タミヤから発売されたEZシャーシ搭載の新型ミニ四駆「ファンブルン」。従来のレース用ミニ四駆とは一線を画すこのトレイルミニ四駆は、オフロード走行を楽しむことをコンセプトに開発されました。単三電池1本で動くという革新的な仕様と、ネジを使わずパチパチとはめ込むだけで組み立てられる手軽さが注目を集めています。しかし、「改造してもっと楽しみたい」「他の人と違うオリジナルマシンを作りたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、インターネット上に散らばるファンブルンの改造情報を収集・整理し、実際にユーザーが試している多様なカスタム方法をご紹介します。ギア比の変更からボディの載せ替え、スパイクタイヤの装着、さらには塗装やクローラー化まで、幅広い改造テクニックを網羅的に解説。あなたのファンブルンを唯一無二のマシンに仕上げるヒントが満載です。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ ファンブルンの基本構造と改造の可能性を理解できる |
| ✓ ギア比変更やモーター交換など速度アップのテクニックが分かる |
| ✓ ボディ載せ替えや塗装などビジュアルカスタムの方法を学べる |
| ✓ スパイクタイヤやバンパー追加など実用的な改造例を知れる |
ファンブルンのミニ四駆改造で広がる可能性
- ファンブルン改造の魅力は自由度の高さにあること
- EZシャーシの特徴を活かした改造アプローチ
- ギア比変更で劇的なスピードアップが可能になること
- モーター交換による性能カスタマイズの実例
ファンブルン改造の魅力は自由度の高さにあること
ファンブルンは従来のレース用ミニ四駆とは異なり、オフロード走行を前提とした設計が特徴です。この特性により、改造の方向性も従来のミニ四駆とは大きく異なります。
📊 ファンブルンと従来ミニ四駆の比較
| 項目 | ファンブルン（EZシャーシ） | 従来のミニ四駆 |
|---|---|---|
| 主な用途 | オフロード・トレイル走行 | サーキットレース |
| 電池 | 単三1本 | 単三2本 |
| ギア比 | 50:1（ノーマル） | 3.5:1～5:1程度 |
| モーター | 両軸モーター | 片軸または両軸 |
| 組み立て | スナップフィット（ネジ不要） | ネジ止め |
| 改造の自由度 | 実験的カスタム向き | 速度・安定性重視 |
SNSを見ると、既存のガチレーサーたちまでもがファンブルンに興味を示し、次々と独創的な改造を試みている様子が確認できます。「精度精度アンド精度の世界に生きる既存ガチレーサーの方々までが、最新のメカに興味を抱き、こぞって買い求める」という予想を超えるムーブメントが起きているのです。
ファンブルンの魅力はやっぱ登坂力。
この登坂力の高さを活かした改造や、逆に速度を追求する改造など、ユーザーの数だけ改造の方向性があるのがファンブルンの面白さといえるでしょう。
EZシャーシの特徴を活かした改造アプローチ
EZシャーシは「Easy（簡単）」の名の通り、工具なしで組み立てられる画期的な設計となっています。
✅ EZシャーシの主要な特徴
- パーツをはめ込むだけで完成するスナップキット構造
- 両軸モーターを採用した4WD駆動方式
- 単三電池1本で駆動する省電力設計
- 約15分程度で組み立て可能な簡便性
この構造の特徴により、従来のミニ四駆とは異なるアプローチでの改造が可能です。一般的には、シャーシ自体の改造は限定的ですが、外装パーツやギア、タイヤなどの交換による見た目と性能の両面からのカスタマイズが楽しめます。
「組み立てもパチっとはめ込むだけなので、かんたんに組み立てることができます」という手軽さは、改造時のパーツ交換においても大きなメリットとなります。ネジを外す手間がないため、気軽に試行錯誤できるのです。
ギア比変更で劇的なスピードアップが可能になること
ファンブルンのノーマル状態のギア比は50:1と、他のミニ四駆と比較して圧倒的に減速重視の設定になっています。
📈 ギア比による走行特性の変化
| ギア比 | 特性 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| 50:1（ノーマル） | 超低速・高トルク | 登坂、オフロード、幼児との遊び |
| 5:1 | 高速・低トルク | フラット走行、スピード競争 |
| 中間比率 | バランス型 | 多目的使用 |
実際にユーザーの中には、ギア比を大幅に変更して楽しんでいる方が多く見られます。
思い付きでギヤをアレンジしたEZシャーシを組んだらファンブルンが載らなくなってファンブルンじゃなくなったファンブルン。
この投稿では、ギア比を変更した結果、元のボディが載らなくなり、ワイルドミニ四駆のギャンボーを搭載したという例が紹介されています。また、別のユーザーは5:1というギア比に変更し、両軸モーターから直接駆動する形で劇的なスピードアップを実現しています。
