ミニ四駆のメンテナンスやモーター交換をするとき、ピニオンギアを外す必要が出てきますよね。特に真鍮製のピニオンギアはかなり固く装着されているため、外し方に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ピニオンギアを外す基本的な方法から、ピニオンプーラーがないときの代替手段、100均アイテムでの自作方法まで、ネット上の情報を徹底的に収集・分析してお届けします。初心者の方でも安全にピニオンギアを外せるよう、注意点も含めて詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ 公式のピニオンプーラーを使った正しい外し方 |
| ✓ プーラーなしで外す裏技と注意点 |
| ✓ FRPステーを使った自作プーラーの作り方 |
| ✓ ピニオンギアの種類別の特徴と外しやすさ |
ミニ四駆のピニオンギアを外す際に知っておきたい基本知識
- ピニオンギアの外し方は専用プーラーの使用が基本
- プーラーなしでも外せる方法はあるがリスクを理解すべき
- 真鍮ピニオンは樹脂製より圧着が強く外しにくい
- FRPステーと2mmビスで自作プーラーを作れる
ピニオンギアの外し方は専用プーラーの使用が基本
ミニ四駆のピニオンギアを外す最も確実で安全な方法は、タミヤ公式の「ミニ四駆ピニオンプーラー(ITEM:15422)」を使用することです。
📊 ピニオンプーラーの基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 商品名 | ミニ四駆 ピニオンプーラー(ブルー) |
| 品番 | ITEM:15422 |
| 価格 | 約1,500円前後 |
| 材質 | 本体:アルミ削り出し、ネジ部:金属 |
| 特徴 | 10mmレンチに対応、モーターケースに収納可能 |
このピニオンプーラーは、旧型のプラスチック製(ITEM:15207)と比べて全金属製で頑丈になっており、数回の使用で壊れることはありません。
FRPステーが1枚だと強度的にはギリギリな気がしますので、自作される場合は十分気を付けて保護用にメガネなどをかけて作業してくださいね。
🔧 正しい使用方法
- ピニオンプーラーの中央ネジを緩めた状態にする
- モーターシャフトに引っ掛けてピニオンギアに固定
- 中央のネジが回らないようペンチで押さえる
- プラスドライバーでネジをゆっくり締め込む
- 「コキッ」という感触があった後、ジワジワと抜ける
定期的にピニオンギアを交換する方や、複数のマシンをメンテナンスする方には、公式プーラーの購入をおすすめします。
プーラーなしでも外せる方法はあるがリスクを理解すべき
ピニオンプーラーを持っていない場合でも、いくつかの代替方法が存在します。ただし、いずれもリスクが伴う方法であることを理解した上で実行する必要があります。
⚠️ プーラーなしで外す際の主なリスク
| リスク | 内容 |
|---|---|
| モーター破損 | シャフトに無理な力がかかり曲がる可能性 |
| ピニオン破損 | 樹脂製の場合、割れてしまうことがある |
| 怪我の危険 | 工具が滑って手を傷つける可能性 |
| 周辺パーツの損傷 | 作業中に他の部品を傷つけるリスク |
Reddit上のミニ四駆コミュニティでは、ピニオンプーラーを持っていない場合の対処法について質問が投稿されていましたが、多くのユーザーが安全性を考慮して公式プーラーの使用を推奨しています。
ピニオンプーラーを持っていない場合、モーターからピニオンギアを安全に取り外すにはどうすればいいですか?
