ミニ四駆のMAシャーシを使ってみたいけど、モーター選びや取り付けで悩んでいませんか?MAシャーシは両軸モーターを使用する独特の構造を持ち、片軸モーターのシャーシとは異なる特性があります。適切なモーター選択と固定方法を理解することで、マシンのポテンシャルを最大限に引き出すことができます。
この記事では、MAシャーシに適したモーターの種類や特徴、そして固定時の注意点まで、実際のユーザーの経験を交えながら詳しく解説します。初心者から中級者まで、MAシャーシでのモーター活用に役立つ情報を網羅的にお届けします。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ MAシャーシ用両軸モーターの種類と性能比較 |
| ✓ コース別おすすめモーターの選び方 |
| ✓ モーター固定パーツの新旧違いと対策 |
| ✓ 駆動効率を上げる改造テクニック |
MAシャーシのモーターは両軸タイプ!選び方と特徴
- MAシャーシで使える両軸モーターの全種類と性能差
- コース特性に合わせたモーター選択が勝利への近道
- モーター固定パーツの新旧問題と確実な対処法
MAシャーシで使える両軸モーターの全種類と性能差
MAシャーシは両軸モーター(ダブルシャフトモーター)専用の設計となっています。両軸モーターとは、モーターの両側にシャフトが伸びているタイプで、片軸モーターと比較してギアの点数が少なく、メンテナンスが比較的容易という特徴があります。
📊 MAシャーシ対応モーター一覧
| モーター名 | エンドベル色 | トルク | 回転数 | 向いているコース | ブラシタイプ |
|---|---|---|---|---|---|
| レブチューン2PRO | 青 | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ | 高速直線コース | カーボン |
| アトミックチューン2PRO | 黒 | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | 万能型(中間) | カーボン |
| トルクチューン2PRO | オレンジ | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | カーブ多めコース | 銅 |
| ライトダッシュPRO | 黄 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | バランス型 | 銅 |
| ハイパーダッシュPRO | 赤 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 立体コース | カーボン |
| マッハダッシュPRO | 赤 | ★★★☆☆ | ★★★★★ | フラットコース | カーボン |
MAシャーシという両軸タイプのシャーシを作ろうと思います。理由としては、両軸モーターのシャーシはギアの点数が少ないのでギアの整備範囲が狭いので比較的楽だという理由
注意すべきポイントとして、ノーマルモーターは両軸タイプでは販売されていません。また、カーボンブラシと銅ブラシでは特性が大きく異なります。
🔧 ブラシタイプによる違い
- カーボンブラシ:長持ちするが、モータースペック以上の性能が出にくい。慣らし運転の効果が薄い
- 銅ブラシ:適切に慣らすことでスペック以上の性能を引き出せる。ただし消耗が早い
コース特性に合わせたモーター選択が勝利への近道
モーター選びで最も重要なのは、走行するコースの特性を理解することです。一般的には以下のような選択基準があります。
🏁 コース別おすすめモーター選択ガイド
| コースタイプ | 特徴 | おすすめモーター | 理由 |
|---|---|---|---|
| フラットコース | 直線が長い、アップダウン少ない | マッハダッシュPRO | 最高速度重視、小径ギア比との組み合わせで威力発揮 |
| 立体コース | カーブ多い、ジャンプあり | ハイパーダッシュPRO | トルクと回転数のバランスが良い |
| テクニカルコース | タイトコーナー連続 | トルクチューン2PRO | 低速トルクが強く安定性が高い |
| 初心者向け | バランス重視 | アトミックチューン2PRO | 癖がなく扱いやすい |
実際のユーザーの使用例として、アトミックチューン2PROを選択したケースがあります。
アトミックチューン2モーターPRO 462円を使用
速度順の序列を理解しておくことも重要です。おそらく以下のような順序になると考えられます:
マッハ>ハイパー>ライト>トルク>アトミック>レブ>(ノーマル)
ただし、速度だけが全てではありません。コースアウトせずに完走できる安定性も重要な要素です。トルクチューンPROは消費電力が低く、耐久レースでの優位性があります。
モーター固定パーツの新旧問題と確実な対処法
MAシャーシのモーター固定には注意が必要な問題があります。それは、モーター固定パーツ(Aパーツ)に新旧2タイプが存在し、性能に差があるという点です。
MAシャーシのモーターを固定するパーツが数年前に変わったということをつい最近知りました
📋 新旧モーター固定パーツの比較
| 項目 | 旧型パーツ | 新型パーツ |
|---|---|---|
| 取り付け難易度 | やや固い | 容易 |
| 固定力 | 強固 | 弱い(ズレやすい) |
| 入手性 | ITEM番号18646以前のキット | 最新キット |
| おすすめ度 | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
新型パーツの問題点として、モーターがズレやすいという致命的な欠点があります。走行中にモーターがずれると、ギアの噛み合わせが悪くなり速度が不安定になる可能性があります。
新型パーツへの対策方法
✅ 2mm厚ブレーキスポンジによる固定強化
- モーターカバーの内側にスポンジを貼り付ける
- モーターのズレを物理的に防止
✅ カーボンプレートによる固定(上級者向け)
