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GTアドバンス ミニ四駆🔥初心者でも楽しめる!実車系レギュレーションの全てを徹底解説

GTアドバンス ミニ四駆🔥初心者でも楽しめる!実車系レギュレーションの全てを徹底解説
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ミニ四駆界隈で「GTアドバンス」という言葉をよく耳にするようになりましたよね。なんか難しそう…でも実は、GTアドバンスは「みんなで楽しく遊ぼう」をコンセプトにした、新しいミニ四駆のレギュレーションなんです。今回は、そんなGTアドバンスについて、レギュレーションの特徴から使用可能なボディ、改造の範囲まで、徹底解説していきます!

「実車系ボディ」「原則無加工」「カーボンとベアリング使用禁止」「金属ブラシモーター限定」といった特徴を持つGTアドバンスは、ミニ四駆を始めたばかりの方から、一度離れていた方まで幅広く楽しめるレギュレーションとして注目を集めています。独自調査の結果、多くのミニ四駆ショップでGTアドバンスのレースが開催されるようになってきており、その人気は急上昇中です。

記事のポイント!

  1. GTアドバンスとは何か、誕生背景からレギュレーションの特徴まで解説
  2. GTアドバンスで使用可能なパーツと禁止パーツの詳細リスト
  3. GTアドバンスで認められている加工とNGな加工の具体例
  4. GTアドバンスでのセッティングポイントとおすすめマシン構成

GTアドバンスとは?ミニ四駆の新しいレギュレーション

  1. GTアドバンスのミニ四駆は実車系ボディを使用するのが特徴
  2. GTアドバンスが生まれた背景は子供から大人まで楽しめる環境づくり
  3. GTアドバンスのミニ四駆は原則無加工が基本ルール
  4. GTアドバンスレギュレーションで使用可能なボディは実車系のみ
  5. GTアドバンスレギュレーションでは金属ブラシモーターのみ使用可能
  6. GTアドバンスではカーボンとベアリングの使用が禁止されている

GTアドバンスのミニ四駆は実車系ボディを使用するのが特徴

GTアドバンス(GT-ADVANCED)は、実車をベースにしたボディを使用するミニ四駆のレギュレーションです。GTは「実車系プラボディ」、ADVANCEDは「ネオVQSアドバンスパックの改造ランク」をミックスした名称となっています。

このレギュレーションの最大の特徴は、実車系のプラスチックボディを使用することです。レーサーミニ四駆シリーズやミニ四駆PROシリーズに含まれる実車系のボディを使うことで、まるで本物の自動車レースのような雰囲気を楽しめます。トヨタ GR スープラやGR ヤリス、シュティーアなどの実車系ボディが人気です。

実車系ボディを採用することで、これまでのミニ四駆にはない「カーレース」の体験を提供しています。見た目も実車に近いため、大人も子供も楽しめるビジュアル面での魅力があります。

さらに、ドライバー人形を搭載することも可能で、キャノピー部分(窓やルーフ)の加工が認められているため、ドライバーを乗せることでよりリアルなレース感を出すことができます。

このようにGTアドバンスは、見た目の楽しさとレースの楽しさを両立させた新しいミニ四駆の遊び方を提案しています。

GTアドバンスが生まれた背景は子供から大人まで楽しめる環境づくり

GTアドバンスが生まれた背景には、「新しい世代にミニ四駆の楽しさを伝えたい」という想いがあります。独自調査によると、GTアドバンスは東京の「HD-BASE」というショップから始まったレギュレーションで、2023年頃から徐々に広がりを見せています。

現在の子供たちは、「ダッシュ!四駆郎」や「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」などのアニメや漫画の影響を受けた世代とは異なり、ミニ四駆を単に「電池を入れてモーターで走るクルマのおもちゃ」と捉えています。そこで、新しい世代にミニ四駆に興味を持ってもらうキーワードとして「実車系」に着目したのがGTアドバンスの始まりです。

GTアドバンスは、「ミニ四駆を始めたばかりの方に、なるべく早くレースという遊びに触れてもらい、ミニ四駆をずっと趣味として続けてほしい想い」と「勝ち負けにとらわれ過ぎず、カッコよく作ったクルマをみんなで一緒に楽しく遊んでほしい想い」から生まれました。

このレギュレーションは、ミニ四駆初心者でも簡単に参加できるように設計されており、高価なパーツや複雑な改造を必要としないのが特徴です。また「子供も大人もみんなで一緒にゆる~く遊ぼう」がコンセプトとなっているため、競技色が強すぎず、純粋にミニ四駆を楽しむことに焦点を当てています。

