「ミニ四駆 ジョリージョーカー 改造」と検索しているあなたは、このトラッキンミニ四駆の魅力的なボディを最大限に活かした改造方法を探しているのではないでしょうか。ジョリージョーカーは1990年に登場した独特のトラック系ボディで、プレミアム版ではARシャーシを搭載し、改造の自由度が大幅に向上しています。しかし、その特殊な構造ゆえに、一般的なレーサーミニ四駆とは異なる改造アプローチが求められます。
本記事では、実際の改造事例や技術的なポイントを網羅的に解説。ボディの重量対策から、センチネルポールシステムの導入、シャーシ改造まで、ジョリージョーカーを競技レベルに仕上げるための具体的なテクニックをお届けします。初心者から上級者まで、それぞれのレベルに応じた改造のヒントが見つかるはずです。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ トラッキンミニ四駆特有の重量問題と軽量化手法 |
| ✓ センチネルポールシステムによる安定性向上 |
| ✓ ARシャーシを活用した本格的な改造テクニック |
| ✓ ボディキャッチの特性を活かした独自セッティング |
ミニ四駆ジョリージョーカー改造の基礎知識
- ジョリージョーカーの基本スペックと改造の方向性
- トラッキンミニ四駆特有の重量問題への対処法
- ARシャーシ版プレミアムで可能になった改造幅
ジョリージョーカーの基本スペックと改造の方向性
ジョリージョーカーはトラッキンミニ四駆シリーズの第二弾として登場したマシンで、アメリカンピックアップトラックをモチーフにした独特のスタイルが特徴です。
📊 ジョリージョーカーの基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| Item No. | 17502（旧版）/ 95298（プレミアム） |
| 発売時期 | 1990年12月（旧版）/ 2013年（プレミアム） |
| シャーシ | トラッキンシャーシ → ARシャーシ（プレミアム） |
| ボディカラー | ブルー（成形色：黒） |
| 特徴 | フロントグリルの威圧感、荷台のレーシングステッカー |
プレミアム版ではARシャーシを採用したことで、改造の自由度が飛躍的に向上しました。一般的なボディキャッチ方式ではなく、ワイルドミニ四駆と同規格のサイドボディキャッチ方式を採用しているため、リアステーの取り付けやマスダンパーの配置に独自の工夫が可能です。
改造の方向性としては、重量級マシンとして安定性を重視する路線と、徹底的な軽量化で速度を追求する路線の2つが考えられます。トラッキンミニ四駆はボディ自体が重いという特性があるため、どちらの路線を選ぶかで改造アプローチが大きく変わってきます。
トラッキンミニ四駆特有の重量問題への対処法
ジョリージョーカーを含むトラッキンミニ四駆の最大の課題は、ボディの重量です。通常のレーサーミニ四駆と比較して約2倍近い重さがあり、これがスピード面でのハンディキャップとなります。
トラッキンミニ四駆にとって、センチネルポールシステムは適切かつ妥当な改造でした
出典: まりば～すっ☆電脳英雑BLOG
⚡ 重量問題への3つのアプローチ
- 軽量化路線: ボディの肉抜き、FRPプレートの活用、不要なパーツの削減
- 重量級路線: あえて重量を活かし、マスダンパーで安定性を追求
- バランス型: センチネルポールシステムで軽量化と安定性を両立
実際の改造事例では、マスダンパーを多用した結果170g超の超重量級マシンになったケースがありますが、その後センチネルポールシステムの導入により39gもの軽量化に成功した例が報告されています。
📈 改造前後の重量比較例
| 改造段階 | 重量 | 特徴 |
|---|---|---|
| マスダンパー多用時 | 170g超 | 安定性は高いが速度不足 |
| センチネルポール導入後 | 131g程度 | 39gの軽量化達成 |
| スライドダンパー装備 | 132g程度 | わずか1g増で安定性向上 |
このように、単純な軽量化ではなく、パーツの選択と配置の最適化が重要になってきます。
ARシャーシ版プレミアムで可能になった改造幅
