ミニ四駆ファンなら一度は耳にしたことがある「プラズマダッシュモーター」。その圧倒的なスペックから伝説的な存在となっていますが、現在は生産終了となっており入手困難な状況です。かつて880円という高額ながら、その性能と独特なデザインで多くのレーサーを魅了してきました。
本記事では、プラズマダッシュモーターの基本スペックから生産終了の理由、現在の価格相場、そして代替となるモーターの選び方まで、インターネット上に散らばる情報を収集・整理してお届けします。公式大会での使用禁止についても触れながら、ミニ四駆モーターの世界を深堀りしていきましょう。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ プラズマダッシュモーターは現在絶版で入手困難な状況 |
| ✓ 公式大会では使用禁止だが非公式では最強クラスの性能 |
| ✓ ウルトラダッシュモーターが現行品で最高スペック |
| ✓ 入手方法はメルカリなどの中古市場が中心 |
ミニ四駆プラズマダッシュモーターの基本スペックと特徴
- プラズマダッシュモーターは公式大会使用禁止だが最強スペックを誇る
- 生産終了理由は特殊な構造によるコスト面が影響した可能性
- 現在の値段相場は中古市場で高騰している
プラズマダッシュモーターは公式大会使用禁止だが最強スペックを誇る
プラズマダッシュモーターは、タミヤ製FA-130型モーターの中で最高スペックを持つモーターとして知られています。その性能は圧倒的で、ウルトラダッシュやジェットダッシュと並ぶ「3大モーター」の頂点に君臨する存在です。
📊 プラズマダッシュモーターの主要スペック
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 消費電流 | 4.1~5.2A |
| 回転数(推奨負荷時) | 25,000~28,000rpm |
| 推奨負荷トルク | 1.4~1.9mN・m |
| 重量 | 18.0g |
| 製造メーカー | SGM |
| 定価(当時) | 880円 |
特筆すべきは、発売当初の価格が800円を超えるという点でした。当時のキット本体よりも高額で、ウルトラダッシュやジェットダッシュの600円をも上回る価格設定に多くのレーサーが驚いたと言われています。
しかし、その高性能さは価格に見合ったものでした。一般的には、モーター非限定レースでは真っ先に検討されるモーターとして評価されており、適切にセッティングすればその真価を発揮します。
ただし、公式大会では使用禁止となっている点には注意が必要です。あくまで非公式レースや自由走行での使用に限られます。
生産終了理由は特殊な構造によるコスト面が影響した可能性
プラズマダッシュモーターは2020年頃まで販売されていましたが、現在は絶版となっています。生産終了の正確な理由は公表されていませんが、その特殊な構造が関係している可能性が高いと推測されます。
🔧 プラズマダッシュモーターの特殊構造
- 排熱スリット付きエンドベル:発熱対策として本体に複数のスリットを設置
- 取り外し可能なブラシ:メンテナンス性を考慮した設計
- 黒色の本体カップ:フラッグシップモデルらしい特別な外観
- 独特なエンドベル形状:他のモーターとは一線を画すデザイン
これらの特殊な構造により、製造コストが高く、大量生産に向かないという側面があったのかもしれません。また、公式大会で使用できないモーターであることから、需要が限定的だったことも要因として考えられます。
「このモーターを求めるレーサーは多かった。現在もモーター非限定レースでは真っ先に検討されると言っても過言ではないモーター」
おそらく、コストと需要のバランスを考慮した結果、生産終了という判断に至ったのでしょう。
現在の値段相場は中古市場で高騰している
生産終了となったプラズマダッシュモーターは、現在中古市場で取引されています。定価が880円だったことを考えると、現在の価格は高騰していると言えるでしょう。
💰 主な販売チャネルと価格傾向
| 販売先 | 特徴 | 価格帯(推測) |
|---|---|---|
| メルカリ | 個人間取引、在庫状況により変動 | 定価以上 |
| Yahoo!ショッピング | 一部店舗で取り扱いあり | 899円~(在庫なし多数) |
| Amazon | 在庫状況が不安定 | 変動大 |
| 模型店 | 在庫があれば定価に近い可能性 | 880円前後 |
Yahoo!ショッピングの「おもちゃのマンネンヤ」では899円で掲載されていますが、現在は在庫なしの状態です。メルカリなどのフリマアプリでは、出品があれば比較的見つけやすいかもしれませんが、価格は需要と供給のバランスで決まります。
