすい状況です。コレクターにとっては、これらの主要2モデルを手に入れることが第一の目標となるでしょう。

アニメでのプロトセイバーは最強のライバルマシンとして星馬兄弟を苦しめた存在

「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」のアニメにおいて、プロトセイバーJBは主人公の星馬兄弟(烈と豪)にとって最強のライバルマシンとして描かれています。特に14話と16話での対決シーンは、多くのファンの記憶に残る名場面となっています。

プロトセイバーJBとの初対決では、JBはストレートではマグナムセイバーより速く、コーナーではソニックセイバーを上回るという圧倒的な性能を見せつけます。星馬兄弟が「ならばストレートで!」「いやコーナーで!」と得意分野で勝負を挑もうとしても、JBはすべてを凌駕してしまうのです。

特に印象的なのは、16話での再戦シーンです。ここでは星馬兄弟が必死に戦うものの、JBの空気砲によってマシンがボロボロになっていく様子が描かれています。この場面では烈と豪が「まだ勝負が決まっていないのに走りながら泣いている」という描写があり、それほどまでに絶望的な敵としてプロトセイバーが描かれていたのです。

アニメでのJBの強さを象徴するのが、マグナムセイバー・ソニックセイバーの大破、トライダガーXやバンガードソニックの中破という戦績です。特に当時のアニメでは強キャラとして描かれていたリョウのマシンまでも破壊するシーンは、視聴者に大きな衝撃を与えました。

しかし最終的には、星馬兄弟の新マシン「Vマシン」によって敗北を喫することになります。それまで無敗だったJBが負けるという展開は、物語における大きな転換点となっています。このように、プロトセイバーは単なる敵マシンではなく、物語を動かす重要な要素として機能していたのです。

プロトセイバーを操るJの成長物語はレッツ&ゴーの核心的テーマを体現している

プロトセイバーを操る少年「J」の物語は、「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の核心的なテーマを体現しています。それは「ミニ四駆を自分で育て、楽しむこと」の大切さです。

Jは当初、大神博士の下でアームリモコンを使ってプロトセイバーを操作し、多くのマシンを破壊する「バトルレーサー」として描かれています。しかし、星馬兄弟との対決を通じて、真の「ミニ四レーサー魂」に目覚めていくのです。

特に感動的なのは19話での展開です。Vマシンとの決戦中、Jは「抜かせないッ!!」と心から叫びます。この声には今までになかった感情がこもっており、彼が単に命令されて走らせているのではなく、本気でレースを楽しみ始めていることを示しています。

そして敗北後、Jは自らアームリモコンを破壊し、「本当のミニ四駆の走り」を選びます。これは彼が「バトルレーサー」から「ミニ四レーサー」へと成長した瞬間であり、「ミニ四駆は自分で育て、楽しむもの」というレッツ&ゴーの中心的メッセージを体現しています。

この変化の背景には、Jの過去のエピソードがあります。幼少期のJは父の遺品の車のおもちゃで遊んでいましたが、それを大神博士に踏み潰されそうになった際、身を挺して守ったという過去があります。また、大神の施設で他の子どもたちからいじめられ、父の遺品が壊されるという辛い経験も持っています。

これらの経験を持ちながらも、星馬兄弟の純粋にミニ四駆を楽しむ姿に触れることで、Jは本来の「楽しさ」を取り戻していくのです。このJの成長物語は、当時の子どもたちだけでなく、大人になった今見ても心に響くストーリーとなっています。

ミニ四駆プロトセイバーの商品展開と購入ガイド

  1. 現在購入可能なプロトセイバーはARシャーシ採用の走行モデルが主流
  2. プロトセイバーJBは希少価値が高く中古市場では4,000円以上で取引されている
  3. プロトセイバーEVOプレミアム(ARシャーシ)は1,000円前後で入手可能な人気モデル
  4. リアルミニ四駆シリーズのディスプレイモデルは走行不可だが精巧な作りが魅力
  5. プロトセイバーのカスタマイズには専用のドレスアップステッカーやパーツも販売されている
  6. プロトセイバーのボディはMA、VS、スーパーIIシャーシにも搭載可能で汎用性が高い
  7. まとめ:ミニ四駆プロトセイバーはノスタルジーと走行性能を兼ね備えた名機

