ミニ四駆の世界で「VSシャーシEvo.I」という名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。2010年6月に発売されたこのシャーシキットは、上級者向けの限定モデルとして登場し、今でも中古市場で高値で取引されることがある人気商品です。MSシャーシEvo.Iに続く第2弾として登場したこのモデルは、通常のVSシャーシとは一線を画す豪華な仕様が特徴となっています。
本記事では、VSシャーシEvo.Iの詳細なスペックや特徴、MSシャーシEvo.Iとの違い、そして現在の入手方法まで、幅広く情報をまとめています。これからミニ四駆を本格的に楽しみたい方、上級者向けシャーシに興味がある方にとって、きっと役立つ内容になっているはずです。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ VSシャーシEvo.Iの基本スペックと発売当時の価格情報 |
| ✓ 通常のVSシャーシとの違いと上級者向けの特別装備 |
| ✓ MSシャーシEvo.Iとの比較ポイント |
| ✓ 現在の入手方法と中古市場での状況 |
ミニ四駆VSシャーシEvo.Iの基本情報と特徴
- VSシャーシEvo.Iは2010年6月発売の上級者向け限定モデル
- 定価5,040円という高価格帯の豪華仕様シャーシキット
- FRPパーツやアルミパーツを多数装備した特別仕様
VSシャーシEvo.Iは2010年6月発売の上級者向け限定モデル
VSシャーシEvo.I(アイテムナンバー:94734)は、2010年6月12日に発売された上級者向けの限定シャーシキットです。MSシャーシEvo.Iに続く第2弾として登場しました。
MSシャーシEvo.I に続く上級者向け強化シャーシキットの第2弾「ミニ四駆 VSシャーシEvo.I」が6月12日に発売されました。
出典: ミニ四駆 VSシャーシEvo.I、ついに発売 – TEA-League
発売当時、MSシャーシEvo.Iが流通量の少なさから発売後半年を待たずに入手困難になったという教訓があったため、多くのファンが発売日に購入を急いだと言われています。
📊 VSシャーシEvo.I 基本データ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| アイテムナンバー | 94734 |
| 発売日 | 2010年6月12日(土) |
| 定価 | 5,040円(本体価格4,800円) |
| 全長 | 155mm |
| カテゴリー | 上級者向け限定モデル |
このシャーシキットは、イメージカラーとして赤と黒を採用しており、パッケージデザインもシックで高級感のある仕上がりになっています。
定価5,040円という高価格帯の豪華仕様シャーシキット
VSシャーシEvo.Iの最大の特徴は、その豪華な装備内容にあります。定価5,040円という価格は、当時のミニ四駆用グレードアップパーツとしてはMSシャーシEvo.Iに次ぐ2番目の高価格でした。
🔧 主な装備パーツ
- 専用2分割FRPプレート: シャーシ下面をフルカバーして高剛性を実現
- 19mmプラリング付アルミベアリングローラー(ブラック): 4個装備
- アルミカラー(レッド): 各種サイズを合計22個セット
- ステンレス製皿ビス: 2×10・12・25・30mmの各サイズ
- FRPマルチワイドステー: セッティングの幅を広げる
- FRPリヤローラーステー: 2個装備
- カーボン大径ナローホイール: ハードバレルタイヤ(レッド)装着
特に注目すべきは、シャーシ底面をカバーする大型FRPパネルです。一般的なVSシャーシにはない、この2分割FRPプレートが剛性を大幅に向上させています。
💰 価格帯の比較
| シャーシキット | 定価 | 備考 |
|---|---|---|
| VSシャーシEvo.I | 5,040円 | 上級者向け限定 |
| MSシャーシEvo.I | 5,040円以上 | 最高価格帯 |
| 通常のVSシャーシ | 数百円~ | 標準モデル |
VSシャーシ本体はABSシルバー仕様の特別カラー
通常のVSシャーシとの大きな違いの一つが、ABSシルバー仕様のシャーシカラーです。このシルバーカラーは、発売当時はVSシャーシEvo.Iのみに採用されていた限定カラーでした。
シャーシの形状自体は通常のVSシャーシと同じですが、モーターカバーなどを含むAパーツもすべてシルバーで統一されており、高級感のある仕上がりになっています。
🎨 シャーシの特徴
| 要素 | 詳細 |
|---|---|
| カラー | ABSシルバー |
| 材質 | ABS樹脂 |
| 形状 | 通常VSシャーシと同一 |
| 特別仕様 | Aパーツもシルバー統一 |
おそらく、このシルバーカラーは高級感を演出すると同時に、上級者向け限定モデルであることを視覚的にアピールする狙いがあったと考えられます。
ミニ四駆VSシャーシEvo.Iの詳細スペックと入手方法
- FRPアンダーパネルが剛性向上の鍵を握る
- レッドアルマイト仕様のアルミカラーは今回初採用
- MSシャーシEvo.Iとの違いはベースシャーシの構造
- 現在は中古市場での入手が中心となっている
FRPアンダーパネルが剛性向上の鍵を握る
VSシャーシEvo.Iの最大の目玉パーツと言えるのが、シャーシ底面に装着する2分割の大型FRPパネルです。