⚠️ ギア比変更の注意点
- シャーシの構造上、一部のギア比では元のボディが搭載できなくなる可能性がある
- 高速化すると制御が難しくなり、小さな子どもと遊ぶ際には不向きになる
- トルク不足で登坂力が失われる場合がある
モーター交換による性能カスタマイズの実例
ファンブルンには両軸モーターが搭載されており、MAやMSシャーシと同様のモーター互換性があります。これにより、他のミニ四駆用モーターへの載せ替えが可能です。
🔧 モーター交換による変化
実際にYouTubeでは「ファンブルンはどのモーターが一番速いのかやってみた！」という検証動画も公開されており、モーター交換による性能差に注目が集まっています。
ただし、単三電池1本という電源の制約があるため、高出力モーターに交換しても従来のミニ四駆ほどの速度は出ない可能性があります。それでも、ノーマルモーターと比較すれば明確な性能向上は期待できるでしょう。
一般的なミニ四駆のモーター選択として：
- トルクチューン系：登坂力重視、低速安定
- レブチューン系：中速バランス型
- アトミックチューン系：高速特化型
ファンブルンの場合、単三電池1本という制約を考えると、トルク重視のモーターが相性が良いと考えられますが、実験的に高速モーターを試してみるのも面白いかもしれません。
ポチップ
ファンブルンのミニ四駆改造で個性を演出する方法
- ボディ載せ替えでワイルドミニ四駆化すること
- スパイクタイヤ装着で見た目と走破性を向上させること
- 塗装カスタムでオリジナルデザインを実現すること
- バンパー追加で実用性とビジュアルを強化すること
- クローラー化など大胆な改造にチャレンジすること
- まとめ：ファンブルンのミニ四駆改造で遊びの幅を広げよう
ボディ載せ替えでワイルドミニ四駆化すること
ファンブルンのEZシャーシには、他のミニ四駆ボディを搭載するという改造が人気を集めています。
🚗 載せ替え可能なボディの例
| ボディ名 | シリーズ | 特徴 |
|---|---|---|
| 三菱パジェロV6 3500 | ワイルドミニ四駆 | 無加工で装着可能 |
| ギャンボー | ワイルドミニ四駆 | ミリタリーチックな見た目 |
| その他ワイルド系 | ワイルドミニ四駆 | 3Dプリンタでマウント作成 |
特に注目されているのが三菱パジェロです。
ミニ四駆No.19023「三菱パジェロV6 3500」のボディ、前後だけではなく左右にも引っかけるところがあるので #ワイルドミニ四駆 にも #EZシャーシ にもそのまま付くのでとても便利。
出典：元気っ子さん公式ブログ
このパジェロは無加工・無改造でEZシャーシに搭載できるため、初心者でも手軽にボディ変更を楽しめます。また、3Dプリンタを持っているユーザーの中には、ワイルドミニ四駆のボディ搭載用のマウントパーツを自作している方もいるようです。
💡 ボディ載せ替えのメリット
- 兄弟や友達と同じマシンを買っても差別化できる
- 愛着が湧きやすくなる
- 改造の第一歩として取り組みやすい
スパイクタイヤ装着で見た目と走破性を向上させること
2025年6月には、EZシャーシ専用のスパイクタイヤセットが公式からグレードアップパーツとして発売されました。
📊 ノーマルタイヤとスパイクタイヤの比較
| 項目 | ノーマルタイヤ | スパイクタイヤセット |
|---|---|---|
| タイヤ径 | 30mm | 約30mm（スパイク込み） |
| 前後幅 | 同じ | 前輪が細い |
| デザイン | オフロードパターン | レトロなスパイク |
| グリップ力 | 標準 | オフロードで強化 |
| 見た目 | モダン | 第1次ブーム風 |
スパイクタイヤはタミヤのミニ四駆第1次ブームを彷彿とさせるデザインで、懐かしさを感じさせる見た目が特徴です。実際に装着したユーザーからは、「ぱっと見だとタイヤ径が小さく見える」という声もありますが、オフロード感は確実に増します。
また、ホイールデザインも穴あきディッシュタイプとなっており、ノーマルとは異なる印象を与えます。前輪が細めになるため、フロントビューがやや貧相に見える可能性もありますが、バンパーを追加することでバランスを取るというアプローチも有効でしょう。
スパイクタイヤを履かせてみた。
塗装カスタムでオリジナルデザインを実現すること
ファンブルンのノーマル状態では、ドライバーの白い服装や銀色のヘルメット・天井が気になるという声もあります。
🎨 塗装による個性化のアプローチ
一部のユーザーは、コピックなどのアルコール系マーカーを使った簡易塗装を試みています。
ドライバーの白服が原発事故かコロナ禍の防護服みたい、でした😓 それと、銀色の天井・ヘルメット。これらが、マシン本体の青から乖離しているように感じていた
この問題を解決するため、以下のような塗装アプローチが考えられます：
✅ お手軽塗装のアイデア
- コピックを使った透明感のある着色