現在購入可能なプロトセイバーはARシャーシ採用の走行モデルが主流

2025年現在、ミニ四駆プロトセイバーシリーズの商品ラインナップは、主にARシャーシを採用した走行可能モデルが中心となっています。中でも「プロトセイバーエボリューション プレミアム(ARシャーシ)」がタミヤから公式に販売されているメインモデルです。

このARシャーシ版は、単なるノスタルジーモデルではなく、現代のミニ四駆レースでも活躍できる性能を持っています。ARシャーシは「空力の追求はもちろん、整備性や剛性、拡張性などミニ四駆レースに必要な要素を兼ね備えた」設計で、競技志向のユーザーにも支持されています。

具体的な特徴としては、シャーシ本体がメタリックグレイのABS樹脂製で、前後のローラーやディフューザー、リヤスキッドバーなどのA部品がパープルの低摩擦樹脂製となっています。また、アンダーパネルとディフューザーはボディを外すことなく簡単に取り外し可能で、メンテナンス性にも優れています。

ホイールは立体的な形状が特徴のYスポークデザインで、シルバーカラーが採用されています。タイヤはローハイトタイプが標準装備されており、現代のミニ四駆レース仕様に合わせた選択となっています。

また、3.5:1の超速ギヤも標準装備されており、モーターと組み合わせることで高速走行が可能です。ただし、走行には単3形電池2本が別途必要となります。

これらの特徴から、現行のプロトセイバーモデルは、コレクションとしての価値だけでなく、実際に走らせて楽しむことができる実用性も兼ね備えています。懐かしさと最新の走行性能を両立させたモデルとして、新旧のファンから支持を受けているのです。

プロトセイバーJBは希少価値が高く中古市場では4,000円以上で取引されている

プロトセイバーJBは、かつてタミヤの「フルカウルミニ四駆シリーズ No.05」として「スーパー1シャーシ」を採用したモデルで販売されていました。しかし、現在では公式に生産終了となっており、新品での入手は非常に困難になっています。

市場価格を見てみると、Amazonなどのオンラインマーケットプレイスでは中古品や在庫品が4,000円以上、場合によっては10,000円近い価格で取引されています。これは当時の販売価格と比較すると数倍の金額であり、コレクターズアイテムとしての価値が確立していることを示しています。

特にパッケージ未開封のいわゆる「未組立品」は、さらに高値で取引される傾向があります。また、塗装済みの完成品なども、購入者の手間を省くという点で一定の需要があり、6,000円から9,000円程度で販売されているケースが見られます。

プロトセイバーJBの希少性が高まっている理由としては、いくつかの要因が考えられます。まず、アニメ「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」が今でも根強い人気を持っており、作中の象徴的なマシンとしての価値があること。また、現在のミニ四駆ブームで、懐かしのマシンへの需要が高まっていることなどが挙げられます。

さらに、ボディデザインの独自性も大きな魅力です。プロトセイバーJBのボディはスーパー2シャーシにも対応しているため、そのまま載せ替えることができるという利点があります。そのため、現代の高性能シャーシと組み合わせて走行を楽しみたいというユーザーにも需要があるのです。

プロトセイバーJBを手に入れたい場合は、公式での再販を待つか、オークションサイトや専門店で中古品を探すことになります。ただし、価格の高騰を考えると、投資目的よりも純粋なコレクション目的での購入がおすすめです。

プロトセイバーEVOプレミアム(ARシャーシ)は1,000円前後で入手可能な人気モデル

プロトセイバーEVOプレミアム(ARシャーシ)は、タミヤの「フルカウルミニ四駆シリーズ No.48」として現在も生産・販売されている人気モデルです。公式小売価格は1,210円程度ですが、オンラインショップでは800円前後で購入できることも多く、比較的手頃な価格帯で入手可能です。

このモデルの大きな特徴は、かつてのディスプレイモデルとは異なり、実際に走行可能な設計になっている点です。ARシャーシを採用しており、現代のミニ四駆レースでも十分に通用する性能を持っています。そのため、ノスタルジーを感じながらも実用的に楽しめるモデルとして人気を集めています。

