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ミニ四駆ARシャーシが遅いって本当?速くするコツと改造方法を徹底解説‼️

ミニ四駆ARシャーシが遅いって本当?速くするコツと改造方法を徹底解説‼️
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「ARシャーシってカッコいいけど遅いって聞く…」そんな悩みを抱えていませんか?確かに、ネット上では「ARシャーシは遅い」という声が散見されます。爆走兄弟レッツ&ゴーに登場するマグナムやソニックなど、フルカウルミニ四駆の名車が多く採用しているARシャーシ。見た目のカッコよさに惹かれて購入したものの、他のシャーシに比べて思うようなスピードが出ない…そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。

しかし、ARシャーシが遅いのは「本当」なのでしょうか?実は、ARシャーシには特有の問題点があり、それを適切に対処することで驚くほど速くなる可能性を秘めています。本記事では、ARシャーシが遅いと言われる理由を徹底分析し、速度を向上させるための具体的な改造方法や調整テクニックをご紹介します。正しい知識と対策で、あなたのARシャーシマシンも競争力のある1台に生まれ変わるはずです。

この記事のポイント
✓ ARシャーシが遅いと言われる3つの主な原因
✓ 駆動効率を劇的に向上させる位置出しテクニック
✓ モーター固定とプロペラシャフト対策の重要性
✓ 1秒以上タイム短縮できる具体的な改造方法

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ミニ四駆ARシャーシが遅い理由と根本的な問題点

  1. ARシャーシが遅いと言われる主な原因は駆動ロスとギアの問題
  2. 重量過多とバンパー剛性が速度低下を招く構造的な特徴
  3. FM化すると速くなる理由はギアの回転方向にある

ARシャーシが遅いと言われる主な原因は駆動ロスとギアの問題

【シャーシ】ARシャーシが遅いと言われる主な原因は駆動ロスとギアの問題

ARシャーシが遅いと言われる最大の理由は、駆動系のロスとギア周りのトラブルにあります。多くのユーザーが指摘する問題点を整理すると、以下のような構造的な弱点が浮き彫りになります。

📊 ARシャーシの主な問題点まとめ

問題箇所具体的な症状影響
フロントクラウンギアガタつきが大きく破損しやすい駆動力の伝達不良
プロペラシャフトギアとシャフトが緩みやすいトルク抜けの原因
スパーギアプロペラシャフトと干渉する速度低下・抵抗増加
モーターピニオンプロペラシャフトとの距離が近すぎる接触による駆動ロス

ARはフロントのクラウンギアがすぐダメになる。それはARの駆動効率が良いから…ではなくて、フロントクラウンのガタツキが大きく、フロントに負荷がかかるとプロペラシャフトのギアとクラウンギアが舐めてしまうから。

出典:らくがき塗料箱 – メモ書き

特に深刻なのがフロントクラウンギアのガタつきです。ARシャーシは駆動効率が高い設計になっている一方で、フロント部分のクラウンギアが動きやすく、着地時などに大きな負荷がかかるとギアが舐めたり欠けたりしやすい構造になっています。ピンククラウンなら歯が欠け、カーボンクラウンなら変形するという問題が頻発します。

もう一つの大きな問題がプロペラシャフトの緩みです。片軸モーターシャーシの宿命とも言えるこの問題は、ARシャーシでは特に顕著に現れます。プロペラシャフトのギアが緩むと、前輪に駆動力が伝わらなくなり、モーターのパワーを十分にタイヤに伝えられません。

重量過多とバンパー剛性が速度低下を招く構造的な特徴

【シャーシ】重量過多とバンパー剛性が速度低下を招く構造的な特徴

ARシャーシのもう一つの弱点は、重量と剛性のバランスにあります。高剛性を売りにしているARシャーシですが、これが逆に速度低下の要因となっているケースも多いのです。

🏋️ シャーシ重量比較表

シャーシ名重量ARとの差
ARシャーシ123.5g
スーパーIIシャーシ115g-8.5g
スーパーXXシャーシ119g-4.5g
スーパーTZ-Xシャーシ115.4g-8.1g

出典:saganoblog

ARシャーシは他のリアモーターシャーシと比較して8.5gも重いという数値が出ています。これはマスダンパー(ヘビー)1個分に相当する重量です。ミニ四駆において1gでも軽量化を追求する世界では、この8.5gのハンデは無視できません。

さらに問題なのがバンパーの剛性です。

S2やVSなんかはカーブでバンパーが壁に押し当てられと、ローラーのスラスト角が浅くなる方向に歪むのに対し、ARはバンパーが固く、シャーシ全体もねじれないのでローラーが動かない。だからデフォルトの5度でカーブに突入すると、ローラーが進行方向に対して斜めに当たる事による摩擦と、強力なダウンフォースによりフロントタイヤのグリップが効きすぎる事で減速してしまう。

出典:らくがき塗料箱 – メモ書き

現代のミニ四駆では、MSフレキに代表されるようにシャーシをしならせて衝撃を吸収するセッティングが主流です。しかしARシャーシは剛性が高すぎるため、着地時の衝撃を吸収できず、コーナーでも柔軟に対応できないという問題を抱えています。