実際に、GTアドバンスのレースは各地のミニ四駆ショップで開催されるようになり、新規参入者の獲得にも成功しているようです。ミニ四駆の遊び方に新たな選択肢を提供することで、ミニ四駆の裾野を広げる役割を果たしています。

GTアドバンスのミニ四駆は原則無加工が基本ルール

GTアドバンスのミニ四駆は、「原則無加工」という基本ルールを持っています。これは、ミニ四駆を始めたばかりの方でも参加しやすいように、複雑な加工や改造を必要としないようにするためです。

シャーシやギア、ローラーなどのパーツに対する加工は基本的に禁止されています。例えば、シャーシを切断したり、穴を開けたりする加工はNG。ギアの圧縮固定やローラーの穴拡張なども認められていません。FRPプレートを研磨して厚みを変えたり、貼り合わせたりする加工も禁止です。

ただし、いくつかの例外的な加工は認められています。例えば、パーツが干渉してしまう部分のトリミング加工は可能です。具体的には、ボディとFRPプレートが干渉する場合やマスダンパーを取り付けるためにボディが干渉する場合などは、必要最小限の加工が許可されています。

また、既存ビス穴の貫通加工や、ドライバー人形搭載のためのキャノピー部分のオープントップ加工も認められています。片軸シャーシのプロペラシャフトの固定なども可能です。

GTアドバンスの「原則無加工」というルールは、誰でも気軽に参加できるようにするためのものですが、同時に「クルマとしての形を尊重する」という考え方も大切にしています。軽量化のためだけの加工はNG、車としてのデザインを尊重した加工が求められています。

これらのルールによって、高度な工作技術がなくても、説明書通りに組み立てるだけで競争力のあるマシンを作ることができるのがGTアドバンスの魅力です。

GTアドバンスレギュレーションで使用可能なボディは実車系のみ

GTアドバンスレギュレーションでは、使用可能なボディが「実車系」に限定されています。独自調査によると、公式が認めているボディは、レーサーミニ四駆シリーズやミニ四駆PROシリーズに含まれる実車をモチーフにしたボディがメインです。

具体的には、トヨタ GR スープラ、GR ヤリス、シュティーア、フェスタジョーヌ、ラウディーブル、エレグリッターなどの実車系ボディが使用可能です。2025年3月現在では、新たにシュティーア、ヒュンダイ IONIQ 5 N、レクサス LBX MORIZO RRなども追加されています。

一方で、エアロアバンテやガンブラスターXTOなどは実車がベースではあるものの、GTアドバンスの対象外となっています。カッパーファングやクロススピアーなどのバギー系やレーシングカー系も使用できません。

ボディの固定方法も規定されており、基本的には付属のボディキャッチを使用します。ワイルドミニ四駆やトラッキングミニ四駆などの特殊なボディについては、「ARシャーシ サイドボディキャッチアタッチメント」での固定が必要です。

ボディの装飾やドレスアップは大いに推奨されています。LEDライトの取り付けやデカールの貼り付け、ドライバー人形の搭載など、見た目をカッコよくするための工夫は自由に行うことができます。ただし、コースを汚したり、パーツが落下したりしないように注意が必要です。

GTアドバンスでは「実車系」にこだわることで、まるで本物のカーレースのような雰囲気を楽しむことができ、これがGTアドバンスならではの魅力となっています。

GTアドバンスレギュレーションでは金属ブラシモーターのみ使用可能

GTアドバンスレギュレーションでは、使用できるモーターが「金属ブラシモーター」に限定されています。具体的には、アトミックチューン2モーターPROなどのような、金属板ブラシを使用したモーターが使用可能です。

このルールにより、モーターの性能差が極端に出すぎないようになっており、初心者でも参加しやすい環境が整えられています。高性能なカーボンブラシモーターなどは使用できないため、モーター選びで極端な有利不利が生じにくくなっています。

金属ブラシモーターは、ニッケル水素電池だけでなく、アルカリ乾電池でも十分な性能を発揮します。GTアドバンスでは、ニッケル水素電池の使用も認められており、より安定した走行が可能です。

モーター回りのセッティングでは、ワッシャーを使ったギア位置出しも認められています。ただし、極端な駆動詰めや、特殊なスペーサーを使った調整はコンセプトから外れるため、控えめにすることが推奨されています。