完成時のスペックは全長155mm、全幅97mm、全高41mmで、コンパクトながらも存在感のあるサイズ感となっています。カラーリングは、ボディがパープルのABS樹脂製、シャーシ本体がメタリックグレイ、A部品(ローラーやディフューザーなど)もパープルとなっており、統一感のある美しいデザインに仕上がっています。

組み立てに関しては、基本的なプラモデル工作の知識があれば問題なく完成させることができるレベルです。ただし、走行させるためには別途単3電池2本が必要となります。また、より高い走行性能を求める場合は、モーターやタイヤなどのカスタマイズも可能です。

このモデルは在庫状況も比較的安定しており、タミヤの公式オンラインストアやAmazon、ホビーショップなどで入手可能です。そのため、プロトセイバーシリーズを始めて手に入れたい方や、実際に走らせて楽しみたい方には、最初の1台としておすすめのモデルと言えるでしょう。

コレクション価値と実用性を兼ね備えたプロトセイバーEVOプレミアムは、懐かしの名機を現代に復活させた秀逸なモデルとして、幅広い世代のミニ四駆ファンから支持を受けています。

リアルミニ四駆シリーズのディスプレイモデルは走行不可だが精巧な作りが魅力

タミヤの「リアルミニ四駆」シリーズは、走行機能を省略した代わりに、より精密で細部までこだわったディスプレイモデルとして展開されています。プロトセイバーEVOもこのシリーズで発売されており、コレクターにとっては重要なアイテムの一つとなっています。

このディスプレイモデルの大きな特徴は、走行機能がない代わりに、通常のミニ四駆では再現できないような細かいディテールが表現されている点です。例えば、コクピット内部の造形やマイクロチップの精密な再現、センサー部分のメタリック加工など、より原作に忠実な表現がなされています。

価格帯は3,000円から7,000円程度と、走行モデルよりも高めの設定となっていますが、その分だけ作り込みが違います。組み立て後は飾って楽しむことを前提としており、ケースに入れて保管するコレクターも多いようです。

リアルミニ四駆シリーズのプロトセイバーEVOを入手する方法としては、専門ホビーショップやオンラインショップでの購入が一般的です。ただし、生産数が限られているため、品切れになることも少なくありません。

注意点として、過去にこのディスプレイモデルを子供の頃に購入して「走らない」ことに失望した経験を持つ方も多いようです。ある記事では、「走行はしません」という表示を読めずに購入し、大きな失望を味わったという体験談が紹介されています。現在購入を検討する際は、このモデルが走行不可のディスプレイ用であることを十分に理解した上で選ぶことが重要です。

一方で、大人になった現在、改めてこのディスプレイモデルを購入し、当時叶わなかった精密な塗装や改造を施す「リベンジ」を楽しむファンも少なくありません。子供の頃のガッカリを、大人になった今こそ満足に変える楽しみ方もできるのです。

プロトセイバーのカスタマイズには専用のドレスアップステッカーやパーツも販売されている

プロトセイバーシリーズをより個性的に、また性能を向上させるためのカスタマイズオプションも多数販売されています。中でも人気なのが専用のドレスアップステッカーとカスタムパーツです。

プロトセイバーJBやEVOの専用ドレスアップステッカーは、オリジナルのデザインを損なわずにマシンをより華やかに彩るアイテムとして人気があります。市場価格は2,500円から4,000円程度で、コレクターにとっては貴重なアイテムとなっています。これらのステッカーは当時のオリジナル品が中古市場で取引されることが多く、新品の入手は難しい状況です。

パーツ面では、ARシャーシ用のカスタムパーツが豊富に存在しており、プロトセイバーEVOプレミアムのパフォーマンスを向上させることができます。特に人気があるのが以下のようなパーツです:

  1. HG ARシャーシ カーボンサイドステー:軽量かつ剛性の高いカーボン製のサイドステーで、シャーシの剛性を高めることができます。
  2. HG カーボンマルチワイドリヤステー:リア部分の安定性を向上させるカーボン製のリヤステーです。
  3. ARシャーシ サイドマスダンパーセット:衝撃吸収性を高め、コーナリング時の安定性を向上させるダンパーセットです。