FM化すると速くなる理由はギアの回転方向にある

【シャーシ】FM化すると速くなる理由はギアの回転方向にある

ARシャーシユーザーの間で「FM化(フロントモーター化)すると速くなる」という話をよく耳にします。これには明確な理由があります。

💡 FM化のメリット

  • ✅ クラウンギアがプロペラシャフトのギアに吸い付く方向に回転
  • ✅ 非常にスムーズな駆動が実現できる
  • ✅ 姿勢制御がしやすくなる(重心がフロント寄りになるため)

ARをFM化改造した場合、クラウンギアはプロペラシャフトのギアに吸い付こうとする方向に回るので、非常にきれいに回る。ARがFM化すると速いと言われている理由は多分ここにあると思う。

出典:らくがき塗料箱 – メモ書き

正転(通常の回転方向)では、ペラシャ受けの構造上、プロペラシャフトが横入れになっており、着地衝撃などでギアが逃げやすくなっています。しかしFM化(逆転)することで、ギアの噛み合わせ方向が変わり、ピンククラウンへの負担が大幅に軽減されるのです。

実際、2018年の世界チャンピオン・海地選手もFMARシャーシで栄冠を勝ち取っています。これはFM化の有効性を証明する実例と言えるでしょう。

ただし、FM化には注意点もあります。ピンククラウンはヘリカル処理(正転で噛みやすいように加工)されているため、逆転だと傷みやすいという弊害があります。また、フロントカバーやリアのモーターホルダーの加工、端子の工夫など、一定の技術が必要になります。


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ミニ四駆ARシャーシを速くする改造テクニックと調整方法

【シャーシ】FM化すると速くなる理由はギアの回転方向にある
  1. スパーギアとクラウンギアの位置出しが速度向上の鍵
  2. モーター固定とプロペラシャフト対策で駆動ロスを解消
  3. ベアリング化と軽量化で1秒以上のタイム短縮が可能
  4. まとめ:ミニ四駆ARシャーシが遅い原因と対策の総括

スパーギアとクラウンギアの位置出しが速度向上の鍵

【シャーシ】スパーギアとクラウンギアの位置出しが速度向上の鍵

ARシャーシを速くする最も基本的で効果的な改造が、スパーギアとクラウンギアの位置出しです。これだけで驚くほどスピードが向上することがあります。

🔧 基本的な位置出し方法

改造内容使用パーツ効果
リアクラウンとスパーの間1.5mmアルミスペーサースパーとペラシャの干渉防止
フロントクラウンとベアリングの間絶縁ワッシャー(小×2個/620×3個)ガタつき解消、ギア破損防止
スパーとベアリングの間絶縁ワッシャー(個体差で調整)クラウンの位置安定化

最も重要なのがリア側のクラウンギアとスパーギアの間に1.5mmスペーサーを挟むこと。これによりスパーギアの位置が調整され、プロペラシャフトとの干渉を防ぐことができます。

実際のテスト結果では、以下のような効果が報告されています:

📈 1.5mmスペーサー導入の効果(300mタイムアタック)

モーター種類スペーサーなしスペーサーありタイム差
ノーマルモーター62.90秒61.93秒-0.97秒
アトミックチューンモーター51.34秒51.18秒-0.16秒
ハイパーダッシュモーター39.03秒39.00秒-0.03秒

出典:saganoblog

ノーマルモーターでは約1秒もの差が出ています。ただし、スペーサーとギアの間には必ずグリスを塗ることを忘れないでください。グリスを塗らないと摩擦抵抗が増え、逆効果になってしまいます。

フロント側も重要です。フロントクラウンとベアリングの間にワッシャーを入れてガタつきを解消することで、ギアの破損を大幅に防ぐことができます。シャーシ付属のPOMなら小ワッシャー2個、620ベアリングなら3個が目安とされています。

モーター固定とプロペラシャフト対策で駆動ロスを解消

【シャーシ】モーター固定とプロペラシャフト対策で駆動ロスを解消

ARシャーシの速度を阻害する大きな要因が、モーターのブレとプロペラシャフトの緩みです。これらに適切に対処することで、駆動ロスを劇的に改善できます。

⚙️ モーター固定の重要性

ARシャーシはモーターピニオンとプロペラシャフトの距離が非常に近い構造になっています。そのため、モーターがブレると簡単に接触し、駆動ロスが発生します。

ARはモーターピニオンとプロペラシャフトが非常に近いのでモーターぐらつくと触れ、ロス繋がります。カバーにスポンジを貼るなどして固定します。モーター固定の際に接点にもスポンジを挟んで接点圧も確保してくださいね。

出典:サブカル”ダディ”ガッテム日記

モーターカバーに3mmブレーキスポンジ(ブルー)を貼ることで、モーターをしっかり固定できます。実際のテスト結果では:

モーター種類スポンジなしスポンジありタイム差
ノーマルモーター61.34秒61.28秒-0.06秒
アトミックチューンモーター50.31秒50.18秒-0.13秒
ハイパーダッシュモーター37.25秒37.09秒-0.16秒

