2024年に発売されたグラスホッパーJr.は、40年前のRCカーをベースにしたミニ四駆として大きな注目を集めています。レトロなオフロードマシンのデザインと最新VZシャーシの組み合わせは、往年のファンだけでなく新規ユーザーにも響く魅力的な一台です。
しかし、グラスホッパーJr.をそのまま走らせるだけではもったいない!大径タイヤやVZシャーシの特性を活かした改造を施すことで、マシンの性能を大幅に向上させることができます。この記事では、グラスホッパーJr.の改造テクニックを初心者にもわかりやすく解説していきます。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ グラスホッパーJr.の基本的な改造パーツと取り付け方法 |
| ✓ 大径タイヤマシン特有の制振性アップのコツ |
| ✓ VZシャーシに最適なパーツセレクト |
| ✓ スパイクタイヤやボディカスタムの実例 |
グラスホッパーミニ四駆の改造に必要な基礎知識
- グラスホッパーJr.の特徴と改造の方向性
- VZシャーシの強みを活かす改造ポイント
- 大径タイヤマシンならではの課題と対策
グラスホッパーJr.の特徴は最新VZシャーシと大径タイヤの組み合わせ
グラスホッパーJr.は、レトロなボディデザインと最新技術の融合が最大の魅力です。1984年に登場したRCグラスホッパーをミニ四駆化したこのマシンは、見た目こそクラシックですが、中身は2020年登場のVZシャーシという最新鋭の性能を誇ります。
📊 グラスホッパーJr.の基本スペック
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| シャーシ | VZシャーシ(2020年登場) |
| ホイール | 大径5本スポーク(ホワイト) |
| タイヤ | 大径スリックタイヤ標準装備 |
| ボディカラー | ホワイト・グリーン・レッドライン |
| 発売価格 | 1,200円(税別) |
過去に再販されたアバンテJr.やアバンテJr.ブラックスペシャルが当時と同じタイプ2シャーシを採用していたのに対し、グラスホッパーJr.は現代的な性能を持つVZシャーシを採用している点が大きな違いです。これにより、本格的な改造を施せば速さも安定性も十分に追求できるマシンに仕上がっています。
一般的に、レトロなデザインのマシンは「飾る用」と思われがちですが、グラスホッパーJr.は実戦投入も十分可能な性能を秘めているのです。
VZシャーシの改造ポイントは軽量コンパクトな設計を活かすこと
VZシャーシは小型・軽量・ショートホイールベースという三拍子揃った特徴を持つシャーシです。2020年の登場以降、その性能の高さから多くのレーサーに支持されています。
🔧 VZシャーシの主な特徴
- コンパクトな設計で機敏な動きが可能
- サイドステーのビス穴が多く、パーツ取り付けの自由度が高い
- 前後のFRPプレート取り付けでバンパー強度を確保できる
- マスダンパーの取り付け位置が豊富
グラスホッパーJr.はVZシャーシを採用しているため、改造の幅も広く、マシンに合わせた改造が可能です。
改造時に注意したいのは、VZシャーシ専用パーツを選ぶことです。特にファーストトライパーツセットは、シャーシごとに形状が異なるため、VZシャーシ専用のものを選択する必要があります。
大径タイヤマシンの課題は加速力と制振性のバランスを取ること
グラスホッパーJr.は大径タイヤを標準装備していますが、これには一長一短があります。大径タイヤは最高速度が高くなる一方で、加速までに時間がかかるという弱点も抱えています。
⚖️ 大径タイヤと小径タイヤの比較
| 特性 | 大径タイヤ | 小径タイヤ |
|---|---|---|
| 最高速度 | 高い | やや低い |
| 加速性能 | やや遅い | 速い |
| 安定性 | 車高が高く不安定になりがち | 低重心で安定 |
| 制振の必要性 | 高い | 中程度 |
おそらく、大径タイヤマシンで速いタイムを出すコツは、いかに減速させずにコースを走れるかという点にあります。そのためには、マシンの跳ね上がりを抑える制振性の向上が不可欠です。
特にフロントタイヤの跳ね上がりを抑えることで、コースアウトやスピードダウンを防ぐことができます。これが大径タイヤマシン改造の最重要ポイントとなります。
