ミニ四駆のカスタマイズで、ホイールを塗装してマシンをカッコよくしたいと考える方は多いでしょう。しかし、公式レースに出場する際には、レギュレーションを理解しておく必要があります。実は、ホイールの塗装は基本的に認められていますが、注意すべきポイントがいくつか存在するんです。
この記事では、インターネット上に散らばるレギュレーション情報を収集し、タミヤ公式ルールから各種派生レギュレーションまで、ホイール塗装に関する規定を網羅的に解説します。公式戦、B-MAXレギュ、GTアドバンス、ストッククラスなど、それぞれのルールの違いや、実際にどこまでの加工が許されるのかを明確にしていきます。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ タミヤ公式レギュレーションでのホイール塗装の可否がわかる |
| ✓ B-MAX、GTアドバンスなど派生レギュでのホイール塗装ルールを理解できる |
| ✓ ホイール貫通や加工との違いを明確に把握できる |
| ✓ タイヤやローラーなど関連パーツの塗装規定も同時に学べる |
ミニ四駆ホイール塗装とレギュレーションの基本知識
- タミヤ公式競技会規則でのホイール塗装は基本的にOK
- ただしローラーやタイヤは塗装NGとされる理由
- B-MAXレギュレーションにおけるホイール塗装の扱い
タミヤ公式競技会規則でのホイール塗装は基本的にOK
タミヤのミニ四駆公認競技会規則では、ホイールの塗装自体は明確に禁止されていません。規則上、「ローラー上面への穴あけ、色つけ加工」は認められていることから、同様にホイールへの着色も許容範囲と解釈できます。
ただし、注意すべきは「コースや手などを傷つけるような形や、シャーシからグリスが飛散してコースを汚すおそれのある改造は認められません」という規定です。つまり、塗膜が剥がれてコースを汚す可能性がある塗装は避けるべきでしょう。
📋 ホイール塗装時の注意点
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 塗装可否 | 基本的にOK |
| 注意事項 | 塗膜の剥離でコース汚損の恐れがある場合はNG |
| 推奨方法 | しっかり下地処理をして密着性の高い塗装を |
Yahoo!知恵袋の回答によると「ホイールは勿論のこと、二段アルミローラーやマスダンパーといった金属パーツなども塗装している方がちらほらと見受けられます」という指摘がありますが、「ローラーである以上コースの壁にぶつかるのが当たり前なので塗膜が削れると、レギュレーションにある『コースを汚すおそれのある改造は認められません』に引っ掛かりそう」との懸念も示されています。
ただしローラーやタイヤは塗装NGとされる理由
ホイールは塗装可能でも、タイヤとローラーの塗装については慎重になる必要があります。特にコースに接触する部分への塗装は、実質的に避けるべきとされています。
「タイヤ、ローラーは塗装はしない方が良いですね。スタビライザーやアンダーガード、ブレーキも同様です。シャーシもコースに接触する可能性のある部分は塗装しない方が良いですね。」
🚫 塗装を避けるべきパーツ
- ✗ タイヤ表面(コース接地面)
- ✗ ローラー外周部
- ✗ ブレーキスポンジ
- ✗ スタビライザー先端
- ✗ シャーシ底面(コース接触部)
理由は明確で、これらのパーツは走行中に常にコースと接触するため、塗膜が削れてコースを汚染する可能性が高いからです。特にローラーは壁面に当たり続けるため、塗装が剥がれやすい部分と言えるでしょう。
B-MAXレギュレーションにおけるホイール塗装の扱い
B-MAX GPは「基本無加工」をコンセプトとした競技レギュレーションですが、ホイールの着色については明示的に許可されています。
📌 B-MAX GPにおけるホイール関連規定
| 加工内容 | 可否 | 備考 |
|---|---|---|
| ホイールの車軸用穴の貫通 | ○ | 飛び出たシャフトは保護必須 |
| ホイールへの着色 | ○ | マスダンパーへの着色と同様に許可 |
| タイヤの加工 | × | 長期使用による削れで直径変化1mm以上はNG |
| 異なるサイズの組み合わせ | × | 中径ホイール+小径タイヤなど禁止 |
Basic-MAX GP競技会規則では「マスダンパーへの着色」が許可事項として明記されており、同様の考え方でホイールへの着色も認められています。
ただし、B-MAXレギュではローラーの加工は禁止されており、「外周部のサイズ変更、平面部の切削穴あけ加工、ベアリング穴拡張等」はNGとされています。着色についても、ローラーには適用されない可能性が高いため注意が必要です。
ミニ四駆ホイール塗装の実践とレギュレーション詳細
- GTアドバンスレギュレーションでの塗装可能範囲
- ストッククラスにおけるホイール塗装の制限
- ホイール貫通加工は塗装とは別扱い
- まとめ:ミニ四駆ホイールの塗装はレギュレーションを理解すれば問題なし
GTアドバンスレギュレーションでの塗装可能範囲
GTアドバンスは実車系ボディを使用する人気レギュレーションですが、ホイールの塗装についても基本的に許可されています。実際に#教えてGTアドバンスのQ&Aでは、様々な塗装や加工に関する質問が寄せられています。