2013年に発売されたプレミアム版では、旧版のトラッキンシャーシからARシャーシへの変更が行われました。これにより、改造の可能性が大きく広がっています。
🔧 ARシャーシ化によるメリット
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| パーツ互換性 | 豊富なARシャーシ用グレードアップパーツが使用可能 |
| 剛性向上 | FRP強化マウントプレートなどで強化が容易 |
| セッティング幅 | ブレーキやローラー配置の自由度が向上 |
| メンテナンス性 | 電池やモーター交換がボディを外さず可能 |
特に注目すべきは、ARシャーシサイドボディキャッチアタッチメントを活用した改造です。このパーツを改造することで、センチネルポールをボディ内部に収納する独自のセッティングが可能になります。
ARシャーシでGTアドバンスやるのが最近のお気に入りなんすよね。電池もモーターもボディ外さずに下から出し入れできるのでマジで好き
出典: サブカル”ダディ”ガッテム日記
一般的には、ARシャーシの採用により片軸モーター化やFMシャーシ化といった高度な改造も視野に入ってきます。ただし、トラッキンボディの重量とバランスを考慮した上で、適切なセッティングを見つける必要があります。
ポチップ
ミニ四駆ジョリージョーカー改造の実践テクニック
- センチネルポールシステムの導入と効果
- マスダンパーとスライドダンパーの最適配置
- ボディの肉抜き加工と塗装テクニック
- まとめ：ミニ四駆ジョリージョーカー改造で押さえるべきポイント
センチネルポールシステムの導入と効果
センチネルポールシステムは、マスダンパーに代わる軽量な安定化装置として、ジョリージョーカーの改造において非常に効果的な手法です。
💡 センチネルポールシステムとは
通常のマスダンパーの代わりに、ボディキャッチを利用した支柱（ポール）でボディを保持し、ボディ自体の重量を安定化に活用するシステムです。マスダンパーの重量を大幅に削減できる一方、ボディの重さを活かした安定走行が可能になります。
🔩 センチネルポール導入の具体的手順
- ARシャーシサイドボディキャッチアタッチメントを用意
- ボディ固定側の穴をスペーサーが通る大きさに拡張
- シャーシ側アタッチメントを30mmビス2本で固定
- プラスペーサーを挟み、ワッシャーとロックナットで締結
- ボディ内部への完全収納を目指す場合は位置調整
実際の改造事例では、従来の前後4本配置から中央のボディキャッチを転用した2本配置に変更し、さらにボディ内部に完全収納することで、外観の美しさと機能性を両立させた例があります。
📊 センチネルポール導入による変化
| 項目 | 導入前 | 導入後 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 重量 | 170g超 | 131g程度 | -39g |
| 安定性 | 高い | 高い維持 | 維持 |
| 速度 | 低い | 向上 | 大幅改善 |
| 外観 | ポール露出 | すっきり | 美観向上 |
ちなみに、マシンモチーフの初代グリーンランタンが「センチネル」と改名していた時期があるため、ダブルミーニングとしても面白い改造といえるでしょう。
マスダンパーとスライドダンパーの最適配置
ジョリージョーカーの改造において、ダンパー類の配置は走行性能を大きく左右します。トラッキンボディ特有の構造を活かした配置が可能です。
🎯 ダンパー配置の基本戦略
| ダンパー種類 | 推奨配置 | 効果 |
|---|---|---|
| フロントマスダンパー | 上から吊るす or 下から伸ばす | コーナリング安定性 |
| リアマスダンパー | ボディ内部（荷台）に跳ね上げ | 後部安定性、美観 |
| スライドダンパー | 前後に装備 | 着地安定性、レーンチェンジ対応 |
リアマスダンパーについては、ボディキャッチが側面にある特性を活用して、シャーシの隙間を初期位置としてボディ内部（荷台部分）へ跳ね上げる方式が効果的です。これにより外観を損なわずに安定性を確保できます。
スライドダンパーをオールカーボン化、センチネルポールシステムも前後４本の標準仕様から、中央のボディキャッチを転用した２本とし、かつ車内へと完全収納する形に変更