グラスホッパーミニ四駆の改造におすすめパーツと取り付け方
- 初心者必須のVZシャーシ ファーストトライパーツセット
- フロント制振の要・ARシャーシ サイドマスダンパーセット
- 減速を防ぐリヤスキッドローラーセットの活用法
- スパイクタイヤへの交換でRCらしさを演出
- ボディ塗装とステッカーでオリジナリティを出す方法
- モーター交換で走行性能を向上させるテクニック
- まとめ:グラスホッパーミニ四駆の改造で押さえるべきポイント
初心者必須のVZシャーシ ファーストトライパーツセットは改造の第一歩
グラスホッパーJr.の改造で最初に取り付けたいのが、VZシャーシ ファーストトライパーツセットです。このセットには前後のFRPプレート、ローラー、マスダンパーなど、基本的な改造パーツが一式揃っています。
🎁 VZシャーシ ファーストトライパーツセットの内容
| パーツ名 | 数量 | 効果 |
|---|---|---|
| フロントFRPプレート | 1枚 | バンパー強度向上 |
| リヤFRPプレート | 1枚 | バンパー強度向上 |
| 19mmプラローラー | 4個 | コース壁との接触調整 |
| アジャストマスダンパー | 4個(2.5g×4) | 制振性向上 |
他のシャーシ用ファーストトライパーツセットとの違いは、前後のFRPプレートの形がVZシャーシのバンパーに合わせた形状になっていることです。特にフロントバンパーとピッタリ合うことで、バンパーとしての強度が上がります。
推測の域を出ませんが、このセットを取り付けるだけでも、マシンの走行安定性は大きく向上するはずです。改造に悩んだ場合、まず取り付けておけば間違いないパーツと言えるでしょう。
フロント制振の要・ARシャーシ サイドマスダンパーセットは大径タイヤに必須
大径タイヤマシンの制振性を向上させるには、サイドのマスダンパーが欠かせません。今のミニ四駆改造では定番となっているサイドマスダンパーは、よりフロント側に取り付けることで、フロントタイヤの跳ね上がりを効果的に抑えます。
マシン全体でみると、サイド+リヤなのでマスダンパーの数は多い印象。しかし大径タイヤマシンの制振性を上げようとした場合、しっかりとした制振性は必要になってきます。
📌 サイドマスダンパーの取り付けポイント
- ARシャーシ用サイドマスダンパーセットはVZシャーシにも問題なく取り付け可能
- VZシャーシはサイドステーのビス穴が多いため、安定して取り付けられる
- 前輪の後ろ付近に設置することで、制振効果が最大化される
- リヤのマスダンパーと組み合わせることで、マシン全体の安定性が向上
一般的には、マスダンパーは多ければ多いほど良いというわけではありませんが、大径タイヤマシンの場合は話が別です。重量増加よりも制振性の向上を優先することで、コースを安定して走行できるようになります。
減速を防ぐリヤスキッドローラーセットの活用法がタイムアップの鍵
大径タイヤマシンは加速に時間がかかるため、一度加速したスピードをいかに落とさないかが重要になります。そこで役立つのがリヤスキッドローラーセットです。
スキッドローラーとは、コースの路面に接触させるローラーのこと。ブレーキのように完全に止めるわけではなく、マシンの姿勢を安定させながら流して走ることができます。
✅ リヤスキッドローラーの効果
- コースの路面にローラーが接触することでマシンの安定性がアップ
- 大幅な減速をすることなく、スムーズなコーナリングが可能
- ブレーキで止めてからの再加速が不要になり、トータルタイムが向上
- ジャンプ後の着地姿勢も安定
取り付けの際は、そのままでは高さが合わないことがあるため、スペーサーで高さを調整する必要があります。地面からの距離を微調整することで、最適な接地感を得ることができるでしょう。
スパイクタイヤへの交換でRCらしさを演出できる
グラスホッパーJr.は標準でスリックタイヤが付属していますが、よりRCグラスホッパーに近づけたいなら、スパイクタイヤへの交換も一つの選択肢です。
🚗 タイヤカスタムのパターン
| パターン | フロント | リヤ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 標準仕様 | スリック | スリック | グリップ重視 |
