ARシャーシでミニ四駆の提灯を作る！初心者でも失敗しない具体的な手順とコツ‼️

ミニ四駆のARシャーシで提灯改造に挑戦したいけど、どこから始めればいいのか迷っていませんか？提灯はジャンプ時の姿勢を安定させる重要なギミックですが、ARシャーシ特有の構造が他のシャーシと異なるため、専用の作り方を知る必要があります。

この記事では、ARシャーシにおける提灯の作り方を、必要なパーツから具体的な加工手順まで詳しく解説します。フロント提灯とリア提灯の違いや、無加工で作れる方法、さらにはボディ提灯の取り付け方まで網羅的にご紹介していきます。

この記事のポイント
✓ ARシャーシ専用の提灯作成に必要なパーツと工具が分かる
✓ フロント提灯とアーチ型提灯の具体的な作り方を理解できる
✓ 無加工・簡単な提灯ギミックの選択肢を知ることができる
✓ 提灯による走行性能の向上ポイントが理解できる

ARシャーシでミニ四駆の提灯を作る基本知識と準備

1. ARシャーシの構造的特徴と提灯作成の難しさ
2. 提灯作成に必要なグレードアップパーツ一覧
3. あると便利な工具と代用品の紹介

ARシャーシの構造的特徴と提灯作成の難しさ

ARシャーシは他のシャーシと比べて独特の形状を持っており、提灯作成において特有の課題があります。

ARのシャーシで扱いづらいのがこのシャーシ形状なんですよね。大きく張り出したフロントギアカバー、下部から電池を取り出すために電池ホルダーが大きく上に突き出していますし、その電池の上のシャーシ形状が斜めで提灯も叩きづらい

出典：サブカル”ダディ”ガッテム日記

📊 ARシャーシの構造上の特徴

部位	特徴	提灯作成への影響
フロントギアカバー	大きく張り出している	FRPプレートとの干渉に注意が必要
電池ホルダー	上に大きく突き出す	提灯ユニットの配置を工夫する必要がある
シャーシ上部	斜めの形状	提灯がシャーシを叩きにくい

この構造的な制約により、ARシャーシで提灯を作る際は専用の設計が求められます。一般的なシャーシ用の提灯作成方法をそのまま適用できないため、ARシャーシに特化したアプローチが必要になるのです。

おそらく、このような構造的課題があるからこそ、ARシャーシ用の提灯作成には複数のアプローチが存在し、作り手によって様々な工夫が凝らされています。

提灯作成に必要なグレードアップパーツ一覧

ARシャーシでフロント提灯を作成する際に必要となる基本的なパーツをご紹介します。

🛠️ 必須グレードアップパーツリスト

パーツ名	用途	備考
FRPマルチ補強プレート	提灯本体の構造材	前輪との干渉部分を削る必要あり
ARシャーシ FRPリアワイドステー	ローラー取り付け部の転用	軽量化のため一部切断推奨
ローハイトタイヤ＆ホイールセット（Yスポーク）×2セット	トレッド幅確保	フロント提灯との干渉防止
マスダンパー	重りとして使用	お好みの重量のものを選択

FRPマルチ補強プレートは前輪に干渉する部分を削り、後ろの不要な部分をカット。ちなみにに先端が丸い方を、前にするとちょうどよくなるように考えている

出典：この壁を乗り越えたら

アーチ提灯用の追加パーツ

アーチ型提灯を製作する場合は、3mmカーボンプレートが必要になります。こちらは既存のマシンから流用することも可能です。

⚠️ パーツ選びの注意点

• ローハイトタイヤ＆ホイールセットにはトレッド幅が広いタイプと狭いタイプの2種類が含まれています
• フロント提灯がホイールにわずかでも触れると速度が落ちるため、トレッド幅が広いホイールを選ぶ必要があります
• そのため2セット購入して、広いタイプを選別する必要があるかもしれません

一般的には、限定パーツを使用するとより高度な提灯が作れますが、入手困難な場合もあるため、代替品で対応することも検討しましょう。

あると便利な工具と代用品の紹介

提灯作成を効率的に進めるために、適切な工具を揃えることが重要です。

🔧 推奨工具リスト

工具名	用途	代用品
電動ハンディリューター	FRPの削り作業	ヤスリ（ただし腕が疲れる）
ラジオペンチ	FRPプレートの切断	ニッパー（刃こぼれに注意）
瞬間接着剤	パーツの固定	–
マスク	FRP粉塵の吸引防止	–

電動ハンディリューター、FRPを削るのに便利。使ったとき、もっと早く買っておけばよかったと思った…。ヤスリで削ると腕が痛くなる。まじで

出典：この壁を乗り越えたら

安全に作業するための必須アイテム

• マスク：FRPを削ると大量の粉が出るため必須です
• 保護メガネ：FRP切断時に破片が飛ぶ可能性があります
• 換気環境：粉塵対策として作業場所の換気も重要です