🎨 GTアドバンスで許可される塗装・加工
| 対象パーツ | 加工内容 | 可否 |
|---|---|---|
| ボディ | 塗装 | ○ |
| マスダンパー | 染色・着色 | ○ |
| ホイール | 塗装・着色 | ○(推測) |
| ローラー | 塗装 | △(要確認) |
| FRP | アルマイト加工 | ○ |
GTアドバンスのQ&A#181では「スクラビングバブル等で染色したマスダンパーは加工に含まれますか?」という質問に対し、「こちらはドレスアップに該当しますので大丈夫です」と回答されています。
この「ドレスアップ」という考え方は重要です。GTアドバンスでは見た目を良くするための着色は概ね許容される傾向にあり、ホイールの塗装も同様に扱われる可能性が高いでしょう。
ただし、GTアドバンスではカーボンプレートの使用が制限されているなど、独自のルールがあります。カーボンホイールは使用可能ですが、「カーボンプレート」は禁止という点は混同しないよう注意が必要です。
ストッククラスにおけるホイール塗装の制限
2025年から本格的に展開されているストッククラスは、最も厳格な「ポン付け」レギュレーションです。ここでのホイール塗装はどう扱われるのでしょうか。
⚠️ ストッククラスの基本コンセプト
- パーツの加工を制限
- 基本ポン付け(ストック状態)で楽しむ
- ボディ以外の部品の形状変更は認められない
タミヤ公式のストッククラスレギュレーションでは「ボディ以外の部品の形状変更は認められません」と明記されています。
この規定から判断すると、ホイールへの塗装は形状変更ではないため許容される可能性があります。ただし、塗膜の厚みで形状が変わる場合は議論の余地があるかもしれません。
一方で、ストッククラスでは以下の点が明確にNGとされています:
❌ ストッククラスで禁止される加工
- ローラーの定められた組み合わせ以外での使用
- プラリング付きローラー以外にプラリングを取り付ける
- 異なる径のローラーを組み合わせる
- ブレーキスポンジへの熱加工
ホイールの貫通加工については「ホイールのシャフト貫通も認められます」と明記されているため、塗装よりも加工面での自由度があると言えるでしょう。
ホイール貫通加工は塗装とは別扱い
多くのレーサーが実践するホイールの貫通加工ですが、これは塗装とは全く別の改造として扱われます。レギュレーション上の位置づけを整理しておきましょう。
🔧 ホイール貫通加工の詳細
| レギュレーション | 貫通加工の可否 | 注意点 |
|---|---|---|
| タミヤ公式 | ○ | 飛び出たシャフトの保護必須 |
| B-MAX | ○ | マルチテープ、ゴムパイプ等で保護 |
| GTアドバンス | ○ | 既存ビス穴の貫通加工として認められる |
| ストッククラス | ○ | 明示的に許可されている |
実際の作業手順として、「適当な真っ直ぐなシャフトをカットしたりします。これについては、リューターに噛ませるとき、シャフトが長いと遠心力できれいに回転しなくなるので私はカットして短くしてから差し込んでいます」という方法が紹介されています。
貫通加工は主に以下の目的で行われます:
💡 貫通加工のメリット
- タイヤの精度向上(真円に近づける)
- シャフトの選別による振動軽減
- タイヤ成形時の作業性向上
- ワークマシンでの加工精度アップ
貫通したホイールから飛び出すシャフトは、必ずマルチテープやゴムパイプで保護する必要があります。これを怠ると、「コースや手などを傷つける」というレギュレーション違反になってしまいます。
まとめ:ミニ四駆ホイールの塗装はレギュレーションを理解すれば問題なし
最後に記事のポイントをまとめます。
- タミヤ公式レギュレーションでホイールの塗装自体は明確に禁止されていない
- ただし塗膜が剥がれてコースを汚す恐れがある塗装は避けるべきである
- ローラーやタイヤなどコース接触部分への塗装は実質的にNGとされる
- B-MAXレギュレーションではホイールへの着色が明示的に許可されている
- GTアドバンスではドレスアップとしての着色が概ね認められる傾向にある
- ストッククラスでは形状変更でない限り塗装は許容される可能性が高い
- ホイール貫通加工は塗装とは別の改造として多くのレギュレーションで許可されている
- 飛び出したシャフトは必ず保護材で覆う必要がある
- レギュレーションは大会や競技形式によって微妙に異なるため事前確認が重要である
- 公式ルールに加えて各派生レギュレーションの独自ルールも把握しておくべきである
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- Yahoo!知恵袋 – ミニ四駆の塗装について
- Basic-MAX GP 競技会規則(ver3.0)
- ミニ四駆を作ろう!(その1:軽量化と塗装)
- VZシャーシでB-MAXマシンを実際に作ってみよう~B-MAX part3~
- 新レース規格 ストッククラスについて
- 【ミニ四駆】今さら聞けない公式ルール的な(オープンクラス)
- 2022年のタイヤのつくりかた
- GTアドバンス覚書 – Q & A
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