ギアボックスの脇にカーボンを貼り付けて解決。これでアップダウンの衝撃時もモーターが動かないようになります
✅ 旧型パーツの入手
- ITEM番号18635~18646のキットを探す
- 箱が古そうなものを選ぶと旧型の可能性が高い
おそらく、競技志向のユーザーほど旧型パーツを好む傾向にあると推測されます。
MAシャーシのモーター周辺改造と駆動効率アップ術
- モーター取り外し手順と再組み立てのコツ
- 駆動系改造でMAシャーシの性能を最大化する方法
- 最新改造トレンドと実践的セッティング例
- まとめ:ミニ四駆MAシャーシのモーター活用完全ガイド
モーター取り外し手順と再組み立てのコツ
MAシャーシのモーター交換は、正しい手順を踏めば初心者でも可能です。ただし、他のシャーシと構造が異なるため、MAシャーシ特有のポイントを押さえる必要があります。
🔧 モーター取り外し基本手順
- ギアカバーの取り外し
- ネジを全て外す
- ギアカバーを慎重に持ち上げる
- モーター固定パーツの取り外し
- モーターホルダー(Aパーツ)を外す
- 新型パーツの場合は比較的容易
- モーターの取り出し
- 両軸なので両側のギアとの接続を確認
- 慎重に引き抜く
- 再組み立て時の注意点
- ギアの噛み合わせを確認
- モーターホルダーの固定を確実に
- ギアカバー装着前にスムーズに回転するか確認
⚠️ よくある失敗例
- モーターホルダーが正しく装着されておらず、走行中にモーターがズレる
- ギアの噛み合わせが浅く、動力伝達効率が落ちる
- ギアカバーのネジを締めすぎて駆動抵抗が増える
駆動系改造でMAシャーシの性能を最大化する方法
MAシャーシの駆動効率を上げるには、モーター周辺の改造が効果的です。ギア周りの整備から始めることをおすすめします。
🎯 効果的な駆動系改造リスト
| 改造内容 | 難易度 | 効果 | 必要パーツ |
|---|---|---|---|
| ベアリング化 | ★★☆☆☆ | 摩擦抵抗減少 | ギヤベアリングセット |
| カウンターギア加工 | ★★★☆☆ | 軽量化・抵抗減 | リューター、中空シャフト |
| ギアクリアランス調整 | ★★★★☆ | 動力伝達効率向上 | 測定工具 |
| カーボンピニオンギア | ★☆☆☆☆ | 軽量化 | カーボン強化ピニオン |
実際の改造例として、以下のような取り組みがあります:
カウンターギアも少し加工がしてあります。シャフトには2.0mm中空軽量プロペラシャフトをリューターで切って使っていて、カウンターギア内部も削りを入れてあたるところが少なくなるようにいじっています
ギアベアリング化の効果
MAシャーシでは、キット付属のPOM(プラスチック軸受け)をベアリングに交換することで、駆動抵抗を大幅に減らせます。特にカウンターギア部分のベアリング化は効果が高いと言われています。
💡 中空プロペラシャフトの活用
- 軽量化により回転慣性を減少
- 加速性能の向上
- リューターでの加工が必要
最新改造トレンドと実践的セッティング例
2025年現在、MAシャーシの改造トレンドは駆動効率の最大化とモーター固定の確実性に集中しています。
📈 トレンド改造テクニック
✨ モーター固定強化改造
- ギアボックス脇にカーボンプレート追加
- モーターホルダーの前傾防止
- アップダウンセクションでの安定性向上
✨ ギアカバー軽量化
- 上部の不要部分をカット
- 重心を下げる効果も
- 必要強度は維持
✨ 低重心化セッティング
- サイドステーの皿ビス加工
- マスダンパーをブレーキ上に配置
- 全体の重量バランス最適化
🏆 実践的セッティング例
おそらく初心者から中級者に適していると思われる構成:
| パーツカテゴリ | 選択パーツ | 予算目安 |
|---|---|---|
| モーター | アトミックチューン2PRO | 462円 |
| フロントステー | VZ用FRPワイドステー | 330円 |
| リアステー | マルチワイドステー | 286円 |
| ローラー | 13mmベアリングローラー | 880円 |
| ギア関連 | ベアリングセット | 572円 |
| その他 | マスダンパーセット | 682円 |
総予算は、キット込みで8,000円~10,000円程度が一般的なようです。
合計 8404円 趣味としてはお金のかからない部類なのかなと思います
改造時の注意点
- 最初から大幅改造せず、パーツのポン付けから始める
- ギア周りの整備を優先
- 走行テストを繰り返して効果を確認
- レギュレーション違反にならないよう注意
まとめ:ミニ四駆MAシャーシのモーター活用完全ガイド
最後に記事のポイントをまとめます。
- MAシャーシは両軸モーター専用で、片軸モーターは使用不可である
- モーターは6種類あり、コース特性に合わせて選択することが重要である
- トルクチューン2PROは両軸チューン系で最もバランスが良いとされる
- モーター固定パーツには新旧2タイプあり、旧型の方が固定力が高い
- 新型パーツの場合はスポンジやカーボンで固定を強化する対策が必要である
- ベアリング化とカウンターギア加工で駆動効率が向上する
- ギアカバーの軽量化は重心を下げる効果もある
- 初心者はアトミックチューン2PROから始めるのが無難である
- 総予算8,000~10,000円程度で十分競技レベルのマシンが作れる
- 改造は段階的に行い、効果を確認しながら進めることが成功の鍵である
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 【ミニ四駆】MAシャーシで作ってみた – もやしの備忘録
- ミニ四駆 両軸(MS・MA)モーターの種類と特徴 – Rのミニ四駆
- モーター固定パーツの仕様について(MAシャーシ) | ミニ四ファン
- 【ミニ四駆】ガチMAシャーシ②Don’t move the motor.1 : サブカル”ダディ”ガッテム日記
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