💡 工具選びのポイント

ニッパーでFRPを切断すると刃こぼれの原因になるため、専用のラジオペンチを使用することをおすすめします。初期投資は必要ですが、長期的に見れば工具の寿命が延び、コストパフォーマンスが向上します。

推測の域を出ませんが、電動リューターは初心者にとって最も効果を実感できる工具の一つと言えるでしょう。手作業との作業効率の差は歴然としています。

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ARシャーシでミニ四駆の提灯を作る実践的な手順とテクニック

1. フロント提灯の具体的な製作過程
2. アーチ型提灯の設計と組み立て方法
3. 無加工で作れる簡単提灯ギミックの選択肢
4. ボディ提灯の取り付け方とセッティング
5. まとめ：ARシャーシでミニ四駆の提灯を作る方法

フロント提灯の具体的な製作過程

ARシャーシのフロント提灯作成は、段階的なアプローチで進めることが成功の鍵です。

📝 ステップ1：干渉部分の確認と設計

まず、ボディを外したシャーシにFRPプレートを当てて、干渉する部分を確認します。同時にボディをどの穴を使って載せるかも考えましょう。

ボディを外したシャーシにＦＲＰプレートを当ててみて、ＦＲＰが干渉する部分を確認。同時にどこの穴を使ってボディを載せるかも考える

出典：この壁を乗り越えたら

🔨 ステップ2：パーツの加工

加工対象	加工内容	目的
ARシャーシ FRPリアワイドステー	ローラー用の穴部分と装着用の出っ張り部分を切断	軽量化と見た目の改善
FRPマルチ補強プレート	前輪干渉部分を削り、後部不要部分をカット	干渉回避と機能性確保

⚠️ 加工時の重要な注意点

• FRPを削る際は大量の粉が発生するため、必ずマスクを着用してください
• 切断時にFRPが予期せぬ方向に飛ぶことがあるため、保護メガネも推奨されます
• 瞬間接着剤は塗りすぎに注意（見た目が悪くなります）

⚙️ ステップ3：組み立てと固定

歪みが生じないよう細心の注意を払って位置を決め、ビスを締めます。その後、瞬間接着剤を塗ることでビスの緩み防止が可能です。

瞬間接着剤を塗らないとビスがすぐにゆるむから、ゆがみの原因になる

出典：この壁を乗り越えたら

接着剤が乾いたら、ボディを載せてマスダンパーを装着します。フロントのカーボンプレートの下からビスを通し、3mmスペーサーで位置調整し、最後にロックナットで締めれば完成です。

アーチ型提灯の設計と組み立て方法

ARシャーシの構造的課題を解決するアーチ型提灯は、電池ホルダー周辺を避けられる優れた設計です。

🎯 アーチ提灯の設計コンセプト

アーチ形状の提灯はシャーシのサイド部分を叩くので電池への衝撃も、斜めってるシャーシへの対策もしなくていいのが利点です

出典：サブカル”ダディ”ガッテム日記

📐 アーチ型パーツの製作手順

ステップ	作業内容	ポイント
1	ボディをカットしてハメる	治具を使用すると作業が楽になる
2	ケガキ線を付ける	正確な切断ラインを確保
3	線に沿って切り取る	アーチ状の部品が完成
4	カーボンの配置を検討	効果的な位置を試行錯誤

🔗 組み継ぎ構造のメリット

アームを組み継ぎにすることで、ギアカバーを避けながら耐久性を確保できます。

✅ 組み継ぎ構造の利点

• 動作性が向上する
• 耐久性の観点で優秀
• ギアカバーとの干渉を回避できる

🎨 仕上げ作業

3S瞬着で仮止めし、アームの支点は2.5mm穴に拡大してハトメをかしめます。その後、黒瞬着で一晩置くと白く変色しますが、ベビーオイルを綿棒につけて軽く拭き取ることで綺麗になります。

おそらく、このアーチ型設計はARシャーシの構造的制約を逆手に取った、非常に合理的なアプローチと言えるでしょう。

無加工で作れる簡単提灯ギミックの選択肢

初心者や工具が限られている方には、切断加工なしで作れる提灯がおすすめです。

💡 無加工提灯の基本アプローチ

無加工で提灯を作る方法は、YouTubeなどで紹介されており、特別な工具を必要としません。ただし、具体的な手順については動画コンテンツで確認することをおすすめします。

参考：【初心者向け】切断加工なしの簡単お手軽提灯ギミック(ARシャーシ)