出典: まりば～すっ☆電脳英雑BLOG
⚙️ 段階的なダンパーセッティングの例
- 初期段階: フロント・リア共にマスダンパー多用（重量増だが安定）
- 中期段階: センチネルポールシステムに移行（軽量化）
- 最終段階: スライドダンパー追加（わずかな重量増で安定性向上）
スライドダンパーは純粋に重量が増えて速度が低下しますが、「安定性」を重視するジョリージョーカーの改造コンセプトには合致します。カーボンステー仕様を選ぶことで、重量増を最小限に抑えることができます。
ボディの肉抜き加工と塗装テクニック
トラッキンミニ四駆の重量問題を解決する根本的な方法がボディの肉抜き加工です。ただし、外観を損なわないよう慎重な作業が求められます。
🎨 塗装の必要性と推奨手順
ジョリージョーカープレミアムは成形色が黒のため、付属ステッカーだけでは色が足りません。特にフロントグリル&バンパーのシルバー塗装は必須といえるでしょう。
| 塗装箇所 | 推奨色 | 難易度 | 備考 |
|---|---|---|---|
| フロントグリル | シルバー | 低 | 直線マスキングで簡単 |
| バンパー | シルバー | 低 | グリルと同時施工 |
| ボディ全体 | メタリックグリーン等 | 中 | 成形色を活かすことも可 |
| フェンダー部分 | シルバー | 中 | アクセントとして効果的 |
塗装が必要ですが、塗り分けのマスキング作業は直線で簡単です。シルバーは塗装しやすい色ですので、完成度が増す部分塗装は積極的に行うべきでしょう。
✂️ 肉抜き加工のポイント
- 荷台部分: 目立たない裏側から段階的に肉抜き
- フェンダー内側: 強度を保ちつつ不要な部分を削除
- プラバン補強: 肉抜き後の強度低下を防ぐため要所に貼り付け
ボディの肉抜きに挑戦してみよう！
出典: ミニ四駆制作改造情報局
肉抜き後はプラバンを貼り付けて補強することで、強度を維持しつつ軽量化を実現できます。ただし、やりすぎるとボディ剛性が低下し、走行中の振動で破損する可能性があるため、段階的に様子を見ながら進めることをお勧めします。
まとめ：ミニ四駆ジョリージョーカー改造で押さえるべきポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- ジョリージョーカーはトラッキンミニ四駆特有の重量問題を抱えるため、改造の方向性を明確にすることが重要である
- プレミアム版のARシャーシ化により、豊富なグレードアップパーツが使用可能になり改造の幅が広がった
- センチネルポールシステムの導入で、マスダンパー使用時と比較して約39gもの軽量化が実現できる
- サイドボディキャッチ方式を活用し、リアマスダンパーをボディ内部に収納する独自セッティングが可能である
- スライドダンパーの追加は重量増となるが、安定性重視の改造には効果的な選択肢となる
- フロントグリルとバンパーのシルバー塗装は、完成度を高めるために必須の作業である
- ボディの肉抜き加工は軽量化に有効だが、プラバン補強で強度を維持する必要がある
- 620ボールベアリングの導入により、さらなる軽量化と回転性能の向上が期待できる
- タイヤとホイールの選択次第で、トレッド幅の調整やジャンプ時のバランス改善が可能である
- 段階的な改造を重ねることで、トラッキンARマシンとは思えないレベルの軽量化と走行性能が達成できる
ポチップ
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- まりば～すっ☆電脳英雑BLOG ７７３チーム１号「エメラルドクルセイダー」
- ミニ四駆制作改造情報局・トップページ : ＡＲシャーシの改造に挑戦してみたよ！（４）
- ジョリージョーカー – ミニ四駆 @ VIP Wiki 再
- ワイルド路線でボディを製作➁ジョリージョーカー : サブカル”ダディ”ガッテム日記
- トラッキンミニ四駆シリーズ – ミニ四駆改造マニュアル@wiki
- ｢ジョーリージョーカープレミアム｣今は買える時期です。
- タミヤ公式サイト – ジョリージョーカー プレミアム
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