また、FM-Aシャーシを使用する場合は、公認競技会規則に準じてカーボン強化8Tピニオンギア(通常黒ピニオン)を取り付ける必要があります。これもGTアドバンスのレギュレーションの一部です。

GTアドバンスでは、モーターの選択肢を限定することで、「走り」よりも「作り」や「見た目」を重視する文化が育まれています。誰もが同じような条件で競うことができ、マシンのセッティングやドライビングテクニックがより重要になるのがGTアドバンスの特徴です。

GTアドバンスではカーボンとベアリングの使用が禁止されている

GTアドバンスレギュレーションでは、「カーボンプレート」と「ボールベアリング」の使用が禁止されています。これにより、高価なパーツを使わなくても競争力のあるマシンを作ることができ、参加のハードルを下げています。

カーボンプレートについては、HGパーツのカーボンプレートが使用禁止となっています。ただし、カーボン強化シャーシやカーボンホイール、カーボン強化リヤダブルローラー付属パーツなどは使用可能です。カーボンプレートの代わりにFRPプレートやアルミプレート、ジュラルミンプレートを使用することが推奨されています。

ボールベアリングについては、全てのボールベアリングが使用禁止となっています。ただし、はとめ、メタル軸受、フッ素コート620スチールベアリング、低摩擦プラベアリングなどは使用可能です。これらは技術的にはベアリングの一種ですが、ボールベアリングではないため許可されています。

ローラーに関しては、プラローラーのみが使用可能で、スピードローラーなどの金属ローラーは使用できません。また、ゴムリング付きのローラーも使用不可となっています。プラローラーは最大8個までと制限されており、2段ローラーは1つのローラーとしてカウントされます。

これらの制限により、GTアドバンスでは誰もが同じような条件でレースに参加できるようになっています。高価なパーツや特殊なパーツを持っていなくても、工夫次第で速いマシンを作ることができるのがGTアドバンスの魅力です。

また、これらの制限は「ゆる~く遊ぼう」というGTアドバンスのコンセプトに沿ったものであり、極端なパーツ選びよりも、マシン全体のバランスや走りの楽しさを重視する姿勢が求められています。

GTアドバンスのミニ四駆におけるレギュレーションの詳細

  1. GTアドバンスのミニ四駆レギュレーションには認められている加工がある
  2. GTアドバンスのレギュレーションではプラローラーは8個までが制限
  3. GTアドバンスとB-MAXの違いはレギュレーションの方向性と使用パーツ
  4. MAシャーシやFM-Aシャーシなど様々なシャーシが使用可能
  5. GTアドバンスのミニ四駆はドレスアップやステッカーの使用が可能
  6. マスダンパーの使用方法や配置にも独自のルールが存在
  7. まとめ:GTアドバンスのミニ四駆はシンプルな楽しさを追求したレギュレーション

GTアドバンスのミニ四駆レギュレーションには認められている加工がある

GTアドバンスでは「原則無加工」が基本方針ですが、実際には走行性能や見た目の向上のために一部の加工が認められています。公式のQ&Aを分析すると、以下のような加工が許可されていることがわかります。

まず、パーツが干渉してしまう部分のトリミング加工は許可されています。例えば、ボディがFRPプレートやマスダンパーと干渉する場合、必要最小限の範囲でボディをカットすることができます。ただし、極端に大きくカットするのではなく、干渉部分のみを適切に処理することが求められます。

既存ビス穴の貫通加工も認められています。シャーシやFRPプレートなどに元々ある穴を貫通させることで、ビスの通りを良くしたり、マスダンパーを取り付けやすくしたりすることができます。ただし、新たに穴を開ける加工は認められていません。

ドライバー人形搭載のためのキャノピー部分のオープントップ加工も可能です。窓やルーフを切り取って、ドライバー人形を搭載することで、よりリアルな見た目にすることができます。この場合、切り取った窓部分に透明なプラ板を貼り付けるなど、装飾的な加工も許可されています。

片軸シャーシのプロペラシャフトの固定も認められています。プロペラシャフトを瞬間接着剤で固定することで、シャフトの回転によるロスを防ぐことができます。

FRPプレートの表面研磨も、マット仕上げにする程度であれば許可されています。また、FRPプレートの外周に瞬間接着剤を塗って補強することも可能です。ただし、FRPプレートを接着したり、穴を拡張したりする加工は認められていません。

ウイングの加工も一部許可されています。ウイングを追加したり、既存のウイングをカットしたりすることで、マシンの見た目を変えることができます。ただし、軽量化が目的ではなく、車としてのデザインを尊重することが前提です。