| RC風カスタム | スリック | スパイク | 見た目がRCに近い |
| フルスパイク | スパイク | スパイク | オフロード感満載 |
ただし、現在スパイクタイヤを手に入れるのは難しい状況です。一部のユーザーからは「AOパーツ スパイクタイヤを同時発売してくれたら良かった」という声も聞かれます。
おそらく、今後タミヤがスパイクタイヤのAOパーツを再販する可能性もあるかもしれませんので、定期的に製品情報をチェックすることをおすすめします。
ボディ塗装とステッカーでオリジナリティを出す方法は意外と簡単
グラスホッパーJr.を製品見本通りに仕上げるには、部分塗装が必要です。付属のステッカーだけでは色を補えていない部分があります。
🎨 塗装が必要な箇所の優先度
| 優先度 | 箇所 | 推奨色 | 理由 |
|---|---|---|---|
| ★★★必須 | パイプフレーム | 黒 | 未塗装だと「もの足りない」印象になる |
| ★★★必須 | ライトポッド裏 | 黒 | 透けて見えるため塗装必須 |
| ★★推奨 | サスペンション | 黒 | 見栄えが大きく向上 |
| ★好みで | フロント・リヤフック | 黒 | こだわりたい人向け |
| ★好みで | ヘルメット | 赤or緑 | ライン色に合わせる |
| ★好みで | ドライバーの顔 | 肌色 | リアル感アップ |
筆塗りでも、マーカーでもよいので「必須の塗装であるパイプフレーム部分」は塗装しましょう。
出典:「グラスホッパーJr.」
特にパイプフレームは、グラスホッパーらしさを表現する重要なパーツです。黒マジックでも構いませんので、最低限ここだけは塗装することをおすすめします。
モーター交換で走行性能を向上させるテクニックも有効
標準のモーターでも十分楽しめるグラスホッパーJr.ですが、モーター交換でさらなる性能向上も可能です。
スポチュンモーターへの載せ替えを行いました。30Aフューズも交換しました。プロポの設定の遅いモードが丁度ノーマルモーターの時の遅いモードと速いモードの中間位の速さでした。
⚡ モーター交換のメリット
- パワフルな走りで加速性能が向上
- 作動音が滑らかになり、高品質な走行感を得られる
- ノーマルモーターの摩擦音がなくなる
- スピードコントロールの幅が広がる
ただし、モーター交換はミニ四駆の改造の中でも中級者向けの作業になります。まずは基本的なパーツ装着から始め、慣れてきたらモーター交換にチャレンジするのが良いでしょう。
まとめ:グラスホッパーミニ四駆の改造で押さえるべきポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- グラスホッパーJr.は最新VZシャーシ搭載で本格的な改造が可能なマシン
- 大径タイヤマシンは制振性の向上が性能アップの鍵となる
- VZシャーシ ファーストトライパーツセットは初心者の改造第一歩に最適
- サイドマスダンパーでフロントタイヤの跳ね上がりを効果的に抑える
- リヤスキッドローラーで減速を防ぎトータルタイムを向上させる
- スパイクタイヤへの交換でRCグラスホッパーの雰囲気を再現できる
- パイプフレームとライトポッド裏の塗装は製品見本再現に必須
- VZシャーシはサイドステーのビス穴が多く改造の自由度が高い
- 加速に時間がかかる大径タイヤは減速させない走りが重要
- モーター交換で作動音が滑らかになり走行性能も大幅に向上する
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 【RCカーがミニ四駆に】グラスホッパーJr.|大径タイヤにおすすめの改造 | ムーチョのミニ四駆ブログ
- タミヤのミニ四駆にグラスホッパーが出ました(^ ^) | skyhobby-rcのブログ
- グラスホッパー作ります。 – 宇佐模型技術部(兎)
- タミヤ グラスホッパーミニ モーター載せ替え効果|チロリアン
- 「グラスホッパーJr.」
- グラスホッパーJr.×RCミニ四 – おーちゃんの今日もラジコン日和
- 【ミニ四駆】グラスホッパーJr.製作の一部始終 – From Shizuoka to everywhere(^^)/
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