ミニ四駆で速いマシンを作りたいなら、ポリカボディは必須アイテムです。軽量で衝撃に強く、自由に塗装できるポリカーボネート製のボディは、現代ミニ四駆の定番パーツとなっています。しかし「どのポリカボディを選べばいいの?」「塗装が難しそう…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ポリカボディの基本から選び方、塗装テクニック、カット方法まで、初心者から中級者まで役立つ情報を網羅的にまとめました。インターネット上に散らばる情報を収集・整理し、独自の視点で解説していきます。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ ポリカボディが現代ミニ四駆で主流になった3つの理由 |
| ✓ シャーシ別のおすすめポリカボディと選び方のコツ |
| ✓ 初心者でも失敗しない塗装の手順とマスキング術 |
| ✓ カットから仕上げまでの実践的な作業工程 |
ミニ四駆ポリカボディの基本と選び方
このセクションでは以下の内容を解説します:
- ポリカボディが軽量化の鍵となる理由
- GUPとキット付属の2種類から選ぶポイント
- シャーシに合わせたおすすめポリカボディ
ポリカボディが軽量化の鍵となる理由
ミニ四駆においてポリカボディ最大のメリットは軽量化です。プラスチック製のボディと比較して、ポリカーボネート製は圧倒的に軽く、マシン全体の重量を削減できます。
📊 ポリカボディとプラボディの比較
| 項目 | ポリカボディ | プラボディ |
|---|---|---|
| 重量 | 非常に軽い | 重い |
| 耐衝撃性 | 柔軟性があり強い | 硬く割れやすい |
| 塗装方法 | 裏面から塗装 | 表面から塗装 |
| 色剥げ | 起きにくい | 起きやすい |
| 加工難易度 | ハサミで簡単 | 肉抜きが困難 |
ポリカボディは柔軟性があるため衝撃に強く、なんと言っても軽い!のでこれを使わない手はないのです。
現代ミニ四駆ではマスダンパーで重量を調整するのが主流です。そのため、ボディ自体の重量は極力抑えることが重要になります。ポリカボディを使えば、その分マスダンパーの重量配分に余裕が生まれ、マシンセッティングの幅が広がるわけです。
GUPとキット付属の2種類から選ぶポイント
ポリカボディの商品は大きく分けて2つのタイプがあります。
🎯 ポリカボディの入手方法
| タイプ | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| GUP(グレードアップパーツ) | ボディとステッカーのみのセット | 価格が安い(500円前後) | シャーシは別途購入が必要 |
| マシンキット付属 | シャーシとボディがセット | イメージしやすい、特別仕様が多い | 限定品が多く入手困難 |
GUPとして発売されているポリカボディは、さらに通常品番と限定品番に分かれます。通常品番として販売されているのは約10種類程度で、比較的手に入れやすいのが特徴です。ただし、スポット生産の商品もあるため、タイミングによっては品薄になることもあります。
一方、限定品のポリカボディは、タミヤのイベント会場などで販売されることが多く、一般の店舗では見かけないレアなアイテムです。人気の高いマシンデザインが限定品として発売される傾向にあります。
マシンキット付属のポリカボディは、「クリヤーボディスペシャル」や「ポリカボディスペシャル」という名称で発売されています。シャーシとセットになっているため、ボディをマシンに載せたイメージがしやすく、初心者にもおすすめです。ただし、ほとんどが限定商品のため、再販されないと入手が難しくなります。
シャーシに合わせたおすすめポリカボディ
ポリカボディ選びで重要なのは、使用するシャーシとの相性です。各シャーシの特性に合わせた選び方を紹介します。
⚙️ シャーシ別おすすめポリカボディ
| シャーシタイプ | おすすめボディ | 理由 |
|---|---|---|
| リヤモーター(MA、VS、VZなど) | サンダーショット、ウイニングバード | 細身で片軸・両軸両対応 |
| フロントモーター(FM-A) | ラウディーブル、ガンブラスター | キャノピー高さでモーターと干渉しにくい |
| ミッドシップ(MS) | サンダーショットMk.II | 大柄なシャーシを包み込むデザイン |
| S2シャーシ | ウイニングバード、アバンテ系 | タイヤ干渉が少ない形状 |
サンダーショットのポリカボディは、多くのレーサーに支持されている人気No.1です。コンパクトな形状で片軸・両軸どちらのシャーシにも合わせやすく、キャノピー部分に高さがあるためFM-Aシャーシのようなフロントモーターとの干渉も避けられます。
サンダーショットのポリカボディは人気で、多くのマシンに使われています。
ウイニングバードフォーミュラーは、横に広めのボディ形状が特徴です。直線部分が多いため初心者でもカットしやすく、低く載せられるので提灯マシンにも最適です。ただし、キャノピーの高さが低いため、フロントモーターには向きません。
アバンテ系のポリカボディは種類が豊富で、ミニ四駆を代表するマシンとして根強い人気があります。ボディ形状がわかりやすく、説明書通りのカットでもシャーシに合わせやすいのが特徴です。
ミニ四駆ポリカボディの塗装とカスタマイズ
このセクションでは以下の内容を解説します:
- 裏面塗装が基本!ポリカ専用塗料を使う理由
- 失敗しないマスキングと塗装手順
- カットから仕上げまでの作業工程
- まとめ:ミニ四駆ポリカボディで差をつけよう
裏面塗装が基本!ポリカ専用塗料を使う理由
ポリカボディの塗装は、プラボディと真逆の裏面から行うのが基本です。これにはいくつかの重要な理由があります。