一般的には、以下のような方法が紹介されていますが、推測の域を出ませんが、成功率や安全性は公式プーラーには及ばないでしょう。
💡 代替方法の例
- ✓ 細いマイナスドライバーでテコの原理を利用
- ✓ ペンチで挟んで引き抜く(樹脂製のみ)
- ✓ 後述する自作プーラーの使用
真鍮ピニオンは樹脂製より圧着が強く外しにくい
ピニオンギアには大きく分けてプラスチック製と金属(真鍮)製があり、それぞれ外しやすさが大きく異なります。
📋 ピニオンギアの種類と特徴
| 種類 | カラー | 外しやすさ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 白ピニオン | 白 | ★★★☆☆ | 強度が高く歯が欠けにくい |
| 紫ピニオン | 紫 | ★★★★☆ | 軽量化されているが破損しやすい |
| 赤ピニオン | 赤 | ★★★★☆ | 紫と同形状、硬い素材 |
| カーボン強化 | 黒 | ★★★☆☆ | AR/FM-Aシャーシで必須 |
| 真鍮ピニオン | 銀 | ★☆☆☆☆ | 非常に固い、基本的にモーターと一蓮托生 |
特に真鍮ピニオンはモーターシャフトへの固定が非常に強固で、プーラーなしで外すのはほぼ不可能です。
ピニオンプーラー(¥1500)で外すことも可能だが、基本的にはモーターと一蓮托生という認識で問題ない。
🔍 真鍮ピニオンが外しにくい理由
- モーターシャフトへの圧着力が樹脂製より強い
- 金属同士の接触で摩擦係数が高い
- 長期間使用すると微細な傷で食い込む
- 温度変化による膨張・収縮で固着する可能性
チューンモーターPROシリーズには真鍮ピニオンが標準装備されていましたが、おそらく高回転・高トルクに耐えるための仕様だったと考えられます。現在は別売りとなっています。
FRPステーと2mmビスで自作プーラーを作れる
1回だけの使用であれば、FRPステーの端材と2mmビス・ナットで簡易的なピニオンプーラーを自作するという方法があります。
🛠️ 自作プーラーの材料リスト
| 材料 | 必要数 | 入手先 | 備考 |
|---|---|---|---|
| FRPステーの切れ端 | 2枚 | ミニ四駆改造の余り | できるだけ幅が広いもの |
| 2mmビス | 3本 | ミニ四駆パーツ | 長さ15mm程度 |
| 2mmナット | 3個 | ミニ四駆パーツ | 通常のもの |
| プラスドライバー | 1本 | 100均でも可 | ビスに合うサイズ |
| 細いペンチ | 1本 | 100均でも可 | ナットを固定用 |
実際にこの方法を試した事例では、ARシャーシ用FRPフロントワイドステーの切れ端を使用して成功しています。
FRPステーの切れっ端とビス、ナットを使って簡易ピニオンプーラーを自作してみました。たくさん使うのであれば製品を買ってもいいですけど、1回しか使わないんだったらもったいないですよね。
📝 自作プーラーの製作手順
- モーターシャフト用の溝加工
- 2mmビス穴を「コ」の字状に加工
- 三角ヤスリで切り込み、半丸ヤスリで溝を広げる
- 平ヤスリ(厚み2mm弱)で仕上げる
- 組み立て
- 2枚のFRPステーを重ねる
- 3本の2mmビスとナットで固定
- 中央のビスがシャフト押し出し用、外側2本が支持用
- 使用方法
- 中央ビスを緩めた状態でモーターシャフトに引っ掛ける
- 細いペンチで中央ビスのナットを固定
- プラスドライバーでジワジワとビスを締め込む
⚠️ 注意点
- FRPステー1枚だと強度不足で割れる危険性がある
- 作業時は必ず保護メガネを着用すること
- 真鍮ピニオンには特に強い力が必要
- 「コキッ」という感触の後、徐々に抜ける
この方法は材料費がほぼゼロ(余剰パーツ利用)で済むため、経済的ではありますが、あくまで緊急時の対処法と考えるべきでしょう。
ミニ四駆のピニオンギア外しで失敗しないためのコツと注意点
- ピニオンプーラー代替品は100均工具だけでは難しい