これらの許可された加工を上手に活用することで、GTアドバンスでもマシンの個性を出しつつ、性能を向上させることが可能です。ただし、常に「ゆる~く遊ぼう」というコンセプトを念頭に置き、過度な加工は避けるようにしましょう。

GTアドバンスのレギュレーションではプラローラーは8個までが制限

GTアドバンスのレギュレーションでは、使用できるローラーが「プラローラー」のみに限定され、さらにその数も「8個まで」と制限されています。この制限により、誰もが同じような条件でレースに参加できるようになっています。

プラローラーとは、プラスチック製のローラーのことで、13mm、14mm、19mmなどの様々なサイズがあります。GTアドバンスでは、これらのプラスチック製ローラーのみが使用可能で、スピードローラーなどの金属製ローラーは使用できません。また、ゴムリング付きのローラーも使用不可となっています。

ローラーの数は8個までと制限されており、2段ローラー(例:2段低摩擦プラローラー13-13mmや19-19mm)は1つのローラーとしてカウントされます。また、スキッドローラーもローラー数にカウントされるため、全部で8個を超えないようにする必要があります。

ローラーの配置については、左右で異なる径のローラーを取り付けることも可能です。これにより、コースに合わせて右寄せや左寄せのセッティングを出すことができます。また、フロントとリアで異なるサイズのローラーを使用することも可能です。

レーザーミニ四駆のローラーもプラローラーなので使用可能ですが、穴位置や幅に注意が必要です。車検ボックスに入らないケースもあるため、特にリモートレースでは注意が必要です。

ローラーの加工については、基本的に認められていません。ローラーの穴を拡張したり、外周にテープを貼ったりする加工はNGです。ただし、ホイール貫通処理(ローラーとホイールを重ねて使用する方法)は許可されています。

また、回転するマスダンパーについては、通常走行時にローラーより先にコースに触れない位置に取り付ける必要があります。これは、ローラー個数制限のためのルールとなっています。

このようにGTアドバンスでは、ローラーに関する様々な制限がありますが、これらの制限の中でも工夫次第で様々なセッティングが可能です。シンプルなルールの中で、いかに速いマシンを作るかが腕の見せどころと言えるでしょう。

GTアドバンスとB-MAXの違いはレギュレーションの方向性と使用パーツ

GTアドバンスとB-MAXは、どちらもミニ四駆の特定のレギュレーションですが、その方向性や使用可能なパーツには明確な違いがあります。独自調査によると、これらはどちらもミニ四駆の楽しみ方を広げるために生まれた派生レギュレーションです。

まず、最も大きな違いは、使用できるボディの種類です。GTアドバンスは「実車系ボディ」に限定されていますが、B-MAXはデクロスなどのボディが小さめの車種も選べる傾向があります。B-MAXでは実車系ではないボディも使用可能で、選択肢が広いのが特徴です。

また、改造の許容範囲にも違いがあります。GTアドバンスは「原則無加工」が基本ですが、B-MAXではより広範囲の加工が許されている可能性があります。オープンマシンではシャーシを切ることもあるようで、より高度な改造が可能なレギュレーションと言えるでしょう。

使用可能なパーツにも違いがあります。GTアドバンスではカーボンプレートやボールベアリングの使用が禁止されていますが、B-MAXではこれらが使用可能なケースがあります。また、プラローラーの数も制限が異なる可能性があります。

レースの形式や運営方法にも違いがあるかもしれません。GTアドバンスは「子供も大人もみんなで一緒にゆる~く遊ぼう」がコンセプトなので、比較的カジュアルなレース形式が採用されていることが予想されます。一方、B-MAXはより競技色が強い可能性があります。

さらに、マシンのセッティング傾向にも違いがあるでしょう。GTアドバンスはシンプルなセッティングが多く、初心者でも参加しやすい環境が整えられています。B-MAXではより高度なセッティングが見られる可能性があり、ベテランレーサー向けの要素が強いかもしれません。

これらの違いを理解することで、自分に合ったレギュレーションを選ぶことができます。初心者や久しぶりにミニ四駆を始める方は、シンプルなルールのGTアドバンスから始めるのがおすすめです。より高度な改造や競技を楽しみたい方は、B-MAXなどの他のレギュレーションも検討してみるとよいでしょう。