⚠️ 購入時の注意点
- ✓ 中古品の場合、使用状態を確認する
- ✓ ブラシの消耗具合をチェックする
- ✓ 模倣品や別のモーターでないか見分ける
- ✓ 送料を含めた総額で判断する
プラズマダッシュモーターは外観が特徴的なため、比較的見分けやすいですが、購入前にしっかり確認することをおすすめします。
ミニ四駆プラズマダッシュモーターの代替案とモーター選び
- ウルトラダッシュモーターが現行品で最高スペックを持つ
- 公式大会ならパワーダッシュとスプリントダッシュが最適
- 用途に応じたモーター比較で最適な選択ができる
- まとめ:ミニ四駆プラズマダッシュモーターの全体像
ウルトラダッシュモーターが現行品で最高スペックを持つ
プラズマダッシュモーターが入手困難な現在、ウルトラダッシュモーターが現行品の中で最も近いスペックを持つ選択肢となります。こちらも公式大会では使用禁止ですが、非公式レースでは活躍が期待できます。
📊 ウルトラダッシュモーター vs プラズマダッシュモーター比較
| 項目 | ウルトラダッシュ | プラズマダッシュ |
|---|---|---|
| 消費電流 | 4.0~5.0A | 4.1~5.2A |
| 回転数 | 24,000~27,500rpm | 25,000~28,000rpm |
| トルク | 1.4~1.9mN・m | 1.4~1.9mN・m |
| 重量 | 17.5g | 18.0g |
| 定価 | 680円 | 880円 |
| 現行品 | ○ | × |
数値を見ると、性能的にはほぼ同等レベルであることが分かります。ウルトラダッシュモーターは回転数重視の高回転型モーターで、トルクも最高クラスを誇ります。
🎯 ウルトラダッシュモーターの特徴
- エンドベルの色は黒
- 本体カップはメッキ仕様
- カーボンブラシ採用で個体差が少ない
- マブチ製で品質が安定している
「タミヤ発FA-130型モーターの中で最高スペックを持つ3大モーターの一角」
プラズマダッシュモーターにこだわりがなければ、ウルトラダッシュモーターが実用的な選択肢と言えるでしょう。
公式大会ならパワーダッシュとスプリントダッシュが最適
公式大会に参加する場合は、使用可能なモーターの中から選ぶ必要があります。現行品で公式大会使用可能な片軸モーターの最高スペックは、パワーダッシュモーターとスプリントダッシュモーターです。
⚡ 公式大会使用可能な主要モーター比較
| モーター名 | タイプ | 回転数(rpm) | 消費電流 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| パワーダッシュ | パワー型 | 19,900~23,600 | 2.5~3.3A | 重量級マシン・アップダウンに強い |
| スプリントダッシュ | 高回転型 | 20,700~27,200 | 2.8~3.8A | 最高回転数・軽量セッティング向け |
| ハイパーダッシュ3 | バランス型 | 17,200~21,200 | 1.6~3.0A | 使いやすさ重視 |
| ライトダッシュ | 入門型 | 14,600~17,800 | 1.5~2.2A | ダッシュ系入門に最適 |
| トルクチューン2 | 高トルク型 | 12,300~14,700 | 1.7~2.0A | テクニカルコース向け |
パワーダッシュモーター(エンドベル:緑)は、名前の通りパワー寄りの性能で、マシンの重量が重めだったり、アップダウンが激しいコースで特に効果を発揮します。
スプリントダッシュモーター(エンドベル:ライトグレー)は、高回転重視でトルクの低さを補えるセッティングがうまく決まれば、その高回転を最大限発揮できます。
⚠️ 注意点
どちらも電池の消費が激しいため、アルカリ電池では本来の性能を引き出せない可能性があります。ニッケル水素電池の使用が推奨されます。
用途に応じたモーター比較で最適な選択ができる
ミニ四駆のモーター選びは、走行するコースや自分のセッティングスタイルに合わせることが重要です。ここでは様々な用途に応じたモーター選びのポイントをまとめます。
🎯 用途別おすすめモーター一覧
| 用途 | おすすめモーター | 理由 |
|---|---|---|
| 公式大会(速度重視) | スプリントダッシュ | 公式最高回転数 |
| 公式大会(安定重視) | パワーダッシュ | 高トルクで安定走行 |
| 非公式レース(最速) | プラズマダッシュ | 最高スペック |