- モーターの種類によってピニオンギアの固定度が異なる
- ピニオンギアの再利用でワッシャーを作る活用法もある
- まとめ:ミニ四駆のピニオンギア外し方は安全第一で
ピニオンプーラー代替品は100均工具だけでは難しい
「ピニオン プーラー 100均」というキーワードで検索する方も多いようですが、残念ながら100均で販売されている工具だけでピニオンプーラーの代替品を完全に作るのは難しいというのが実情です。
🔍 100均で入手できる関連工具
| 工具名 | 使用用途 | 有効性 |
|---|---|---|
| 三角ヤスリ | FRP加工用 | ○ |
| 半丸ヤスリ | FRP加工用 | ○ |
| 平ヤスリ | FRP加工用 | ○ |
| プラスドライバー | ビス締め用 | ○ |
| 細いペンチ | ナット固定用 | △ |
| マイナスドライバー | テコの原理用 | △(非推奨) |
100均の工具は自作プーラーを作る過程では活用できるものの、プーラー本体の材料(FRPステー、2mmビス、ナットなど)はミニ四駆パーツから調達する必要があります。
💡 100均活用のポイント
- ✓ ヤスリセットは自作プーラー製作に必須
- ✓ プラスドライバーは作業の要
- ✓ ペンチは小型のものが使いやすい
- ✓ 保護メガネも100均で入手可能
ただし、おそらく100均の工具は精度や耐久性の面で専門工具には劣るため、頻繁にメンテナンスを行う方はタミヤ公式のクラフトツールを揃えることをおすすめします。
モーターの種類によってピニオンギアの固定度が異なる
ピニオンギアの外しやすさは、装着されているモーターの種類や使用状況によっても大きく変わってきます。
📊 モーター別ピニオンギア固定度の傾向
| モーター種類 | ピニオン種類 | 固定度 | 外しやすさ |
|---|---|---|---|
| ノーマルモーター | 樹脂製(白・紫) | 低~中 | ★★★★☆ |
| ダッシュ系モーター | 樹脂製(黒) | 中 | ★★★☆☆ |
| チューンモーターPRO(旧) | 真鍮 | 高 | ★☆☆☆☆ |
| アトミックチューンモーターPRO | 真鍮 | 高 | ★☆☆☆☆ |
| 中空プロペラシャフト付属 | 樹脂製(赤) | 中 | ★★★☆☆ |
アトミックチューンモーターPROには最初から真ちゅうピニオンギヤが付いています。お得と言えばお得ですが、真ちゅうピニオンギヤは樹脂製ギヤよりかなり固いため、カウンターギヤにあまりよろしくないという話もあります。
🔧 固定度が変わる要因
- 使用時間:長時間使用すると樹脂が緩む、または金属が食い込む
- 走行環境:ジャンプやクラッシュの多いコースでは負荷が大きい
- 取り付け方法:グリスの塗布量や圧入深さが影響
- 経年劣化:樹脂製は時間とともに緩みやすくなる
一般的には、樹脂製ピニオンギアは「長時間使っているとどうしても緩くなる」傾向がありますが、真鍮ピニオンは逆に使用とともに固着しやすくなる特性があります。
ピニオンギアの再利用でワッシャーを作る活用法もある
使用済みのピニオンギアを捨ててしまうのはもったいない!実はピニオンギアの付け根部分をワッシャーとして再利用するという裏技があります。
♻️ ピニオンギアをワッシャーに加工する方法
- 材料の準備
- 使用済みの紫または黒ピニオンギア
- 適当な長さの2mmネジ
- カッターナイフ
- 加工手順
- ピニオンギアを2mmネジに通す
- ギアの歯車部分と付け根の間に切り込みを入れる
- ぐるっと一周切り込みを入れれば簡単に切れる
- 付け根部分だけを残す
- 使用用途
- ベアリングとホイールの間の抵抗抜き
- ホイールとベアリングの間隔調整
- シャフトとの密着性が高いため異音が出にくい
ピニオンギアの付け根のところは、ほぼほぼお宝ワッシャーに近い大きさなので、ベアリングに触れる部分に使用することで、抵抗を軽減できると思っています。
📏 重量比較データ