🎨 ポリカボディ塗装の特徴
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 塗装面 | 裏面から塗装 |
| 専用塗料 | PS(ポリカーボネート用)塗料を使用 |
| 色剥げ | 衝突しても剥げにくい |
| 追従性 | ボディの変形に塗料がついていく |
裏面から塗装することで、表面は透明なポリカ層で保護された状態になります。そのため、コースの壁に接触しても塗装が剥がれる心配がほとんどありません。
使用する塗料にも注意が必要です。タミヤ製品の場合、品番が「TS」で始まるのはプラボディ用、「PS」で始まるのがポリカボディ用となります。ポリカボディは柔軟性があり形状が変化するため、その動きについていける追従性を持った専用塗料が必要なのです。
ポリカボディにTSのプラボディ用を塗ると使用しているうちにボロボロに剥げてくることがあるのでPS塗料を使用しましょう。
材質の変化も見逃せません。過去のクリヤボディはPET(ペット)素材でしたが、現代のポリカボディはPC(ポリカーボネート)が使用されています。PCは塗装が容易で、PETに比べて脆さも改善されており、使いやすさが格段に向上しています。
失敗しないマスキングと塗装手順
ポリカボディ塗装の成否を分けるのがマスキング作業です。一見面倒に思えますが、コツを掴めば初心者でもきれいに仕上げられます。
✨ ポリカボディ塗装の基本手順
- ボディのカット・穴あけ
- 油分の洗浄(中性洗剤で洗う)
- マスキング(窓や塗り分け部分)
- 塗装(薄く何度も重ね塗り)
- 裏打ち(発色を良くする)
- 保護フィルム剥がし
- ステッカー貼り
作業のポイントは以下の通りです:
- カットを先に行う理由:提灯ギミックの場合、透明な状態の方が位置合わせがしやすく、使う塗料も節約できます
- 洗浄は必須:家庭用の中性洗剤でOKですが、この地味な作業が塗装の仕上がりを左右します
- マスキングの時短テク:面倒な場合は純正ステッカーを裏から貼って窓をマスキングする方法もあります
塗装時の注意点:
- 一度に厚く塗らず、薄く数回に分けて重ね塗り
- 気温が低い場合はスプレー缶を温める
- 湿度の高い日は避ける
- 乾きが遅い場合はドライヤーの弱風で乾燥を促進(やり過ぎ注意)
裏打ちとは、発色を良くするために裏に白やシルバーを吹く作業です。白を吹くと色が前に出てきて鮮やかになり、黒を吹くと沈んだ渋い雰囲気になります。蛍光色など隠蔽率が低い色には、白やシルバーでの裏打ちが特に効果的です。
カットから仕上げまでの作業工程
ポリカボディの加工は、ハサミで簡単にカットできるのが大きな魅力です。プラボディの肉抜きのような困難な作業は不要です。
🔧 必要な工具とアイテム
| 工具・材料 | 用途 |
|---|---|
| ハサミ | ボディのカット |
| デザインナイフ | 細かい調整 |
| マスキングテープ | 塗り分け |
| ドリル | 取り付け穴あけ |
| 塗装棒(割り箸+両面テープ) | 塗装時の固定 |
| カッティングマット | 作業台 |
カット作業のコツ:
初心者の方は、曲線バサミなどの高級品は必要ありません。まずは普通のハサミでも十分対応できます。慣れてきたら、より細かい作業ができる専用工具を揃えていくのがおすすめです。
位置合わせのポイント:
ここは個人の好みですが私はここで位置合わせもしておいて塗装の際は開けた穴を塞いで塗装します。ギアカバーがボディに干渉していたので切り取り。こういう工夫でボディのフィット感が上がるので好きな手間です。
透明な状態で実際にシャーシに乗せてみて、干渉する部分を確認しながらカットしていくと失敗が少なくなります。穴位置をマジックで印をつけてからドリルで開けると、塗装後もスムーズに取り付けられます。
ボディの重さについて:
ポリカボディの重量は、おそらくデザインによって多少の違いはあるものの、一般的にはプラボディの半分以下の軽さになると言われています。この軽量化が、マシンの速さに直結するわけです。
まとめ:ミニ四駆ポリカボディで差をつけよう
最後に記事のポイントをまとめます。
- ポリカボディは軽量で衝撃に強く、現代ミニ四駆に必須のパーツである
- GUPとマシンキット付属の2種類があり、入手難易度が異なる
- サンダーショットは汎用性が高く初心者におすすめのポリカボディ
- 塗装は裏面から行い、PS塗料という専用塗料を使用する必要がある
- マスキングは面倒だがステッカーで代用する時短テクもある
- 薄く何度も重ね塗りすることが美しい仕上がりの秘訣
- 裏打ちで発色が変わるため、白か黒かで印象をコントロールできる
- カットはハサミで簡単にでき、プラボディの肉抜きより遥かに楽
- シャーシに合わせたボディ選びがフィット感を高める
- ポリカボディでマシンを軽量化し、マスダンパーの調整幅を広げることが勝利への近道
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- Amazon.co.jp : ミニ四駆 ポリカボディ
- 【現代ミニ四駆に必須】おすすめのポリカボディ|種類とメリットも合わせて紹介 | ムーチョのミニ四駆ブログ
- ミニ四駆 クリヤボディのすすめ|KATSUちゃんねる ブログ
- ミニ四駆 ライキリポリカボディを塗装する① – おーちゃんの今日もラジコン日和
- めちゃくちゃ深堀りS2シャーシ その7 おすすめのポリカボディ | じおんくんのミニ四駆のぶろぐ
- 【ミニ四駆】リクエスト企画「ポリカボディの塗装」指南! : サブカル”ダディ”ガッテム日記
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