🛡️ キャッチャーダンパーを活用した方法

キャッチャーダンパーはオッケーとします。なんでって？だってボディがパカパカするのうっとうしいでしょ（笑）

出典：じおんくんのミニ四駆のぶろぐ

⚖️ セッティングウエイトでの引っ掛かり防止

従来の方法	セッティングウエイト使用
提灯で対応	重量配分で対応
加工が複雑	比較的シンプル
提灯縛りでは使用不可	提灯禁止でも有効

車体の外側に重量が集まるとボディが跳ねやすくなるため、前後のバンパーを初めからブランブランにする発想は、一般的な提灯とは異なるアプローチです。

車体の外側に重量が集まるからなんですね。なのでリジットマシンでローラーをたくさんつけると結構跳ねます

出典：じおんくんのミニ四駆のぶろぐ

このような重量配分の工夫により、提灯なしでも跳ねにくいマシンを作ることが可能になります。

ボディ提灯の取り付け方とセッティング

ボディ提灯は、ボディ自体を提灯として機能させる高度な改造方法です。

🎪 ボディ提灯の基本構造

ボディ提灯では、直FRPプレートとARリアステーを組み合わせて、ボディを固定しながらマスダンパー受けのプレートを配置します。

直FRPとARリアステーを留めているビスからマスダン受けのプレートを下に降ろそうと思ってやってみたら、シャーシの横にある枠？電池ホルダーの爪をかけているところの外側みたいなところにぶつかり全然下に降りない

出典：ミニ四駆ってムズカシイ？

🔧 構造的課題への対処

ARシャーシの電池ホルダー周辺の構造により、標準的な方法ではマスダンパー受けを下に降ろせないため、ARリアステーに穴を開けて対処する必要があります。

⚙️ リア側パーツの取り付け順序

順番	パーツ	備考
1	ロックナット	最上部
2	直FRP（ハトメ付き）	–
3	メタル軸受	–
4	スライドダンパー用ばね（ソフト）	–
5	アルミスペーサー	–
6	ナット	–
7	スプリングワッシャー	–
8	リアステー	最下部

💪 ボディ提灯のメリット・デメリット

✅ メリット

• ボディ全体が衝撃吸収に貢献する
• 独特のセッティングが可能

⚠️ デメリット

• 加工が複雑で時間がかかる
• 直FRPプレートの削り作業が辛い
• 重量が増加する傾向がある

推測の域を出ませんが、ボディ提灯は中級者以上向けの改造方法と言えるかもしれません。ただし、独自のセッティングを追求したい方には魅力的な選択肢となるでしょう。

まとめ：ARシャーシでミニ四駆の提灯を作る方法

最後に記事のポイントをまとめます。

1. ARシャーシは独特の構造を持ち、フロントギアカバーや電池ホルダーの形状が提灯作成の障壁となる
2. 基本的なフロント提灯にはFRPマルチ補強プレートとARリアワイドステーが必要である
3. 電動ハンディリューターがあれば作業効率が大幅に向上し、ラジオペンチでFRP切断することで工具の寿命を延ばせる
4. FRP加工時は大量の粉塵が発生するため、マスクと保護メガネの着用が必須である
5. アーチ型提灯はARシャーシの構造的課題を解決する優れた設計で、シャーシのサイド部分を叩くことで電池への衝撃を軽減できる
6. 無加工で作れる提灯ギミックも存在し、キャッチャーダンパーやセッティングウエイトを活用する方法がある
7. ボディ提灯は高度な改造方法で、独自のセッティングを追求できるが加工難易度が高い
8. フロント提灯はジャンプ時に前傾姿勢を保ち、4輪同時着地による加速向上とコースアウト防止に貢献する
9. 瞬間接着剤はビスの緩み防止に有効だが、塗りすぎると見た目が悪くなるため注意が必要である
10. トレッド幅の選択は提灯との干渉を避けるため重要で、広いホイールを選ぶべきである

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記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト

• 【お手軽】2016年にミニ四駆に復帰した30歳の、フロント提灯の作り方【ＡＲシャーシ編】 – この壁を乗り越えたら
• 【ミニ四駆】ARシャーシ・アーチ提灯を製作！ : サブカル”ダディ”ガッテム日記
• ARシャーシ ボディ提灯編 : ミニ四駆ってムズカシイ？
• フロント提灯（VZ・MA・MSシャーシ）作り方 -準備編-【ミニ四駆 改造】 | ミニ四ファン
• ゼロから始めるARシャーシ 第一回　とりあえず作ってみたで | じおんくんのミニ四駆のぶろぐ
• オープンクラスで戦ってみよう　その１　提灯を設計しよう | じおんくんのミニ四駆のぶろぐ
• 【初心者向け】切断加工なしの簡単お手軽提灯ギミック(ARシャーシ)【ミニ四駆】【mini4wd】 – YouTube

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