MAシャーシやFM-Aシャーシなど様々なシャーシが使用可能

GTアドバンスでは、様々な種類のシャーシを使用することができます。それぞれのシャーシには特徴があり、使用するボディや走らせるコースによって最適なシャーシが変わってきます。ここでは、GTアドバンスで使用可能な主なシャーシについて解説します。

MAシャーシは、Midship AERO(ミドシップエアロ)の略で、MSシャーシとARシャーシの優れた特徴を1台にまとめたシャーシです。ダブルシャフトモーターを車体中央に搭載したミドシップレイアウトを採用し、6個の低摩擦樹脂ローラーやリヤスキッドバーを標準装備しています。一体型のモノコック構造により、組み立てやすさやメンテナンス性に優れており、初心者からベテランまで幅広く使用されています。トヨタ GR スープラやシュティーアなどのボディとの相性が良いです。

FM-Aシャーシは、Front Motor AERO(フロントモーターエアロ)の略で、モーターがフロント部分に配置されたシャーシです。重心がマシンのフロント寄りにあるため、アップダウンが多いコースでも安定した走りが可能です。フロント下部に低摩擦樹脂製のスキッドバーを標準装備し、4個のローラーも低摩擦樹脂製です。特にリヤローラーは安定性を高めた8mm厚タイプを採用しています。マッハフレームやトヨタ GR ヤリスなどのボディとの相性が良いです。

MSシャーシは、3分割の高性能シャーシで、ターン式スイッチを採用した軽量タイプが人気です。ミドシップレイアウトでバランスが良く、様々なボディに対応可能です。強化ギヤカバーなどのオプションパーツも豊富で、カスタマイズの幅が広いのが特徴です。

VZシャーシは、小型・軽量・ショートホイールベースが特徴で、小回り性能やメンテナンス性に優れています。バンパー、リヤステー基部、プロペラシャフト軸受けなどの強度が高く、衝撃を吸収する適度な「しなり」も持っています。リヤローラーステーやフロントバンパーが分割可能で、セッティングの自由度が高いのも魅力です。トヨタ GR ヤリスなどのコンパクトなボディとの相性が良いです。

ARシャーシやXXシャーシ、スーパーIIシャーシなども使用可能で、それぞれ特徴があります。使用するボディや走らせるコース、自分の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

GTアドバンスでは、シャーシの加工は基本的に禁止されていますが、ビス穴の貫通加工などは許可されています。シャーシ本来の性能を活かしつつ、許可された範囲内でのセッティングが重要です。

GTアドバンスのミニ四駆はドレスアップやステッカーの使用が可能

GTアドバンスでは、マシンの見た目を良くするためのドレスアップやステッカーの使用が大いに推奨されています。実車系ボディを使用するというコンセプトに沿って、よりリアルで格好良いマシンに仕上げることができます。

ボディの塗装は自由に行うことができます。キットの塗装をそのまま使うこともできますし、オリジナルの塗装を施すこともできます。ただし、コースを汚さないことが前提となります。また、ボディパーツ同士の接着も認められており、走行中に部品が外れるのを防ぐことができます。

ステッカーの使用も自由です。キットに付属のステッカーだけでなく、市販のステッカーや自作のステッカーも使用可能です。専用のGTアドバンスステッカーも販売されており、車種ごとの専用デザインも用意されています。ウインドウ、鉢巻、ライト、ウイングなど、様々な部分に貼ることで、マシンの見た目をグッと引き締めることができます。

電飾も許可されています。LEDライトを取り付けることで、ヘッドライトやテールライトを光らせることができます。ボディに穴を開けてLEDを取り付け、クリアパーツを取り付けるといった加工も認められています。また、MP3プレイヤーなどの装飾品も使用可能です(ただし、コースを汚す可能性のあるアロマディフューザーなどは使用できません)。

ドライバー人形の搭載も推奨されています。タミヤ製のドライバー人形だけでなく、ガチャガチャなどで手に入るフィギュアも使用可能です。ピカチュウやちいかわなどのキャラクターを搭載している方もいるようです。ドライバーを固定するための両面テープやビス止めも自由に行うことができます。

ウイングやエアロパーツの追加・改造も認められています。他のキットからウイングを移植したり、オリジナルのエアロパーツを取り付けたりすることで、マシンの個性を引き立てることができます。ただし、落下しないようにしっかりと固定することが重要です。

マスダンパーやローラーの染色も可能です。これにより、マシン全体の色調を統一したり、アクセントカラーを作ったりすることができます。

GTアドバンスでは、これらのドレスアップ要素を活用することで、単に速いだけでなく、見た目も格好良いマシンを作ることが推奨されています。レースの楽しさだけでなく、マシン作りの楽しさも大切にするのがGTアドバンスの魅力です。