高回転のモーターほど効果が高いことがわかります。

🔩 プロペラシャフトの緩み対策

プロペラシャフトの緩みは、前後のタイヤを逆方向に回してチェックできます。逆に回ってしまう場合は緩んでいる証拠です。

対策方法:

  • ✅ シャフト先端をダイヤモンドやすりで毛羽立たせる
  • ✅ 油性マジックを塗って摩擦係数を上げる
  • ✅ ピニオンギアを押し込み直す
  • ✅ 中空プロペラシャフトに交換する(推奨)

一旦緩んでしまったプロペラシャフトは、まずピニオンギアを抜き、モーターピニオンでの対策と同様、シャフトにヤスリで傷をつけ、油性マジックで塗ってピニオンギアをもう一度押し込めば、再利用に耐えられる。

出典:何でもライトに楽しむ

中空プロペラシャフトへの交換も効果的で、300mタイムアタックで0.28〜0.38秒の短縮が報告されています。

ベアリング化と軽量化で1秒以上のタイム短縮が可能

【シャーシ】ベアリング化と軽量化で1秒以上のタイム短縮が可能

ARシャーシを本格的に速くしたいなら、ベアリング化と軽量化は避けて通れません。

🎯 効果的な改造の優先順位

  1. 軸受けをHG丸穴ボールベアリングに交換(最優先)
  2. タイヤと軸受けの間にベアリングローラー用スペーサーを挟む
  3. 電池カバーを半分にして柔軟性を確保
  4. バンパーカットと肉抜きで軽量化

特に効果が高いのがHG丸穴ボールベアリングへの交換です:

📊 ベアリング化の効果(300mタイムアタック)

モーター種類低摩擦プラHGベアリングタイム差
ノーマルモーター62.53秒61.62秒-0.91秒
アトミックチューンモーター49.68秒49.12秒-0.56秒
ハイパーダッシュモーター37.50秒36.68秒-0.82秒

出典:saganoblog

どのモーターでも0.5秒以上の短縮を実現しています。これは紹介した改造の中で最も効果の高い対策と言えるでしょう。

ベアリングローラー用スペーサーをタイヤと軸受けの間に挟むことも有効です。ただし、チューン系モーターでは逆効果になることもあるため、ダッシュ系モーター使用時に限定したほうが良いかもしれません。

💪 軽量化の目標値

項目目安
総重量(電池抜き)120g前後
電池カバー半分または2分割
バンパーレス加工装備品に合わせてカット

すべての改造を組み合わせた結果:

モーター種類改造前改造後タイム差
ノーマルモーター58.00秒56.78秒-1.22秒
アトミックチューンモーター48.40秒47.68秒-0.72秒
ハイパーダッシュモーター35.46秒34.15秒-1.31秒

平均して約1秒以上のタイム短縮が実現できています。

まとめ:ミニ四駆ARシャーシが遅い原因と対策の総括

【シャーシ】まとめ:ミニ四駆ARシャーシが遅い原因と対策の総括

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. ARシャーシが遅い主な原因は、フロントクラウンのガタつきとプロペラシャフトの緩みである
  2. 他のリアモーターシャーシと比べて8.5g重く、これがマスダンパー1個分のハンデとなっている
  3. バンパーの剛性が高すぎるため、現代ミニ四駆の主流である衝撃吸収セッティングがしにくい
  4. FM化することでクラウンギアがスムーズに回転し、速度向上が期待できる
  5. 最も基本的で効果的な改造は、スパーとクラウンの間に1.5mmスペーサーを入れる位置出しである
  6. モーターカバーに3mmブレーキスポンジを貼ることで、モーターのブレによる駆動ロスを防げる
  7. HG丸穴ボールベアリングへの交換が、最も効果の高い改造である(0.5〜0.9秒短縮)
  8. プロペラシャフトの緩みは、やすりとマジックで対策するか、中空タイプに交換する
  9. すべての改造を組み合わせることで、平均1秒以上のタイム短縮が可能である
  10. ギアは破損しやすいため、クラウンギアの予備を常に持っておくことが重要である

記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト

  1. Reddit – The heart of the internet
  2. [雑記]ARはいいぞ ~正転のすすめ~|紅蓮の太陽
  3. らくがき塗料箱 – メモ書き
  4. 【ミニ四駆】保存版・ARシャーシを速くするには : サブカル”ダディ”ガッテム日記
  5. 【ミニ四駆】ARシャーシが遅い3つの原因【トルク抜けも】 – saganoblog
  6. 【ミニ四駆#12】プロペラシャフトのギヤ滑り(トルク抜け)の症状と対策 | 何でもライトに楽しむ
  7. 【ミニ四駆】ARシャーシを速くする方法5選【1.31秒も短縮】 – saganoblog
  8. 【覚書】オープンARシャーシを始めて思った事 | Mr.Koldのミニ四駆奮闘記
  9. ARシャーシの弱点(持病)…追究編 | ピロやんの猫様とミニ四駆(ARシャーシ推しw)のブログ
  10. 【覚書】ARシャーシ B-MAX 2024年総括 | Mr.Koldのミニ四駆奮闘記

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