| パーツ種類 | 4個の重量 | 特徴 |
|---|---|---|
| ベアリングローラー用スペーサー | 0.07g | 標準パーツ |
| 紫ピニオン製ワッシャー | 0.07g | 同等の重量 |
| 黒ピニオン製ワッシャー | 0.08g | わずかに重い |
この方法のメリットは以下の通りです:
- ✓ シャフトに密着するため回転時の異音が少ない
- ✓ 廃材利用でコストゼロ
- ✓ お宝ワッシャーの代替として使える
- ✓ 厚みが異なるため調整の選択肢が増える
推測の域を出ませんが、貫通ホイールを使用する際の微調整に特に有効かもしれません。
まとめ:ミニ四駆のピニオンギア外し方は安全第一で
最後に記事のポイントをまとめます。
- ピニオンギアを外す最も確実な方法は、タミヤ公式のピニオンプーラー(ITEM:15422)を使用すること
- プーラーは全金属製で約1,500円、頻繁にメンテナンスする方には投資価値がある
- プーラーなしで外す方法も存在するが、モーターやピニオンの破損リスクを伴う
- FRPステーと2mmビス・ナットで自作プーラーを作ることは可能だが、強度面で注意が必要
- 真鍮ピニオンは樹脂製より圧着が強固で、基本的にモーターと一蓮托生と考えるべき
- 100均工具はプーラー製作の補助には使えるが、完全な代替品を作るのは困難
- ピニオンギアの種類(白・紫・赤・黒・真鍮)によって外しやすさが異なる
- 使用済みピニオンギアの付け根部分はワッシャーとして再利用できる
- 作業時は必ず保護メガネを着用し、安全を最優先にすること
- モーターの種類や使用状況によってピニオンの固定度が変わる
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- ミニ四駆 裏ワザ ピニオンギヤの外し方 ミニヨンクマスター
- Reddit – remove pinion gear without pinion puller
- ミニ四駆の真ちゅうピニオンギヤの外し方…ピニオンプーラーを自作して引っこ抜くべし。
- 新たに始めるミニ四駆 第2話 プロペラシャフトを交換しよう
- ピニオンギア – ミニ四駆改造マニュアル@wiki
- ミニ四駆PRO④ ピニオンギア取り付けとモーターをシャーシに嵌め込む
- ミニ四駆、改造小ネタ、使い古しのピニオンギアを使って、ワッシャーを作りました。
- エアロアールシーの修理について – トイラジレーシングのブログ
各サイト運営者様へ
有益な情報をご公開いただき、誠にありがとうございます。
感謝の意を込め、このリンクはSEO効果がある形で設置させていただいております。
※リンクには nofollow 属性を付与しておりませんので、一定のSEO効果が見込まれるなど、サイト運営者様にとってもメリットとなれば幸いです。
当サイトは、インターネット上に散在する有益な情報を収集し、要約・編集してわかりやすくお届けすることを目的としたメディアです。
私たちは、情報の収集や整理を通じて「情報をまとめてわかりやすく伝える」という形で新たな価値を提供できるのではないかと考え、運営しております。
なお、引用や参照の方法には不備、あるいはご不快に感じられる点がございましたら、迅速に対応いたしますので、お手数ですがお問い合わせフォームよりご連絡いただければ幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
当ブログをご覧いただきありがとうございます。
このたび、当ブログの記事内容について無断転載とのご指摘を受けました。
事実確認が十分でない部分もありますが、著作権に関わるご迷惑をおかけする可能性を重く受け止め、記事をすべて非公開とし、今後の再確認を進めてまいります。
ご心配・ご不快の念をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
今後は再発防止に努め、安心してご覧いただけるブログ運営を行ってまいります。