| 非公式レース(現行品) | ウルトラダッシュ | 入手可能で高性能 |
| 初心者の練習用 | ライトダッシュ | 扱いやすい性能 |
| テクニカルコース | トルクチューン2 | アップダウンに強い |
| 低速観賞走行 | ノーマルモーター | ゆったり走行 |
📝 モーター選びの3つのポイント
- 公式大会参加の有無を確認
- 参加するなら使用可能モーターから選ぶ
- 非公式なら選択肢が広がる
- 電池との相性を考慮
- アルカリ電池:トルクチューン2、ハイパーダッシュ3など
- ニッケル水素:全てのモーター使用可能
- コースレイアウトに合わせる
- フラット中心:高回転型モーター
- アップダウン多い:高トルク型モーター
- バランス型コース:バランス型モーター
一般的には、最初はライトダッシュやハイパーダッシュ3で感覚をつかみ、徐々にパワーダッシュやスプリントダッシュに移行するのが無難な選択かもしれません。
まとめ:ミニ四駆プラズマダッシュモーターの全体像
最後に記事のポイントをまとめます。
- プラズマダッシュモーターはタミヤ製FA-130型モーターの最高スペックを誇る伝説的存在である
- 定価880円という高額ながら、25,000~28,000rpmの回転数と取り外し可能なブラシなど優れた設計だった
- 2020年頃に生産終了となり、現在は絶版品として中古市場でのみ入手可能である
- 公式大会では使用禁止だが、非公式レースでは最強クラスの性能を発揮する
- 現行品ではウルトラダッシュモーターが最も近いスペックを持ち、入手も容易である
- 公式大会に参加するならパワーダッシュモーターとスプリントダッシュモーターが最高スペックとなる
- モーター選びはコースレイアウトと使用する電池との相性を考慮することが重要である
- 中古市場での購入時は、使用状態やブラシの消耗具合を確認する必要がある
- 特殊な排熱構造により製造コストが高く、これが生産終了の一因と推測される
- プラズマダッシュモーターを入手できなくても、代替となる高性能モーターは複数存在する
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 【ミニ四駆】ウルトラダッシュモーターとプラズマダッシュモーター速度比較!開けポンで爆速!脅威の性能40km/hオーバー‼︎ウルトラダッシュモーターはどのくらい速いのか!?タミヤの高性能モーター! – YouTube
- プラズマダッシュモーターで爆速?ブロッケンギガントにファーストトライパーツセットとリヤブレーキステーセットも取り付けて走行 – YouTube
- 【魔改造】 ボールベアリング内蔵の両軸プラズマダッシュモーターを作った結果www 【ミニ四駆,レーザーミニ四駆】 – YouTube
- メルカリ – プラズマダッシュモーター
- ミニ四駆 ミニ四駆GP186 プラズマダッシュモーター : おもちゃのマンネンヤ – 通販 – Yahoo!ショッピング
- 片軸モーター – ミニ四駆改造マニュアル@wiki
各サイト運営者様へ
有益な情報をご公開いただき、誠にありがとうございます。
感謝の意を込め、このリンクはSEO効果がある形で設置させていただいております。
※リンクには nofollow 属性を付与しておりませんので、一定のSEO効果が見込まれるなど、サイト運営者様にとってもメリットとなれば幸いです。
当サイトは、インターネット上に散在する有益な情報を収集し、要約・編集してわかりやすくお届けすることを目的としたメディアです。
私たちは、情報の収集や整理を通じて「情報をまとめてわかりやすく伝える」という形で新たな価値を提供できるのではないかと考え、運営しております。
なお、引用や参照の方法には不備、あるいはご不快に感じられる点がございましたら、迅速に対応いたしますので、お手数ですがお問い合わせフォームよりご連絡いただければ幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
当ブログをご覧いただきありがとうございます。
このたび、当ブログの記事内容について無断転載とのご指摘を受けました。
事実確認が十分でない部分もありますが、著作権に関わるご迷惑をおかけする可能性を重く受け止め、記事をすべて非公開とし、今後の再確認を進めてまいります。
ご心配・ご不快の念をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
今後は再発防止に努め、安心してご覧いただけるブログ運営を行ってまいります。