これらのパーツは、プロトセイバーの走行性能を大幅に向上させることができます。実際、あるブログ記事では、これらのパーツをプロトセイバーEVOに装着して「メインマシン」として活用している例が紹介されています。

また、モーターのカスタマイズも一般的で、標準装備のものからスプリントダッシュなどの高性能モーターに交換することで、スピードアップを図ることができます。

カスタマイズの魅力は、単に性能向上だけではなく、自分だけのオリジナルマシンを作り上げる楽しさにもあります。作中のJが最終的に「自分で育てたマシンで勝つ」ことの大切さに気づくように、実際のミニ四駆も自分の手でカスタマイズしていくことに大きな魅力があるのです。

プロトセイバーのボディはMA、VS、スーパーIIシャーシにも搭載可能で汎用性が高い

プロトセイバーシリーズの大きな魅力の一つが、そのボディの汎用性の高さです。特にプロトセイバーEVOプレミアムのボディは、ARシャーシ用に設計されていながらも、加工なしでMA、VS、スーパーIIシャーシにも搭載できるという特徴を持っています。

この互換性の高さは、ミニ四駆愛好家にとって非常に魅力的なポイントです。例えば、ARシャーシでは満足な性能が得られない場合、より特性の異なるシャーシに載せ替えることで、走行特性を変化させることができます。それぞれのシャーシの特徴は以下の通りです:

  1. ARシャーシ:空力性能と整備性、拡張性のバランスが取れたシャーシ。プロトセイバーEVOプレミアムの標準シャーシです。
  2. MAシャーシ:モーターが中央に配置されたミッドシップレイアウトで、バランスの良い走行特性を持ちます。
  3. VSシャーシ:縦置きモーター採用で軽量・ローセンターを実現し、高い走行安定性が特徴です。
  4. スーパーIIシャーシ:シンプルな構造ながら高い拡張性を持ち、カスタマイズの幅が広いシャーシです。

この互換性により、自分の好みや走らせるコースに合わせて最適なシャーシを選ぶことができます。また、複数のシャーシを用意しておけば、コース条件や目的に応じて使い分けることも可能です。

実際のカスタマイズ例としては、プロトセイバーEVOのボディをスーパーIIシャーシに載せ、カーボンパーツで補強することで、より高い剛性と走行安定性を実現するという方法があります。ブログ記事では「端から端までカーボンで作ったの何気に初めてだ。コストはかかるけど全部カーボンかっこいいな!」と記されており、カスタマイズの楽しさが伝わってきます。

このように、プロトセイバーシリーズのボディは単なるコレクションアイテムとしてだけでなく、実用的なカスタマイズのベースとしても高い価値を持っています。これもプロトセイバーが長く愛され続けている理由の一つでしょう。

まとめ:ミニ四駆プロトセイバーはノスタルジーと走行性能を兼ね備えた名機

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. プロトセイバーは「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」に登場する大神博士開発の名機で、JBとEVOの2種類が特に有名
  2. プロトセイバーJBは空気砲とトラクションコントロールシステムを持つ攻撃型マシン
  3. プロトセイバーEVOはJBの進化形で、よりシャープなデザインと高い性能を持つ
  4. アニメでのプロトセイバーは星馬兄弟の最強のライバルマシンとして描かれていた
  5. 現在購入できるプロトセイバーは主にARシャーシ採用のEVOプレミアムが中心
  6. プロトセイバーJBは生産終了となり、中古市場では4,000円以上の高値で取引されている
  7. プロトセイバーEVOプレミアムは約1,000円で購入でき、走行も楽しめる人気モデル
  8. リアルミニ四駆シリーズのディスプレイモデルは走行不可だが精密な作りが特徴
  9. プロトセイバーのボディはMA、VS、スーパーIIシャーシにも搭載可能で汎用性が高い
  10. カスタマイズのためのドレスアップステッカーやカーボンパーツなども販売されている
  11. プロトセイバーを操るJの物語は「自分で育てたマシンで勝つ」というレッツ&ゴーの核心的テーマを体現している
  12. 現代のミニ四駆ファンにとってプロトセイバーは懐かしさと走行性能を両立させた魅力的なマシン