マスダンパーの使用方法や配置にも独自のルールが存在

GTアドバンスでは、マスダンパーの使用方法や配置にも独自のルールが存在します。マスダンパーは、マシンの安定性や走行性能に大きく影響するため、適切な使用方法を理解することが重要です。

まず、GTアドバンスではボールリンクマスダンパーの使用が認められています。ボールリンクマスダンパーは、マシンのピッチングやローリングを抑制し、コーナリング性能を向上させる効果があります。ボディと干渉する場合は、必要最小限の範囲でボディをカットして取り付けることが可能です。

ボールリンクマスダンパーのスクエアマスダンを他のマスダンに変更することも可能です。8mm×8mmのマスダンやショートスクエアマスダン、セッティングウエイトなどに変更して、重量バランスを調整することができます。

マスダンパーの下や上にバネを入れることも認められています。これにより、マスダンパーの可動域を調整し、より効果的な制振効果を得ることができます。また、スペーサーを入れて可動域を調整することもおすすめです。

マルチセッティングウェイトを緩めに取り付けてマスダンのように使うことや、ワッシャーを複数枚ネジで緩く留めてマスダンを兼ねた重量調整に使うこともできます。これらは、重心位置や重量バランスを微調整するのに役立ちます。

ただし、GTアドバンスでは吊り下げマスダンパーの使用に制限があります。シャーシ側からの吊り下げマスダンパーはOKですが、ボディからの吊り下げマスダンパーはNGとされています。これは、クルマとしての外観を損なわないようにするためのルールです。

また、回転するマスダンパーについては、通常走行時にローラーより先にコースに触れない位置に取り付ける必要があります。これは、ローラー個数制限のためのルールとなっています。

マスダンパーの配置については、スリムマスダンパーやアジャストマスダンパーなどの軽いタイプをあちこちに配置するセッティングが効果的と考えられています。ただし、シャーシやFRPプレートに新たに穴を開けることはできないので、既存の穴を利用して取り付ける必要があります。

GTアドバンスでは、これらのマスダンパーのルールを理解し、許可された範囲内で最適なセッティングを見つけることが重要です。マスダンパーの使い方一つで、マシンの安定性や走行性能が大きく変わってきます。

まとめ:GTアドバンスのミニ四駆はシンプルな楽しさを追求したレギュレーション

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. GTアドバンスは実車系ボディを使用するミニ四駆のレギュレーションで、「GT」は実車系プラボディ、「ADVANCED」はネオVQSアドバンスパックの改造ランクを意味する
  2. 誕生背景には「新世代にミニ四駆の楽しさを伝えたい」「ミニ四駆を始めたばかりの方にレースを体験してほしい」という想いがある
  3. 基本ルールは「原則無加工」だが、パーツの干渉部分のトリミングや既存ビス穴の貫通などいくつかの加工は許可されている
  4. 使用可能なボディは実車系のみで、GR スープラやGR ヤリス、シュティーアなどが人気である
  5. 金属ブラシモーターのみが使用可能で、モーター性能の差が出にくい環境が整えられている
  6. カーボンプレートとボールベアリングの使用は禁止されており、代わりにFRPプレートやプラベアリングを使用する
  7. プラローラーは8個までという制限があり、2段ローラーは1個としてカウントされる
  8. MAシャーシやFM-Aシャーシなど様々なシャーシが使用可能で、ボディやコースに合わせて選ぶことができる
  9. ドレスアップやステッカーの使用は自由で、LEDライトやドライバー人形の搭載なども推奨されている
  10. マスダンパーの使用方法や配置には独自のルールがあり、ボールリンクマスダンパーやスリムマスダンパーなどを効果的に配置することが重要である
  11. GTアドバンスは「子供も大人もみんなで一緒にゆる~く遊ぼう」をコンセプトとしており、勝敗よりも楽しさを重視している
  12. 各地のミニ四駆ショップでGTアドバンスのレースが開催されており、その人気は急上昇中である
  13. 他のレギュレーションと比較して、初心者でも参加しやすい環境が整えられている
  14. GTアドバンスでは「見た目」も重要視されており、実車系ボディの特徴を活かした「カーレース」の雰囲気を楽しむことができる
  15. 最新情報はGTアドバンス公式X(旧Twitter)や「GTアドバンス覚書」サイトで確認することができる