シャーシ底面には大型のFRPパネルを装着します。今回の目玉と言っても過言ではありません。
出典: ミニ四駆 VSシャーシEvo.I、ついに発売 – TEA-League
このFRPパネルは、シャーシを完全に覆うのではなく、底面を補強・固定する用途で設計されています。使用されているFRPの量は相当なもので、これが高価格の理由の一つとなっています。
📐 FRPアンダーパネルの効果
✓ シャーシのねじれを抑制
✓ 走行時の安定性向上
✓ 路面からの衝撃を分散
✓ セッティングの再現性向上
一般的には、FRP(繊維強化プラスチック)は軽量でありながら高い強度を持つ素材として知られており、レーシングマシンのボディにも使用されています。
レッドアルマイト仕様のアルミカラーは今回初採用
VSシャーシEvo.Iには、レッドアルマイト処理されたアルミカラーが豊富に付属しています。これは当時初採用となった特別仕様でした。
🔴 レッドアルミカラー セット内容
| 厚さ | 個数 | 用途 |
|---|---|---|
| 1.5mm厚 | 2個 | 微調整用 |
| 3mm厚 | 8個 | 標準セッティング |
| 6mm厚 | 8個 | 高さ調整 |
| 6.7mm厚 | 4個 | 特殊セッティング |
内径2.1mm、外径4mmという規格で、合計22個という大量のアルミカラーが付属しているのは、セッティングの自由度を大幅に広げるためと考えられます。
また、19mmプラリング付アルミベアリングローラーも特別仕様となっています。ブラックアルマイト処理されたベアリングローラーに、レッドカラーのプラリングを装着した組み合わせは視覚的にも印象的です。
MSシャーシEvo.Iとの違いはベースシャーシの構造
同じ「Evo.I」シリーズでも、MSシャーシEvo.IとVSシャーシEvo.Iでは、ベースとなるシャーシの構造が根本的に異なります。
🔄 シャーシ構造の比較
| 項目 | MSシャーシEvo.I | VSシャーシEvo.I |
|---|---|---|
| ベースシャーシ | MSシャーシ | VSシャーシ |
| 主な特徴 | モーター中央配置 | モーター後方配置 |
| 重心位置 | 中央寄り | 後方寄り |
| セッティング傾向 | バランス重視 | スピード重視 |
MSシャーシはモーターを中央に配置する「ミッドシップ」構造で、重量配分のバランスに優れています。一方、VSシャーシはモーターが後方にある構造で、トラクション性能を重視した設計となっています。
どちらも上級者向けの限定モデルとして、豊富なグレードアップパーツを標準装備していますが、走行特性やセッティングの方向性は異なるため、自分の走行スタイルに合わせて選ぶことが重要かもしれません。
現在は中古市場での入手が中心となっている
2010年の発売から15年近く経過した現在、VSシャーシEvo.Iは新品での入手が非常に困難な状況です。
中古市場では、開封済みのものから未開封品まで、さまざまな状態の商品が取引されています。
ミニ四駆 PRO MSシャーシ Evo.I & VSシャーシ Evo.I 開封済
出典: ミニ四駆 PRO MSシャーシ Evo.I & VSシャーシ Evo.I 開封済
💻 入手方法の選択肢
- オークションサイト: ヤフオクなどで定期的に出品あり
- フリマアプリ: メルカリ、ラクマなどで取引されている
- 中古ホビーショップ: 店頭在庫がある場合も
- コレクター間の取引: SNSなどを通じた個人間取引
価格については、状態や付属品の有無によって大きく変動します。定価の5,040円を大きく上回る価格で取引されることも珍しくなく、未開封品であればさらに高値がつく傾向にあるようです。
購入を検討する際は、パーツの欠品がないか、シャーシに傷や変形がないかなど、状態をしっかり確認することをおすすめします。
まとめ:ミニ四駆VSシャーシEvo.Iの魅力と価値
最後に記事のポイントをまとめます。
- VSシャーシEvo.Iは2010年6月発売の上級者向け限定シャーシキット
- 定価5,040円で当時としては高価格帯の豪華仕様モデル
- 2分割FRPアンダーパネルによる高剛性化が最大の特徴
- ABSシルバー仕様のシャーシカラーは限定仕様
- レッドアルマイト仕様のアルミカラーが合計22個付属
- ブラックアルマイトの19mmベアリングローラーを4個装備
- MSシャーシEvo.Iとはベースシャーシの構造が異なる
- 発売から15年経過し新品入手は困難な状況
- 中古市場では定価を上回る価格で取引されることも多い
- 上級者のセッティング自由度を高める充実のパーツ構成
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- ミニ四駆 VSシャーシEvo.I、ついに発売 – TEA-League | ミニ四駆・ラジ四駆・ダンガンレーサーの総合情報サイト
- ミニ四駆 PRO MSシャーシ Evo.I & VSシャーシ Evo.I 開封済 ミニ四駆 VSシャーシEvo.I、ついに発売 – TEA-League | ミニ四駆
- タミヤ ミニ四駆 MSシャーシEvo.I 限定品 シルバーシャーシ② タミヤ ミニ四駆PRO MSシャーシ Evo.I | 鉄道模型・プラモデル
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