- ガンダムマーカーのメタリックシルバーで統一感を出す
- 明るい原色やキャラシールで子ども向けにアレンジ
- 彩色済み動物ドライバーに載せ替える
特にコピックは「平成ガンプラテクニック」として一世を風靡した簡易塗装法で、エアブラシがなくても手軽に塗装できるメリットがあります。ただし、ファンブルンの濃い青色は透けやすいため、不透明なシルバーや黒のマーカーを下地にするなどの工夫が必要かもしれません。
バンパー追加で実用性とビジュアルを強化すること
ファンブルンは本来オフロード走行用のため、コース用のローラーやバンパーは付属していません。しかし、ユーザーの中には他のシャーシ用のステーを流用してバンパーを追加している方もいます。
🔩 バンパー追加の実例
フロントがVSシャーシ用、リヤがXシャーシ用のノーマルステーです。あくまで見た目最重視です。
この改造では、屋内で壁にぶつかった時の転倒防止程度の効果を想定しているとのことです。ギア比50:1のゆっくりとした速度であれば、プラスチック製のステーでも十分に機能するでしょう。
📌 バンパー追加のポイント
- 見た目のバランスを重視するならコンパクトなステーを選ぶ
- スパイクタイヤとの組み合わせでサイズ感を調整
- 大型FRPステーは存在感がありすぎる可能性も
また、ファーストトライパーツセットなどを使用すれば、ローラーを取り付けてコース走行も可能になります。ただし、速度がほとんど出ないため、コース走行時は周囲への配慮が必要です。
クローラー化など大胆な改造にチャレンジすること
ファンブルンのユーザーの中には、クローラー（キャタピラ）を装着するという大胆な改造に挑戦している方もいます。
ファンブルン用クローラー完成しました٩( ‘ω’ )و
クローラー仕様にすることで、どんな悪路でも走破できる可能性が高まります。また、ミリタリーチックな見た目にもマッチし、情景派のモデラーにも満足度の高い改造といえるでしょう。
🛠️ その他の大胆な改造アイデア
| 改造例 | 特徴 | 難易度 |
|---|---|---|
| クローラー化 | 悪路走破性が大幅向上 | 高 |
| ラジコン化 | リモートコントロール可能に | 非常に高 |
| 砲台などの装飾追加 | ミリタリー感アップ | 中 |
| LED仕込み | 夜間走行も楽しめる | 中 |
特に注目されているのがラジコン化です。YouTubeには「タミヤのミニ四駆『ファンブルン』をラジコン化してみた」という動画も投稿されており、電動で自走するミニ四駆を自在にコントロールするという新しい遊び方が提案されています。
まとめ：ファンブルンのミニ四駆改造で遊びの幅を広げよう
最後に記事のポイントをまとめます。
- ファンブルンはオフロード走行を前提とした新ジャンルのミニ四駆である
- EZシャーシは工具不要で組み立て可能な革新的設計を採用している
- ギア比を50:1から5:1程度に変更することで劇的なスピードアップが可能
- 両軸モーター採用により他のミニ四駆用モーターへの交換ができる
- 三菱パジェロなど一部のワイルドミニ四駆ボディは無加工で搭載可能
- 公式からスパイクタイヤセットが発売され見た目のカスタマイズ幅が広がった
- コピックなどを使った簡易塗装でドライバーやボディの色変更が楽しめる
- VSやXシャーシ用ステーを流用してバンパーやローラーの追加が可能
- クローラー化やラジコン化など大胆な改造にチャレンジするユーザーも存在する
- 子どもから大人まで自由な発想で改造を楽しめるのがファンブルンの魅力である
ポチップ
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- タミヤのミニ四駆「ファンブルン」をラジコン化してみた – YouTube
- ファンブルン発売からのカスタムの様子 : サブカル”ダディ”ガッテム日記
- ファンブルンはどのモーターが一番速いのかやってみた！【ミニ四駆】 – YouTube
- みなさん、ファンブルン楽しんでますか？ | 「元気っ子さん」(ミニ四駆コース常設店) 公式ブログ
- 【令和最新型のミニ四駆】ファンブルン！EZシャーシ専用のスパイクタイヤもつけてみよう！ – YouTube
- ファンブルンで親子ミニ四駆デビュー｜安全改造と遊び方完全ガイド（1歳息子にプレゼント） – おくりものポケット
- 【ミニ四駆】これダサい!? ファンブルン EZシャーシの魅力は…トレイル スポーツUTV TAMIYA MINI4WD FUN-VROOM (EZ CHASSIS) – YouTube
- ファンブルン、結局買って色々やってる話【トレイルミニ四駆】｜popo（鬱持ち同人描き復帰志望）
- 【新登場】EZシャーシの特徴｜オフロードマシンのファンブルンをレビュー | ムーチョのミニ四駆ブログ
各サイト運営者様へ
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